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その愛のゆえに』
=時々の記=
(202)
11月15日
主人がクリスマスに向けての俳句を出してきました。
命の主来てくださりぬクリスマス。
御救いを感謝するなりクリスマス。
大いなる星飾られてクリスマス。
憐れみの神を思はぬクリスマス。
苦しみをすべてを委ねクリスマス。 馬場路哉
5回目のワクチン接種の知らせが来ました。12月に接種です。インフルエンザが流行ってきますから早目に接種しておかないと、と思っています。
山茶花や蜂の音して閑かなる。
晩秋や卒寿の信徒召されける。(病床洗礼を受けた方です)月光の曲や悲哀を極限す。 馬場路哉
11月16日
少し山に向かって歩くと山の木々からの落ち葉で道がふさがれてしまっています。滑りそうなので途中であきらめて戻りました。今が盛りと紅葉が素晴らしい色に染まっています。こんな自然の中を歩くことができるのを感謝しています。
茶の花や祖父のたつきを忍びける。(今はお茶の花が白く咲いています。)
破芭蕉大きな日陰とはなりぬ。 馬場路哉
主人は眼科の定期健診です。乱視と白内障の治療です。私も目が次第に悪くなってきているのを感じるこの頃です。今までの老眼では間に合いません。乱視の眼鏡を借りるととてもよく見えるのです。そろそろ眼科医に私も行かなければならないようです。
11月21日
私は今朝は今までに経験したことがないようなことになりました。まっすぐ歩こうとするのに鴨居が斜めになってしまいます。何かをするのに、もとても時間がかかります。何とか本当に何とか朝の支度を整えることができました。それからはずーっとお布団の中に入って休んでいました。午後3時過ぎになると元気を取り戻すことができてほっとしています。今日は主人が私に変わってすべて夕食の準備をして整えてくれました。感謝です。
11月22日
今朝はいつものように元気よく起きられました。少し遅れて朝の散歩にも出かけることができました。ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。何がどうなっているのかはわかりませんが、今のところ元に戻りつつありますのでしばらく様子を見ようと思います。今朝は賛美歌を歌いながらの散歩もできました。金城学院の校歌が大好きなので歌い続けての散歩でした。すると私より若い方が声をかけてくださいました。足取りは年相応に見えますが、毎日散歩を続けているというのは気力があるからですね、と励ましてくれました。その一言がうれしくなっていつもよりも5分長く続けられました。合わせて32分の散歩をしたことになります。
山茶花に蜂は静かに寄りにけり。
老いに活入れたる漆紅葉かな。
小春日やライダー山道好みけり。
傷口を癒されたくてクリスマス。
鹿鳴くや一声のみの夕なる。 馬場路哉
この頃は鹿や猪が我が家の庭先までやってきます。イノシシはしっぽを振ってくれるのです。この頃は鹿や猪に出会うのに慣れてきました。こちらが静かにしていれば野生の動物たちもひどいことはしないのかも。
「美しい朝に」さんが元気になられて手先の器用さを生かすことができるようになられて心から感謝ですね。私の部屋には数年前に送っていただいた折り紙が飾ってありますよ。いつも「美しい朝に」さんのことを覚えていられるように・・・です。多くの方たちがジャーナルを通してお元気になられていくのがとても感謝ですね。
12月1日
サッカーの明日の試合が早いので大変だといっていますが、きっと眠らずに見ることでしょう。今朝も朝4時から起きて観戦していました。どのチームもワールドカップに出場しているのですから見ごたえがあると喜んでいます。主人も俳句を載せていただくのでいつもニコニコ顔になっています。
鹿鳴くや一声のみの夕なる。
傷口を癒されたくてクリスマス。
平和請ひ署名活動秋薔薇。
初冬や淡き色もて空暮るる。
診察を待つや紅葉の絵を眺め。 馬場路哉
12月7日
診療所へ定期健診に行ってきました。先生と面談した後、先生が“この間のジャーナルという雑誌持ってきてくれた?”と言ってくださったのです。さっそく“これなんですよ。”と手渡すと、“これはこのままじゃ、もったいないわ。一冊の本にしないと。”近くにいた看護師さんも一緒に見てくださって、“馬場さんすごい。”と褒められてしまいました。なんだか心がうきうきして幼子のように小走りで家路につきました。先生からすると一冊の本にしておくととても読み返しやすいのに・・・。”でも一冊の本にするにはお金がかかるので、とてもそこまではできないのです”とお答えしました。“ありがとう。もらっておくわ”と気さくに言ってくださった先生に何度もお礼を言いながら診察室を出ました。
これを手渡すのは少し勇気が必要だったからです。忙しい先生ですし、病気以外のことで失礼かなと考えたり。でも神様が私の背中を押してくれたのです。長村さんがこうして尊いご奉仕をしてくださっているのにこれぐらいのことができないのか、とでも言われた思いで、先生にお手渡したのでした。いつもは低い血圧がそんなことを考えているので、いつもは102ぐらいしかないのに今朝の血圧は128もありました。伝道する難しさを痛感いたしました。でも気持ちは晴れ晴れしていますよ。今日一日感謝して過ごせますね。
草刈り̪し広き野原の霜白し。
葛城の裾広々と山眠る。
あれこれの恵み感謝すクリスマス。
猫の来るヒバのてっぺん剪定す。(虎ちゃんはもう我が家のどの樹にでもてっぺんまで登ります。)
鳥の声喜びあぐるクリスマス。 馬場路哉
12月9日
昨日、息子が遅くなって帰ってきました。“どんなに遅くなっても、お帰りとお疲れさんは、我が家の決まり言葉です。すると息子はいつもは“ただいまだけなのに、今日はもう少しで正面衝突しかけたのでめっちゃ怖かった、と詳しく内容を聞くと、どうも相手の車の運転手さんはお酒を一杯飲んでいたように感じた。というのです。猛スピードで中央の車線をはみ出して突っ走ってくるので、こちらは精いっぱいキープレフトをして、思い切り大きな音を鳴らしたら、よろよろしながらまた運転をし始めたというのです。接触事故でも起こしたら大変な事態になりますし、いくら、相手が悪いとはわかっていても気分がすぐれませんから、ほっとしたと言っていました。今でもまだお酒を飲んで運転する方がいるのですね。
今朝も出かける息子を見送りながら、事故にあいませんようにと、祈って送り出しました。
馬場暁美
上野緑ケ丘教会会員
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」