[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
猫草
斜面、崖をみて、これまでと少し違う気持ちになる。これまでは断層がきれいだなあとか、あれは何という名前の石だろう、判別出来たらきっと面白いんだろうな、と眺めているだけだった。しかし本を読んで調べると素人にも見えてくるものがある。
白くてぽろぽろ、さらさらした粒、時々黒い欠片が混じっている花崗岩。これは空気や雨にさらされると崩れやすい。表面を触ってみると細かい砂が手につく。でもすぐ隣には硬くてツルツルした岩があったりする。高温のマグマで溶けてまた固まったようなのは簡単に崩れない。マグマは地球の奥深くにあって、噴火で地表面に出てくる。その噴出の仕方や量、冷えて固まるまでの時間、さらにもっと前の地殻変動の痕跡、地球の成り立ち。言葉が足らず、全体を説明できる知識もないが、何か大きな力が働いたんだろうな・・と想像する。
いま、その想像もできない大きな力のほんの端っこ、刹那の中で暮らしているんだなとも思う。ともすれば自分の経験や常識、知識、しがらみが世界のすべてのように思ってしまう。いつもそういうものに振り回され、その中で答えを見つけた気になって安心し。日常の繰り返しは絶えず、小さな同じを積み重ねてできているので、それで構わないようにも思うが、ふと岩石や崖をみると何もわかっていない自分も同時にいる。見ても目に入っていないこと、知らないこと、知ろうとしないこと。
「勉強とか、マジで意味が分からないんだけど!」道ですれ違った中学生が大きな声で友達と話していた。そうでしょうね。うん、「マジで意味が分からない」ことだらけ。それでも進まないといけない。ここではないどこかへ。だから勉強するんだよ、きっと。
<いきいき里山ものがたり>
*わが家のアジサイもサツキも競うように咲いています。お隣りも、そのお隣りの庭にも彩鮮やかに花をつけています。桜は見事ですが瞬く間に若葉に変身しますが、アジサイやサツキは鬱陶しい梅雨の季節に彩を添えてくれます。
*近くの草原に、アカバナユウゲショウが咲いていました。可愛い花です。散歩のときに、草むらに咲いていたのです。探してみると、散歩にも楽しみが増えますよ。私は写真して帰宅してから、花図鑑で調べて楽しんでいます。
*家の近くの広場にナツグミが真っ赤に色づいています。こんなに実がつくのは珍しく、今年は当たり年とか、そのようなこともあるのですね。
=写真の説明も兼ねています。皆さんの投稿を歓迎いたします=
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」