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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  その愛のゆえに
  =時々の記=
   (41
6月17日
三重大病院から帰ってきたと思ったら、激しい雷に見舞われ、ドシャ降りの雨が降り続きました。今朝は、その雨が上がり、何ともすがすがしく、朝日が昇り、一日、暑くなりそうです。三重大病院に通院している方、入院している方ともに、重い病の方が多く、息苦しさを覚えるのですが、皆の顔からは、こんな病になんか負けていられないぞと言う、必死さが伝わってきます。苦しみから逃げるのでなく、苦しみ、痛みに立ち向かう強さのようなものを感じ取り、こちらも、ともに闘いましょう、という気持ちにさせられます。200907070752000.jpg
同病、相憐れむと言うことなのでしょう。
前の畑 矢車草の 乱れ咲く
二声の 谷をつんざく 雉(きじ)の声
半日の 雨重たげに 紫蘭咲く        馬場路哉
 
ここ山添では、これから、草刈の「出会い」が目白押しにやってきます。この土曜日、日曜日も村中揃って、草刈です。草刈機をつかえない者は、仕事になりませんから、本当に、主人に行ってもらえるので、助かります。
 
6月18日
今朝も、真夏のような陽が射しています。一日暑くなりそうです。今年は、梅雨入りしてから雨の量が少ない気がいたします。カビが生えないので、私は嬉しいのですが、農家さんは、水不足は収穫に影響しますから大変です。適度の雨が必要なのでしょう。雨を降らせるのも、陽を照らすのも、神様のなせる業ですから、人間は、謙虚に自然の営みを受け止めなければなりませんね。主人は、今日は、毎月の山添村の俳句会に行きます。
高齢の女姓がお元気で、張り切っているとのことです。
 
6月22日
昨夜とても大きな雷が近くの松の木に落ちました。それは、怖かったです。光った瞬間大きな地響きとともに、ドッカーンですから。犬たちは、がたがた震えて怖がって隠れ場を探し求めていました。一番賢い犬は、防空豪のように、深く穴を掘って、その中にすっぽり身をうづめていました。3時間ほど、その中から出てきませんでしたから、よほど怖かったのでしょう。もう、30年以上も前、我が家の裏山の木に落ちたことがあります。その時は、電話線から火が噴出し、とても怖かったことを、思い出しました。
自然の力の恐ろしさをまざまざと感じさせられるのです。
 
6月24日
7月5日は講壇交換日です。久しぶりに違う先生の説教を聞けるのは、楽しみでもあります。会員も、みな張り切ってくるので、不思議に思うことがあります。人間には、新鮮さを求めるところがあるようですね。マンネリにならないように、学校の担任は、長くて2年間、たいていは1年間で交代していました。寂しいようですが、いろいろな個性を持った方に指導してもらって、子供は成長していくのですから。そして、良い意味で、多くの方に指導してもらった方が、一人の子供を見る角度が違いますから、子供にとっては、ほっとするところがあるのでしょう。
犬散歩 谷より匂う スイカヅラ
常滑の 緩やかな瀬へ 鮎放つ(山添村の川では、6月21日に鮎の解禁日になり、各地から、鮎つりにくる方が増えています)
ソラマメの 手鍋に煮ゆる 匂ひ立つ(家の小さな畑で、ソラマメが20粒できました。嬉しくて、二人で、皮をむいて、塩ゆでしたのでした。) 馬場路哉
 
7月5日
7月4日に7月号のジャーナルが届きました。心から感謝して、早速、主人と二人で、読ませて頂きました。なんといっても、今月号で、特別寄稿をよせられた、ベンソン・ヶイン元宣教師のメッセ-ジに、心打たれました。
神の恵み、許し、大いなる愛によって、日本宣教を志し、多くの日本人に伝道し、今も、まだ、その実が豊かに、実り続けていることを伝えられ、こころから感謝し、キリストは憎しみを愛に置き換えてくださる方だと、確信いたしました。
「祈り」では、入院されている息子さんのことを思いやる、ご両親の愛を、深く感じることができました。私たちも、同じ思いで苦しみ、悲しみ、辛かった日々を思い出していました。どうぞ、神様の平安と慰めが、豊かに注がれますように。心病む多くの者の家族を励ましてくださって、有難うございました。
礼拝を 休む人たち 梅雨寒し
白シャツの 増えし教会 窓も開け      馬場路哉
 
7月8日
娘から電話が入りました。7月号のジャーナルをパソコンで、開いて読んだよとのこと。7月号は、特別な思いで、読ませてもらった。
精神的に苦しんでおられる方のご両親の切実な思いを、伝えてくださって、本当に、心打たれたとのことでした。私たちも同感でした。どうぞ神様、心病める多くの友の上に、憐れみ、慰め、励ましをお与えください、と祈ります。
快方を 祈れる医師や 聖五月
梅の実の 落ちて匂ひぬ 朝散歩
土手降りて 摘んでをるのは 夏あざみ
 
7月15日
義母の見舞いに行ってきました。元気そうにしていましたが、入院生活は、辛いと訴えていました。昔話にしばらくの間、花を咲かせ、大笑いして帰ることができ、久しぶりに気持ちよい見舞いとなりました。やはり、ご機嫌が良いときは、若かりしころ、ドクターと言われていたころのことを話題にするときです。今でも、ドイツ語で体の各臓器の名前をしっかり言うことができます。ひとつでも覚えようとするのですが、私たちはひとつもおぼえられず、アホやなと一喝です。
紫陽花の その名の道を 彩りぬ
どことなく 雀の宿や 今年竹
道端に 蛍袋の 灯るなり        馬場路哉
 
馬場暁美
                       (上野緑ヶ丘教会員)
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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