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『ほっとひととき「みんなのコーナー」』
テレビのニュースでは10年振りの大雪で、各地は大騒ぎでしたが、ここ新潟は例年通りという感じでした。その雪も解け始めて沢の水嵩(みずかさ)が多くなり、段々畑に流れ始めていろいろの形をした畑や棚田一枚、一枚が陽の光に照らされた鏡のようです。土の中で春を待っていた生きものや、土手の枯草の下には青い草の芽が顔を上げて空を見上げています。雪国の春は、息吹の春でもあります。「ジャーナル友さん」の春の目覚めは何ですか。雪国では、軒の氷柱の先から滴り落ちる雫と勢いを増して流れる小川です。 新潟県 T・Mさんから
雪国でも雪下ろしの便利さを考えた急傾斜の屋根の家が多くなり、昔のような軒先に滑り止めを付けた家はあまり見られません。私の住む家々の軒先には、1メートルはある氷柱が何本も垂れ下がっていて、天気の良い日は陽射しを浴びてレンズのようになっていてキラキラ輝いています。今は、それが解け始めて、どさっという音を響かせてねっこ(ねもと)から落ちるのが春を告げる音です。氷柱(つらら)の先から雨のようにボトボトと滴り落ちてもいます。外に出るときは、濡れないようにそれを見て外にサッと飛び出すのですよ。これから畑には融雪剤の散布が始まり、いろいろの模様が畑アートに変貌するのですよ。 秋田県 L・Kさんから
まだあまり日にちは経っていないのに娘が使っていた部屋にはその姿はありません。新しい大学の院生になりまして、うれしい反面、寂しくてつい携帯を触ってしまいますが、主人からは、我慢、我慢と無言の言葉。本心は主人も娘の様子が知りたいのに・・・、と思いつつ、二人で親バカしています。今は、老齢者になった両親もそのような経験をしたのかなあ~と思い、両親とは毎日、メール交換しています。 宮城県 M・Lさんから
奈良公園には梅林が有り、2月末になると仄かな香りが懐かしく、よく見に行きます。山
地の多いこの地には人手の足りない配達業務の郵便の仕事にドローンを使うなどの見見直し
で光が当たった事は大変な感謝です。地域の皆さまのお役に立つ一助になるかも知れないと
思いました。もう3年前になるのでしょうか、突如始まったコロナで今までの生活が混乱し
ましたが、過疎地への支援が急がれ、いろいろの方のご尽力で改善されましたが、今回の全
国で初のドローンを使う取組みが決まり、山間地の方々は日々の生活の不便さや孤独感を感
じることも多々おありでしょうが、人と人との心の繋がりを大切にして、地域が成り立って
いることを今回の出来事で学び、将来に希望が持てました。 奈良県 N・Rさんから
梅の花に続いてスモモの花が咲き始めました。梅とは違ってダイナミックです。野生的
にさえ感じるのです。こんな美しい春爛漫の日々を、心の病や病床にあられる方たち。
施設に入っておられる方たち。窓越しにでも外の美しさを見ることができるのでしょうか。
また忙しくお働きの方々や、工場や職場でお働きの方々には、それは難しいことかもし
れませんね。私は朝早く船で漁に出ての仕事ですが、出来るだけ、緑に触れたいと思
って過ごしています。 三重県 T・M さんから
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<匿名ご希望の方のコーナー>
ももいろの すきとおる みみに
きこえてくるの はるの ひびき
おかのうえから らん・らん
たんぽぽの ふかふかのうた
本を読んでいましたが、このような詩に出会いました。日常の営みに、大切な何かを忘れていたかのような春の招きがあるのを思わせてくれました。いい天気になると本当に誰かと話しをしたくなる。人でもいい、花でもいい、忙しく動き回るアリさんに、元気だね!と声をかけていました。
=この文章は、全て投稿者から掲載許可をいただいておりす。= 編集子
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」