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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  「小閑記」

 

 すべての人は迷い出て、ことごとく無益なものになっている。

  義を行う者はいない。ひとりもいない。

            =ローマ3:12=

 そして御子イエスの血が、すべての罪からわたしたちをきよめるのである。

            =第一ヨハネ1:7=

 

 信仰への入り口は、この事実を認めるところから始まると、先見者は言います。それほど、この事実を認めることは私たちには難しいことなのです。そうして、それを公に告白することを、聖書は求めています。

 私たちは、自らをこれほど徹底して悪いことを承認するのは困難でありますが、しかし、それにもかかわらず、真実なのです。神の光に照らしてみれば、私たちの命はくすぶっている焼け跡、煙れる残り火、傷ついた柱の様なものであります。私たちは罪と咎に死んで、悪は私たちの思いの奥深く浸みとおっております。悪はその汚れた心と手で私たちが考え、語り、為すべきところにおいて、巧みに繕い事をなすのです。

 嫉妬、憎悪、利己心を生甲斐として追い求め、そのために努力する人は果たしているでしょうか。しかし個人であれ、国家であれ、民族であれ、「正義と平和と愛」の旗のもとにことを為してきたのもまた歴史であり、事実であります。しかし、多くの善意もありました。人々のために自らをささげ尽くしてこられた人々は数限りなくおられました。これもまた事実です。

科学は病を克服し、社会に幸いをもたらし、福祉に貢献し、文化は心豊かにしてきました.しかし、その科学が、人の手によって時に兵器に用いられ、多くの殺戮の悲惨を招いたのも歴史が物語っています。力と富は、悪を生み、人を倒します。

 神の裁きは私たちの上にあります。神の真理を美しい言葉で悪用するとき、私たちは迷い出で、永遠の滅びと死に至るとみ言葉は語ります。

 

 しかし、私たちの骨を組み立て、用いてことを為される方が、私たちが真に必要なものは何かをご存知なのです。それは「救い」です。「滅びからの救いです」。「絶望からの救いです」。それをもたらしてくださるお方は、ただお一人、「主イエス・キリストです」。この御方以外に歴史の中に、誰一人存在いたしません。認められない人もおられるでしょう。そう考えるのは、キリスト教そのものの傲慢と言う人もおられるでしょう。そう思われて当然です。

 人の叡知に、そのようなものはありません。キリスト者の信仰の姿にもありません。しかし、神の子・イエス・キリストにはおありなのです。キリストの歩まれたその一足、ひと足を、その語られたみ言葉の一つ、ひとつをお確かめいただきたいと思います。

 

  み恵みは、われに罪ありと感ぜしめ、

   信ずることを、われに教えぬ。

  信じてわれは、平和を得て、

   今や、われ生く。今や、われ生く。

 

 

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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