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世田谷通信(234)
猫草
うっかりガスコンロの火を消し忘れることがあって、IHクッキングヒーターに換えて数年経ち、火事の危険は減った半面、全面的に電気に頼っていては停電時どうしよう?と不安にもなる。
昨今のアウトドアブームで、「山でコーヒーを飲む」にちょっと憧れる。まず庭でお湯を沸かしてみようと思った。カセットコンロ用ガスボンベの使用期限が迫っている。いざという時の防災訓練になるかも、と自分にさんざん言い訳して、買ってみたのが小型の折りたためるガスコンロ。畳んだ状態で手のひらサイズ。軽い。地面に設置する脚と鍋を固定する五徳部分を拡げても10㎝程度。キャンプ道具は機能的に作られている。
庭に出る。コンロにガスボンベを接続し、小さな鍋に水を入れて点火。青白い炎が出て、ちょっとびっくりする。当たり前だが、なにせ直火を見るのが久しぶり。そんなことにも緊張する。鍋の水が少なかったので、すぐボコボコとお湯が沸く、だが、屋外なのですぐ冷める。あわてて火を止めて、コーヒーを淹れる準備をする。庭のテーブルが小さくて、ちょっと斜めで危なっかしい。モノの置き場所が圧倒的に足りない。ドリッパーとカップを支え、お湯を入れるも不安定。傾いたカップの中にコーヒーの粉が流れ込む。たまたま風が強めの日だったのも良くなかった。これを山やキャンプ場でやる?とんでもない。ああもう部屋に戻りたい、キッチンでいつも通りにコーヒーを淹れたい。自分で「やりたい」と道具を買ったくせに心の中は後悔しきり。一番簡単に食べられるものをと思ってカップ麺も用意していたので残ったお湯を入れるが、すっかり温度が下がっている上に、量も足りない。とはいえもう一度鍋に水を入れてコンロをセットして沸かす場所も気力もない。しょーがない、と我慢する。コーヒーは粉でザラザラ、カップ麺は硬くて塩辛かった。なんじゃこりゃ。外でお湯を沸かしてコーヒーを飲み、ご飯を食べる(カップ麺だけど)という当初の目的は果たせた。しかし、満足度は低い。点数をつけるなら・・10点。やけどしなかっただけ本当によかった。室内は風が防げて安全で水平だ。きれいな水が出て、スイッチ一つで電気がついて、ゴミを捨てられ、モノが置ける。本当にすごい。しみじみインドア生活に感謝した次第。
庭先のコーヒーとカップ麺を甘く見てはいけない。次は大きめのテーブルとゴミ袋を用意しよう。風で飛ばないようにガムテープで貼るといいらしい。なるほど。
<いきいき里山・山里ものがたり>
佐賀に住む「ジャーナルファン」です。陽当たりのよい庭先に、何と、ツクシ(土筆)が芽を出していました。陽当たりが良いと言っても、まだ2月の下旬前なのに・・・。早春になると田んぼや土手などに、土から筆のように顔を出し、すくすくと伸びて、筆のような形の頭から胞子を散らした後は、枯れてほかの草の中に消えていきますが、きっと土筆は私が最初に春を告げるのよ!とでも言いたげで誇らしく、頼もしいですね。暖かい日は好いですね。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」