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「今月のことば」
悪い言葉をいっさい、あなたがたの口から出していけない。必要があれば、人は徳を高めるのに役立つようなことばを語って、聞いている者の益になるようにしなさい。
=エペソ4:29=
私たちにとって大切なものは数え切れないほどありますが、その中でも、「ことば」が如何に大切かを「今月のことば」で振り返ってみたいと思います。
言葉を話す能力は、神様からの最大の贈物の一つと言えます。「ことば」によって私たちはお互いに理解しあい、意志や思想を表現し、心の中に有ることを語ります。「ことば」によって、お互いの涙を乾かし、背負いきれない重荷を取り除き、心の闇の中に光を灯し、助け合い、生と死を乗り越える光を見出すことが出来ます。
どんな良い音楽も、よい「ことば」のようには、美しい旋律や大きい宝や、幸福をもたらすことはできないかもしれません。キリストの愛の支配するところでは、私たちの「ことば」は、天国に通じる道しるべにもなります。
しかし、私たちの「ことば」が悪く、キリストを救い主と語らないなら、そのもたらす結果は、その口から言い訳のできない「最悪」を招くのです。「ことば」は、滅びと悲惨を招くと思う時、神様に浄めたまえ、と祈る以外にありません。
聖書は、「舌は火である、不義の世界である、それは全身を汚し、滅びに至る」と言います。そうであるなら、私たちキリスト者が語る「ことば」を聞く人々の益になるなら、何と幸いなことでしょう。
私たちキリスト者が交わす「ことば」を多くの人は聞いています。その一言が、その人にとって、思慮のない話、悪いことば、また噂話であるなら、神様は、私たち一人ひとりに、「ことばに注意せよ!」と厳しく警告されます。この警告を、心を低くして受け止め、聞く必要があります。
世界は、言葉の洪水です。ある時期から「フェイクニュース」に色々な形で接する時代になったと言われていますが、それは、人間の歴史そのものと一体でした。混迷と暗闇の時代、見せかけの偽りの平和という時代は、神様から離れている時代でもあるとするなら、神様のこの警告の声に聞き従うことです。
先人は言いました。教会が、キリスト者が、この警告に従わない時、その時代、教会もキリスト者も霊的には精気のない半分死んでいる状態と言うのです。舌を制する者はその魂を過ちから守る、と。
すべての悪意と偽りとを 舌と心と精神とをもって追い払おう。
そうすれば地上は楽園となり 平和と調和はつづき 善意が支配する。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」