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世田谷通信(223)
猫草
「フォッサマグナ」って教科書の隅の方に何か書いてあったような、なかったような。興味を持って、関連する本を読んでみても理解も説明もできない。相手が大きすぎてイメージがつかめないのだ。1600万年も前から存在していて、本州の真ん中を貫通する、深さ6000m以上の深い溝。その範囲は首都圏をすっぽりと覆って余りある。そんな面白い地形の上に暮らしているなんて、これまで誰も教えてくれなかった。まあ、聞いたところで「ふうん」と思うだけですが。
巨大な溝といっても、ちゃんと固い地面と知って安心する。そりゃそうだ、日本沈没は小説やドラマの中だけにしていただきたい。長い年月をかけて堆積層、積み重なった地層が固い地面を構成しているのだが、フォッサマグナ地帯の基盤岩は6000mボーリング調査をしてもたどり着けないというのだから、また驚く。地球ってまだ分からないことがたくさんあるものだな、と妙に感心する。そうだよね、地球だってあの夜空に輝く星の仲間だもの、あ、惑星だから光らないのか。地球は動いていて、伸び縮みしていて、生きている。その巨大な活動の薄皮のような地面に線を引いて、国境とか名前をつけて暮らしているのだなと思う。
先日、区の資料室で探し物をしていたら、赤ちゃん連れの若いご夫婦が「断層のわかる地図はありますか」と聞いていた。自分たちの住む場所に断層があるかどうか調べたいからと。防災意識の高い方々だ、ネットで検索すれば国土地理院の活断層図が無料で公開されています、自治体別の土砂災害ハザードマップもありますよ・・、と心の中で呟いた。自分の地域の地形地質の特徴は知っておいて損のない情報だと思う。
<いきいき里山ものがたり>
* 子供の時からこの地に育ち、見慣れたこの地を、「里山・山里」などと言う感覚はないまま、主人と畑仕事をしてきましたが、都会生活の中にいる子供たちには、今で言う「癒し、癒される」地だそうです。そう言われて周りを見渡せば、小川?には魚が泳ぎ、虫たちが飛び交い、野山は淡い春霞、人々は畑の仕事、その穏やかな日々の中にいることへの感謝を、この「いきいき里山ものがたり」を読んで感じさせられています。まだまだ元気ですから野菜の出荷に頑張ります。裏山の筍が楽しみです。 愛媛県 O・Bさん
* ジャーナル友のみなさん、お変わりありませんか。季節は春ですね。ふと目を花々に注ぐといろいろの花が咲き始めています。ヒト目線だと小さな花でも、昆虫目線だとまだまだ朝晩冷える中に咲く大輪なのでしょうね。えーと 、これはトキワハゼでしたでしょうか。サギゴケ、シタバウオ・・・、これもヒト目線だと似たり寄ったり、ほわほわの毛が優しいハハコグサ。「綿屋さんの母子ね!」という絵本の言葉がぴったりです。こんな時期に大量のエゴノネコアシアブラムシ?と思ったら、ミツマタのつぼみでした。樹皮は和紙の原料になるそうです。書き始めるときりがありませんので、後はみなさんにお任せします。猫草
《写真の説明と投稿です》
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」