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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  s-IMG_0153.jpgその愛のゆえに
   =時々の記=
    (56)
 
9月22日
彼岸花が、まっかな色で元気づけてくれています。ちょうど、この時期に咲き始めるので、きっとそのような名前がつけられたのでしょう。こちらは、また暑さがぶりかえしてきました。そんな中、馬場家の総本家のおじいさんが、昨日82歳で亡なくなられました。そこで、急遽、忙しくなってきました。主人は、葬儀委員長をつとめねばならず、私も、ふうふう言いながら食事の手伝いや台所で、一日中立ちっぱなし。この歳になると、立ち続けるのが堪えます。明日も続きます。
山添に来た頃には、4日間、続きました。私は、初めての経験で、貧血を起こして、ぶっ倒れてしまったのを鮮明に覚えています。このような、弱い身体の者がよくも、今まで、この厳しい村で、耐えることができたものだと、今更ながら感謝しています。神様が守ってくださったのですね。
 
10月2日
山峡や光を帯びるイワシ雲
過疎進み老いの集える道作り
わけいればコオロギ飛びぬつぎつぎと
疲れしを徐々に癒せるブドウかな        馬場路哉
 
夏の疲れが、十分にとれますように、お祈りしています。
 
10月8日
今朝は、ぐっと冷え込んで、散歩に出る衣装も冬衣装に替えました。季節の移り替わりがあまりにも早すぎて、ついていけません。この夏の暑さで気力、体力ともに落ち込みました。神様のお守りを祈っている日々です。
寝る前の音楽と聞く虫時雨
上弦の月も明るさ持ちをりぬ
朝顔の末咲きどれも小振りなる
見慣れたる山を明るく月昇る          馬場路哉
 
庭の金木せいが、二、三日前から良い香りを放ってくれています。その木の近くに近づくと、ほんのりと匂います。自然から癒されるひと時です。
今から、冬用の寝具を引っ張り出して、日光欲をさせます。何時、寒くなってもよいようにの準備です。主婦の大変さを感じさせられています。主人は、上野高校の同級生が東京から帰省されるので、久し振りのささやかなクラス会にでかけました。
 
10月12日
この15日は、山添村の収穫秋祭りです。夜、遅くまで笛の音色が響いています。楽譜がないので、吹く人の後ろに回って指先きの動きをまねての練習だそうです。私たちは、およそ、15年振りに笛吹きの方や神輿を担いでくれた方たちに、お昼ご飯の接待をする役目が回ってきて、二日にわたって準備や片付けなどに追われそうです。今から体を休めておかないと、持ちそうにありません。
江戸時代から、伝わってきている祭りですが、だんだん、それを受け継ぐ人が減ってきて、風前の灯火の状態です。教会と比べるのは失礼ですがどこか似ています。若者が、いないのです。
十六夜(いざよい)の御使いの如雲に乗るs-IMG_0136.jpg
有明の丸き月あり犬散歩
霊峰と言われ頂上霧かかる
茶の花のポッと咲きたる日和かな
朝まだきコオロギの声聞きて起く       馬場路哉
 
犬たちの毛が冬の毛に変わりつつあります。これからの寒さに備えて、しっかり分厚い毛が犬たちを寒さから守ってくれるのでしょう。金木せいは、はらはらと花びらを落としています。甘い香りは、消えてしまいました。今は、うす紫の野菊がカレンな花を咲かせています。
19日は、主人はまた三重大学病院での検査です。検査の日が近づくにつれ、また、不安と焦りが入り混じって、精神状態がよくありません。ここまで生かされたことに感謝し、神様に、すべてをお委ねしてと、祈りつつ、過ごしています。
 
馬場暁美
                  (上野緑ヶ丘教会員)
 
 
 
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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