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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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世田谷通信(225

猫草

顔を合わせての活動というのが制限されるようになって久しい。もはやそれが当たり前のような生活になっている。子どもたちの給食も「黙食」で教室は静かだ。でも一緒に食べるのは楽しいことだし、毎日のメニューも気になる。その日のメニューは子どもたちが食べる少し前に各階のプラスチックケースに配膳見本が置かれるのでわかる。手洗い場の横に来てはかわるがわる、たくさんの子どもたちが時に歓声を、苦手なものだとがっかり、新しいメニューだと好奇心いっぱいの表情で眺めていく。

自分の子どもの頃を思い出すと、主食はほとんど食パン、たまにコッペパンや揚げパン。袋に入ったソフト麺というのがあった。クジラの竜田揚げもうっすら食べた記憶がある。そういえば、「スラッピージョー」というのがメニュー表に載って、何だ?と教室中がざわめいたことがあった。当時そんな名前の食べ物は誰も知らなかった。わくわくしながら当日を迎えると、ひき肉とトマトと玉ねぎを炒めたもので、パンに挟んで食べるおかずだった。誰かが「ミートソース・・」と呟いて、全員が「だよね」と思った。

それに比べると、今どきの給食の美味しいこと、多彩なこと。横文字メニューも多い。主食だけでも麦飯、パスタ、ラーメン、焼きそばに赤飯もでる。パンも揚げパン、ハンバーガー、ココアビスキュイパンなんてお洒落なのもある。

食物アレルギーのある児童には毎回アレルギー除去食が出される。職員室には毎日各教室から電話があって、その度に副校長先生がアレルギー一覧表を確認している。

自分が子どもだった時代にも食物アレルギーの子はいただろうに、そんな丁寧な配慮はあっただろうか。出されたものはとりあえず残さず、好き嫌いなく全部食べろ!という感じだった気がする。牛乳が苦手でどうしても飲めなくて、それでも許されず、毎日掃除の時間まで俯いて教室の隅で牛乳瓶を前に固まっていた子がいたのは覚えている。さぞ苦痛だったことだろう。自分も牛乳瓶のぬるっとした感触が嫌いで、仕方なく飲んでいた。牛乳大好きは少数派で、苦手な気持ちはみんな多少なりともわかる。だけど、我慢が美徳で、多数が正義で、先生は絶対だったから、どうすることもできなかった。

数年前まで世田谷区も牛乳瓶だったが、今は四角い紙パック&ストローだ。職員室では「私これ苦手。いらない。」と言って牛乳を飲まない先生もいる。それを咎める人は誰もいない。それだけでも時代は変わったのかなと、少しほっとする。

 <いきいき里山・山里ものがたり>

  「世田谷通信」さんのお花の写真の紹介と感想で、それまで花などには殆ど興味を示さなかった主人が、お花の図鑑を買って来たり、狭い庭に鉢植えの花を買って来て朝晩水やりをしています。テレビの「XX園芸」を録画して何度も繰り返し見ています。今は12鉢ですが、これから多くなるでしょう。無趣味?から少し成長した主人が素敵ですよ。少し褒め過ぎかも?!      

愛媛県 OBさん

    

6月号の写真の紹介をさせていただきます。…猫草…  

 ⁑ 近くの河川敷でヤマグワが実をつけていました。塾せば野鳥のご馳走になりますよ。

 ⁑ カタバミの中でも派手な色で群生しとても華やかなのに、名前がイモカタバミで可哀想?です。

 ⁑ シロダモの若い葉は白っぽいので、この時期は林の中でもよく目立ちます。それにしても「ダモ」って何でしょう?

 ⁑ アズマネザサを放置するとあっという間に成長しますが、毎年丁寧に刈って斜面に光が入ると春に綺麗な野草が咲きます。頑張ったご褒美みたいな気がします。

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緑を大切に!
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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