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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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 「小閑記」

 「あなたがたが見ていることを見る目は、さいわいである」。

         =ルカ10:23=

 私たちはいろいろの物を見、感じ、考え、そして経験として心の支えとして生きています。そのために、怠惰になる人はいないのではないでしょうか。

 

 キリスト者にとって最高の発見は、人生の中にキリストを見たことです。キリストの中にはすべてがありました。

 主を別にして、私たちが見ようとし、所有しようとすることの全ては、イエス・キリストの愛と恵みに比べれば、塵、あくたであると思うでしょう。キリスト者は、その生涯をかけて聖書を読むことを生甲斐にすることを、多くの人は不思議に思われます。しかし、そこに何が書かれているか、一度でも読んだことがある人々でも、ああそういうことか・・・と、生涯の読み物と受け止められないままに、忘れ去られてしまいますが、そこに、何かがあると気づくとき、もっと知りたいと思い、そこに何か支えになるものがあると気づくとき、もう少し読んでみたいと思わせるのが聖書という書物なのです。

 

 「救い」という言葉を私たちは知っています。しかし、主イエス・キリストを見出さなければ、何の値打ちもありません。しかし、その「救い」がイエス・キリストという人物によって裏打ちされたものであるとき、事は変わるのです。多くの方が十字架のネックレスをされているのを見ますが、単なる装飾品ではありません。

イエス・キリストの十字架の死という裏打ちが、キリストの愛と救いの深さが、我が人生の唯一の宝としたいと思う時、キリスト者は聖書を単なる読み物としては読みません。人々はクリスチャンが毎週礼拝に行く姿を見て、どうしてと不思議に思うでしょうが、そこには神様との出会いと霊的交わりがあり、喜びがあることを知っているから、心を整え、教会に行き礼拝に行くのです。

教会は建物です。しかし、そこには神の言葉があり、信仰者の感謝の祈りがあります。心の叫びがあります。永遠の命の約束があり、慰めがあり、安らぎがあります。

 

 キリスト者が希望を失い、祈りと讃美が教会から消え去ることを喜ぶ者は,神に敵対する悪魔だけです。神に信頼する者の心をより弱める力で、いろいろの試みを仕掛けてきます。これから紅葉、行楽のシーズンです。貴重な日曜日、家族と楽しいひと時を過ごしたいと思うでしょう。しかしキリスト者は礼拝に行くのです。人はそれを窮屈な生き方と言うかもしれませんが、それでも行くのもまたキリスト者なのです。

 

私たちキリスト者は弱い存在です。内なる心も外なる体も弱りはて、聖書から心が離れ、心にみ言葉が響かず、弱りはてて祈ることすら出来なくなる者です。その弱さを知っているからこそ、聖書を手ばなさず、祈る心を下さいと願うのもまたキリスト者です。

 励まし合い、支え合い共に祈り合おうではありませんか。「つのぶえジャーナル」は「祈りの場であり、祈りの友が集う」所です。お便りを送ってください。お待ちしています。

教会に行きましょう。聖書を読みましょう。そうして語り合いましょう。

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書籍紹介
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エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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