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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  その愛のゆえに
  =時々の記=
    (44
9月24日
秋の大型連休も終わり、どことなく静けさが取り戻されつつあります。名前は、シルバーウィークという、何とも響きのよいものですが、名古屋の往き帰りだけでも、通常の約3倍は時間が掛かってとても大変でした。無事に帰ってくることができて、ほっとしています。「教会の言葉」は、それぞれ、とても勉強になりました。とにかく、各教会が、原点に立ち返って、神さまのみ言葉を真剣に宣べ伝え、祈りつつ歩まねばならないことでしょう。
プラタナス 図書館前に葉を落とす
稽古ごと少し進みて 秋深し
明星の光り残れる 朝涼し          馬場路哉
きょうは、これから犬たちのワクチンの接種です。上野まで、三回往復です。
 
2f67dc97.gif9月29日
三重大病院へ、レントゲンの検査結果を聞きに行ってきました。異常なしと主治医の先生から伝えていただき、いつものことですが、ほっとしました。来年の一月まで、猶予があたえられました。こちらは、久しぶりの雨で、畑の作物や、野の雑草たちもやれやれという感じです。でも、もう少し降って欲しいですね。尾鷲では、豪雨というのに。
 
9月30日
朝から雨です。やっと、地面が湿るほどに降ってくれました。昨日は、やはり疲れましたが、結果が良かったので、あまり気になりません。雨の中でしたが、いつものように、主人と、犬たちと散歩できたこととても感謝です。
絵のごとく 入日に映ゆる秋の雲
日が落つと にわかに起こる虫の声
奥伊賀の雲低くして 花槿(はなむくげ)   馬場路哉
あっという間に、金木犀は、花を落として、今は何の香りも放ってくれません。花の命は短くてとは、桜のことだけではないように思われます。でも、それぞれの生きとし生けるものが精一杯与えられた命を生きているのは、とても励まされるのです。
 
10月5日
今朝は、また、随分冷え込みました。夕暮れもはやくなりまして、6時には、薄暗くなっています。朝は、5時30分にならないと、暗くて犬たちとの散歩はできません。秋の深まりを感じるこのごろです。今日は、10月第一聖日でしたのに、二人とも教会の礼拝に欠席いたしました。というのは、我が家の隣りの長男に男の子が誕生したと言うので、今年の村祭りに村の方に披露する行事が行われます。そのプレ行事が昨日あり、一日中朝から晩まで、手伝いに行っていました。まだ、江戸時代の古いしきたりが脈々と残っている村です。それを受け継ぐものが少なくなっていますが、生きているものたちだけで、続けられる間、続けていこうと言うことです。
 
10月8日
台風18号の激しい雨風が今漸く通過していきます。テレビで、愛知県は、知多半島付近に上陸した模様と伝えていました。名古屋の町並みも写っています。まだ、激しく木々がゆれています。雨も横殴りに降っています。収穫前の農家の方は、大きな被害がありませんようにと祈る思いで、台風の過ぎるのを見守っていることでしょう。今朝の犬たちの散歩には、すこし、勇気が必要でした。気象予報士の方が、外出は危険です。控えてください、と言っておられましたが、犬たちは、お構いなしにせがみます。仕方なく、いつものように、いつもの散歩コースをでかけました。さすがの犬たちも身震いしながら、風と雨をまともにうけながら、無事に行ってくることができました。朝から、奈良市の方から、安否を尋ねてくださる電話が2件もはいりました。感謝です。
朝焼けに浅葱(あさぎ)色なる秋野山
穏やかや山峡(さんかい)覆ういわし雲      馬場路哉
 
10月10日
大きなつめ跡を残して、台風は日本列島を縦断していきました。こちらでは、名張川が上流で氾濫し、下流の山添は危機一髪というところまで、川の水が流れ込んできました。
恐ろしい勢いでしたが、住宅地は大丈夫でした。
今朝は、とても冷え込んで寒い朝となりましたが、これからは、太陽がてりだし、久しぶりに明るい一日となりそうです。
 
10月14日
明日10月15日は、この波多野地区の秋祭りです。神輿や、鬼の行列が我が家の家の前の道を練りあるきます。高齢化がすすみ、500キロあまりの神輿を担ぐものが減ってきました。何とか、8人のメンバーが揃いましたが、さて、8人で、往復八百メートル、石段百三十段あまりを担ぎ切れるでしょうか?昔は、12人以上で担いだと言われます。
宗教とは別にして、笛のピーひゃら、ピーひゃら、太鼓の音は、なんとも、昔懐かしいものです。村の人たちは、一張羅をきて、神輿のあとをついていきます。田舎の人にとって、唯一の楽しみだったのでしょう。若い世代は、そんな風習に目もむけませんが、ここに住み着いた方たちは、はしゃいでいます。
そんなわけで、普段は、枯れ葉がたくさん落ちている道ですが、明日ばかりは、ひとつの枯れ葉のないように、掃き清められます。祭りが近づくと、どこの家も、毎日、掃除に明け暮れます。今も、主人は丁寧に手ほうきで掃除しています。周りの家に合わせないと失礼にあたるので、ちょっと大変です。
 
10月16日
晴れ渡った、祭りでした。みな秋の収穫を無事に終え、神様に感謝する思いを、胸に携え、嬉しそうに、真っ黒に日焼けした顔をほころばせ、歯だけは、真っ白で、丈夫そうな体つきでした。最高齢は、満90歳の方が、神輿の紐を引っ張って、全体をリードしていました。さすがですね。教会でも、こうした長老方が、引退なさらず、教会のあり方、礼拝のあり方をリードしてくださったらなーと。ふと、そんな思いが湧き出てきました。一つ年とる度に、遠慮されて、あまり口出しされなくなっています。もっと、くちやかましく、忠告していただけたらなーと。
秋も、いちだんと、深まってきました。今から義母のお見舞いと、昨日のこちらの様子を伝えに行ってきます。
 
10月17日
瞬く間に、10月も半ばを終え、いよいよ、秋たけなわというところでしょうか。面白いことに、庭の金木犀の一部が、再び、花をちらほらつけはじめ、良い香りを放ってくれています。今朝、どこから、こんな良い香りがするのだろうと、金木犀に近づいてみると、小さな蕾が、そこここについているではありませんか。びっくりしていると、ほのかな香りがするのです。
御言葉に聞く約束や秋深む
木犀や平安なれる日の続く
草の戸の巡らに見ゆる秋の草。
きょうは、久しぶりにうす曇りとなっています。そして、また、いつものように、年寄りだけの村にもどりました。とても、静かです。どこからも、物音ひとつきこえません。
私の部屋の時計の秒針のコチコチと刻まれる音が、妙に大きくきこえてきます。
 
                    馬場暁美
                  (上野緑ヶ丘教会員)
 
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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