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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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 『その愛のゆえに』

   =時々の記= 

    (207)

 

4月14日

 昨夜は、急なお客さんがいらして、疲れ果ててしまいました。娘は、私のことを心配してくれるのはありがたいのですが、やせ過ぎだとか、無理し過ぎだとか、厳しく励ましてくれるのです。こちらは別にそれなりのペースでやっているので、そんなに心配してもらわなくても元気で動き回っているから、スリムになってきているのでしょう。いつまでも、今までのようにとは行かないのが心配なのでしょうかね。今から一人で朝の散歩に出かけようと準備しています。マイペースでの散歩は寂しいように思われますが、私にとってはとても楽しいひと時です。自然の生き物たちとお話しできますから。

連名でイースターカード来たりけり。

(執事さんたちがお心を込めて送ってくださいます。)

春の蝶一気にダムを渡りけり。

宮杉の年輪数ふ春日和。(大きな杉の木が今伐採されています。)

ヴァイオリン聴きて白寿や聖五月。

同志社の牧師を忍ぶイースター。(女性の牧師さんから導かれました。)

                             馬場路哉

主人は診療所へ定期健診です。5月は市民病院で精密検査です。今まで神様のお導きによって生かされていることに感謝しかありません。

 

4月16日

 雨は上がりましたが、まだ不安定な気候です。礼拝にいかれたのでしょうか。私は静かに一人で礼拝を捧げています。主人は山添村の産直市場まで、野菜を買い求めに出かけました。

全体にリラックスして柳の芽。

夕暮れやツインツインとさえずりぬ。(燕のことです)

樫の木の狭間はざまに藪椿。

奥伊賀の山大いなり山桜。

固く立つ岩屋の在や山桜。

一山を圧倒しては木々芽吹く。

山吹や昼には日差し届きける。

白椿ピンクを呈して散にけり。

春愁のロダンの作は神求む。

新芽出て重なる程の樫落ち葉。   馬場路哉

主人は山添村では散歩がしにくい季節になってきたと、上野公園まで散歩に出かけました。どこの田んぼでも田植えの準備がされています。そこを散歩するのは私たちだけ気が引けます。荒れてしまった田んぼが多い山添村ですが、それでもまだ頑張って田植えをされようとしている方たちが何人かおられるのです。今日一日神様のお守りがありますようにお祈りいたします。

 

4月26日

先日、食後の歯磨きをしている折に、かぶせてあったものが取れてしまいました。それで先ほどから歯科医院まで出かけて仮の治療をしていただきました。本格的な治療は5月に入ってからです。次々と不具合が出てきますね。すべてを受け止めて日々精いっぱい生きていくことしか考えられません。お隣の方との散歩は、自然の景色を眺めることが少なくて、お話が多くなってしまいます。いろんな話が飛び出してくるので、あっという間に時間が過ぎていきます。昨日は服装が話題でした。お隣さんはリメイクの先生です。古い着物からベストへとリメイクされたり、とても器用な方です。私はそれを眺めてほめるだけのものです。でもそれでうまくいっているのかもしれませんね。

神と我信ずべきとや聖五月。

つちふるや今日は望めぬ伊賀の山。

鹿の角落ちているなり春野原(わがやの裏山に落ちていました)

通ひ路に藤の早くも垂れ初むる。(今年の藤の勢いはすさまじいです。)

猫そばに文芸好み聖五月。   馬場路哉

朝から激しい雨です。野の生き物たちは喜んで恵みの雨をいっぱい吸い込んでいるように見受けられます。散歩は危険ですから中止です。家でできる体操をしたり、掃除機を使って久しぶりに埃を片づけたりして過ごしています。

 

5月3日

 大型連休の後半がスタートしましたね。息子は一日だけのお休みでした。リフレッシュできたようで、今日は元気に出かけました。こちらは一面田植えが始まりました。早いですね。機械で植えていかれるので,一日で一枚およそ一反をサラッと植えてしまいます。私がここ山添村に来た頃は人の手で植えていましたから、何人もの人が来てくださって田植えをしていました。私はその方たちのお昼と夕ご飯の食事係です。何をどうしたのかははっきり覚えていませんが、10人ほどの方たちのごちそうづくりも大変だったのを思い出します。今ではどこのお家ちでも作られていないおやつ作りも致しました。ふき俵というおやつです。大きなフキの葉っぱの中に大豆の入った塩ご飯をおにぎりのようにして包み込みます。それを3時のおやつに田んぼまでもっていくのです。懐かしい思い出として記憶に残っています。

談笑す若葉明かりのただなかで。

村はずれ一木豪華な八重桜。

山吹きや媼の歩く鄙の村。

さえづりの真っただ中へ起き上がる。

(朝五時には燕たちが元気にさえづっています。)

草刈りの始め苦の無く足疲れ。   馬場路哉

最近は足が疲れやすくなったと主人は言っています。30分も歩くと足のだるさが出てきて立ち止まってしまうというのです。やはり年齢ですから、無理は効かなくなってきていますね。

 

5月5日

昨日も今日も暑いぐらいのお天気です。ここ山添村では新緑が増してきています。道を歩くにも車で走るにも大きな緑の葉っぱの下を潜り抜けていきます。緑豊かな自然があふれる山添村です。でも高齢化が進み、この連休の間でも何処のお家も静かなものです。ただ、残っている高齢者がまだ頑張っているのが頼もしい限りです。

少しだけ破れて芭蕉若葉かな。

裏山の山桜なり庭に散る。

雑草を引くや小さき花をめで。

ろう鶯の美声を競ふ夕べかな。   馬場路哉

今朝は裏山からタケノコを掘ってきてくれました。タケノコは掘ってすぐ調理しないと固くておいしくないので忙しい朝でした。ふきも家の近くで成長し始めましたので、こちらも早速調理して今夜の夕食の一品となりそうです。山菜がおいしい季節です。この自然の恵みに感謝して今日も頑張ります。

 

5月15日

 空からは清々しい空気とともに、鴬とは違った小鳥がさえずっています。なんとホトトギスです。やはりホトトギスは一美しい鳴き声で心を和ませてくれますね。気持ちの良い一日となりそうです。若葉から青葉へと移り変わっています。太陽に当たった青葉はまぶしいぐらいの勢いで目にその美しさを見せてくれます。主人が定期健診でした。なかなか帰宅しなかったので心配いたしましたが、神様の憐れみをいただいて、この度の検診の結果も異状なしと言われました。感謝。一つ訴えたいのは私は主人だけでなく息子にも野菜の大切さを言い続けています。野菜は料理するのに面倒ですが、野菜の力によって病をいやす力が与えられているように感じるのです。例えば大根の葉っぱもすべていただきます。またホウレンソウの根っこも赤いところまでいただきます。野菜を購入したら廃棄するところなくいただくようにしています。それが少しは役に立っているかな。

ホスピスに安きあれかし聖五月。

説教と讃美歌ありて聖五月。

暁の静寂に祈る立夏かな。   馬場路哉

 

馬場暁美 

上野緑ケ丘教会会員

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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