2023年7月号
№193
号
通巻877号
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=時々の記=
(45)
10月23日
水曜日祈祷会は、定期大会に小野田先生が出席のため、女性4人だけで行いました。私もそのうちの一人です。男性がいないと言うだけでとてもリラックスした、日ごろの悩み、子育てで困っていること、村の人との付き合いの難しさなど、祈祷会というよりも、おしゃべり会でした。でも、一人で家にいるよりは、何かを得ることが出来ました。
ところが、家へ着くや寒気がしてくるではありませんか。なんだろう。今日は、こんなに寒いのかなと思われるほどストーブをつけました。主人がまだストーブをつけるほどではないぞというのですが、悪寒がとれません。すると、あっという間に、体中に大きな発疹ができてきているではありませんか。新型インフルかな。それとも、またあのアレルギーかな、と思いあぐねていましたが、まったく食欲がでません。
気力もなくなって、ただ布団の中でじっとしていました。しばらくして、少し楽になった気がしたので、簡単に夕ご飯の支度をしたものの、やはり、どこかしゃきっとしません。熱をはかると、38度3分でしたので手元にある薬を飲んでやすみました。
翌日、ありがたいことに熱は、下がっていましたが、全身の発疹は、もっと広がって、首まで登ってきました。診療所で、診てもらいたかったのですが、休診です。仕方なく、一日我慢していました。明日は診療所で、診てもらって、かゆみを留めてもらえたらと、願っています。
過疎なれや 斜面に古き 柿紅葉
外に出でし入院患者庭の秋 馬場路哉
10月27日
昨日の久しぶりの恵みの雨が上がって、朝から、晩秋のほんのり暖かな、お陽さまがてりだしています。犬たちも嬉しそうに、皆揃って日なたぼっこです。
老農の守れる 畑の柿紅葉
散歩する夜明けの遅く 秋深む 馬場路哉
11月2日
寒い朝になりました。昨日の温かさとはうって変わって、この寒さですからやはり11月ですね。山は少しづつ色づいてきました。朝の散歩では、よく見えないのですが、つたは、もう、真っ赤です。柿の葉は、すでに黄色く色づいていますが、その実は、美味しそうなものは、カラスにやられたり、完熟で地面に落ちたものは、いのししが夜の暗いうちに食べてしまいます。いのししも冬の備えて、しっかり栄養を補給しておかなければ、寒い冬を越せませんから。
このごろ、高齢者のかた、介護をしなければならない方、心の病を抱えている方など、みな、礼拝を捧げたくても、その思いがかなえられず、苦しんでいます。そんな方に是非、このジャーナルを読んでいただきたいものと、11月号は、家にあるコピー機で、増し刷りして、配りたいと考えて祈っています。きっと喜んでくれることでしょう。
山と家薄ら見えて 霧の伊賀
病窓に泡立ち草の原広し
細き 苔光らせもして 秋入日
守りをる一枚の田に野紺菊 馬場路哉
明日は、山添村の文化祭です。主人は、俳句を色紙に筆で書いて展示します。私は、専ら、農家さんの栽培された、美味しい食べ物の文化展を見に行き、たくさん買い入れてこようと、意気込んでいます。晴れると良いのですが・・・。
11月6日
野宿生活者の方のことを、ふと、考えていたのです。こう朝、夜中が寒くなってきますと、外での生活はとても過酷です。日本中の教会が、空いているスペースを活用して、一人でも、ふたりでも、困窮されている方に、手を差し伸べることができたら・・・。隣人を愛せよと、口だけで、実行に移すことが出来ないのは、心寂しいです。我が家の犬たちの中で、どうしても、仲間はずれにされる子がいます。その犬のために手つくりの小屋を、二人で今、作成中です。うまく出来そうにありませんが、なんとか、雨風を凌げるようには、してやりたいものです。
鶏頭の伏してをるなり畑の側(そば)
登校す 学生に庭紅葉せる
夕べにも身体の覚ゆ秋日差し
秋深し 愛に恐れのなしと説く 馬場路哉
11月14日
信仰とは、感情の高ぶりから平静さを取り戻したときに、神さまとのかかわりが一層深くなっているものなのでしょう。低空飛行の信仰生活を長く続けていますが、かろうじて、ぶどうの幹に折れかかった一枝として、繋がっていることは、感謝です。山の木々は、うるし色の紅葉が際立って濃く色づいています。桜の紅葉もまた風情があります。我が家の大きなクヌギの木のまわりにつたが絡まりながら赤く染めています。それが、自然のままなので、空に向かってとても、勢いよく伸びているのです。よく晴れた日には、空の青とつたの赤、クヌギの黄緑が交じり合って、さながら絵画の中にいるような、そんな幸せな気持ちにさせられることがあります。
馬場暁美
(上野緑ヶ丘教会員)
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緑を大切に!
書籍紹介
エネルギー技術の
社会意思決定
日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授
「本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
共著者・編者
鈴木達治郎
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント
スーザン・ハント
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
鈴木英昭著
「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円