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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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   自閉症者のひとりごとs-IMG_0156.jpg
(42)
 
9月18日
痴呆症の進行している母を受け止めるって難しいなぁと感じるのは、わたしがわたしがという気持ちがあるからだと思います。母を頑固にするのは、わたしが頑なだからだと思うのです。
神様、わたしにお与え下さい。自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを、変えられるものは変えていく勇気を、そして二つのものを見分ける賢さを、というお祈りを、AA のミーティングの最後にチェーンハンドリングでします。この祈りは言葉の深い意味とともに、静かになることを教えてくれます。
 
9月26日
異常に暑かった時のことを思えば、随分楽になりました。昨日から咳が出るので、風邪薬を飲んでおきました。漠然と時間が流れていく、そんな感じがします。昨日、今日と実家に来ています。疲れだかなんだか分からないけれど、礼拝に行く気にならず、横になっています。両親は元気そうです。母は何に関しても、わからんばかりで、考える気力が落ちているようです。
 
10月1日
へビースモーカーではないが、タバコはわたしの楽しみである。今まで何度かタバコを止めようとしたが、意志と根性ではやめられないことがわかり、値上がり前に禁煙外来に通うようになった。これまでも一大決心して挑戦したが2回挫折した。2度あることは3度あるともいうが、3度目の正直ということもある。どちらに転ぶのやら・・・・。
午後からは長い待ち時間の精神科である。ああ面倒くさい。薬で保たれている健康なので、行かなければ仕方がない。買い物をして帰りたいが、開店までにまだ時間がある。いつもの喫茶店で時間をつぶしている。
 
10月4日
今日のAAも神様のご臨在のうちに終えることができました。疲れてぐったりしています。腰が痛みます。タバコは薬物療法を受けているので、身体は欲しがっていないと思いますが、精神的に依存していると感じます。ミーティング会場では飴ばかり舐めていました。医師の「あなたはやめられると思います」の言葉が励みになっていると思います。何事を問わず、何気ない一言が意外な展開をみせるものですね。
実家に行って、母の行動がおかしいとは思っても、それでおたおたはしなくなりました。けれども元気に振る舞うのはなかなかパワーのいることです。
 
10月8日
爽やかな日和ですね。諦めと受け止めるとは違うんですよね。理想の母に何かを望んでも、それは依存だし。理想の母親像を押しつけるのは何もならないことだし、諦めるしか仕方がない。必要なのは母の現実を受け止めることだ。
母への様々な思いを手放さないといけない。神様に委ねる。自分育てを人間に依存しては、いずれ崩れていく。神様のご意志に従って歩むことこそ、満たされ、「生きる」ことができる。・・・これが今日のミーティングとアフターで感じたことです。
明日はわたし達の10回目の結婚記念日だ。特別に何かすることは考えていない。明日は天気もよさそうではないし・・・。ただ一本ユリを買ってきた。願わくばディナーを食べに行きたいなあ・・・。
 
10月9日
わたしのアルコール依存、ニコチン依存、過食、どれにせよ何かを埋めようとする思いからきていると思う。もう埋めるのはやめようと思う。人間的には絶対に埋まらないものだから。アスペという障害から生まれた数々の傷、過去における母との関係、絶対に変わらないこと。アルコール依存症と言われて、はじめて神様に従おうという意識が芽生えた。弱さのうちに完全に現われたのだ。いつか自我が収縮して、愛をもって人のために働けるようになりたい。これは至難の業だが、行動のない信仰は死だと思うから。
(前メールからして)わたしって極端だなあ。おまけに思いと言葉と行いがてんでバラバラ。それが今のわたしかぁ。興奮しています。これを書きながら、クールダウン×2…眠れるといいなあ。
 
10月11日
結婚記念日で、ファッションビルの中にあるフレンチレストランで、ディナーしました。とても美味しくて、ああ何て幸せ。その後、レコード屋(今どき)へ寄って何枚かジャズのレコードを買って帰りました。主人は歩くのが速いので、ついていくのが大変でした。とはいえ、たまには街中のデートも悪くないなと思いました。もっと一緒に出掛ける機会があったらいいのにな。帰ってから早速レコードをかけてみました。アナログ盤もなかなか良いものですね。
 
 加納さおり 
 
『Tさんの叫び』s-IMG_0155.jpg
 
自分の中で、死にたいと思う気持ちと何で死ななあかんねんと言う気持ちが葛藤しています。愛されない者の辛さは、他の人には理解されないんだとつくづく思います。愛で包んでもらったことのない者が、何で神様の愛が判るかと思う。何時も一人で決断し、行動してきた私にとって、愛で包んでもらいたいと望まなかったのかもしれませんが、誰かに支えられていると感じたことがなかった。でも、何時もそばに誰かがいた。でも、今は、いない。
私かて支えられたいし、支えたい。しかし、支える方ばかりでは、倒れてしまう。今は、支える方ばかりで、倒れかかっている。
何で? 何時まで私が? もう嫌だ。全てを放りだしたい。正直に言って、教会に行くのも疲れる。 生きるってどういうこと? 生かされているのかもしれないが、何で生きなあかんのん。使命ってなに?  
主人も、こんな状態になった時に、信仰を捨てたっと言っていた。主人にも支えがなかったからか、自分勝手なことばかりしていた。私には、全てが、理解できなかった。今も主人は理解できないし、支えにならない。安堵感がない。説明しても理解してもらえない。主人に理解してもらえるように表現ができない。
 愛された経験の無い者、アスペの愛の欠落者にどう説明しろというんだ。 今日、私が死んでも誰も困らない。母と兄は、困るかもしれないが、もういい。
このメールだって読まれても消されて、それで終しまい。私の、はけ口程度だろう・・・。聖書にあるでしょう・・・・。私の心に届かなかったら意味がないのだから、もっと判る言葉で説明してよ!
 
 
 
 
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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