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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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 cf6b1df7.jpg その愛のゆえに
   =時々の記=
    (57)
 
10月19日
今、無事に、三重大病院から帰ってきました。皆様のお祈りに支えられ、今回も、何とか、異常なしの診断をいただきました。感謝です。
私たちには、たくさんの試練が与えられ、苦しむことが多いのですが、このように、苦しみの中にあって、少しでも、生きながらえさせていただいていることに、喜びを感じます。
神様は、苦しむ者とともにいてくださる。そして、時にかなって、癒してくださることを、感謝しつつ、秋の山の色鮮やかな風景を、帰りは少し、ゆとりを持って眺めることができました。
 
10月20日
異常なしと診断していただき、きのうは、ほっとしてゆっくり、休むことができました。本当に、感謝しています。ちょうど、丸4年になります。8時間に及ぶ大手術を受け、執刀された先生は、こんなに生きられると言ってくださいませんでした。
でも、先生も、主人が元気で生きていることを、知らされて、驚いていることでしょう。私たちには、考えられない、試練、絶望・・・の連続の人生ですが、全能の神様のなさる業を信じて、日々、過ごすことができることは、幸いです。
神様がいつも、ともにいてくださる。このことを、信じて、一日、いちにちを感謝して、残りの歩みを過ごしたいものです。
 
10月26日
急に、冬の寒さがやってきました。もう、10月も終わろうとしています。私は丸4日間、寝込んでしまいました。夏の疲れだけではないのでしょうが、弱ったものです。ようやく、今朝から、台所に立つことができるようになりました。
田舎の方たちと一緒に仕事をすると、何時もダウンしてしまいます。田舎の方たちは、鍛えられていらっしゃいますので。
過疎進み老いの笛吹く村祭り
朝まだきコオロギのなお鳴けるなり
日を受けてダイヤと見ゆる芝の露
小康を保ちつつあり秋日和         馬場路哉
 
10月30日
ようやく元気になりました。冬が近づいてきたのか、朝、夕の寒さが身にしみます。
参道の掃除されたる村祭り
山の北通える路に女郎花
枕辺の読書用なる秋灯           馬場路哉
夜が早く暮れるようになってきました。読書の秋、芸術の秋、夜長をたいせつに、過ごしたいものですが、一日の疲れで、本を読みながら、居眠りばかりしています。これも歳のせいでしょうか。12月号の写真も、楽しみです。
 
11月2日
主人は、毎月たくさん俳句を載せていただいて、とても機嫌がよろしいです。今朝、産経新聞の編集者の方から、電話がありました。主人の俳句をどこかで、読んだらしく、ぜひ、産経新聞に、常載させてほしいとのこと。もちろんお断りしました。ついでに、ジャーナルを宣伝しておきました。ジャーナルには、毎月、載せてもらっていますからと・・・。
満月の明りに風呂に入りけり
無住寺の裏の谷なるほととぎす
白壁の土蔵や柿の実りおり
野のものに音立つるなり秋時雨        馬場路哉
俳句を作ることによって、老化を防いでいるようですが。最近はお互いに、あれ、それと名前が出てきません。老化が急速に進んでいます。
きょうは、木枯らしが吹きました。寒さがやってきます。
 
11月6日
今日は、私の60ウン歳の誕生日です。また、くしくも、父の亡くなった日でもあります。
三人の兄弟の中で、私だけが父に名前を付けてもらったのです。兄や、姉は、植村環先生につけて頂き、私は、この11月の夜明けに生まれ、その時、見上げた空に、あまりにも、輝き渡った星が印象に残り、暁のように美しくと暁美と名づけられたそうです。
私は、この暁という字が大好きですので、父には、感謝しています。ちょっと、名前負けしていますが。
父は、皆の誕生日には、一年にいちど本を買ってくれました。早く夜になってしまう、さびしい、季節に生まれましたが、本を買ってもらうのだけは、嬉しくて、父が本屋さんに行こうかと誘ってくれるのを、朝から、楽しみにしていたものでした。厳しい父でありましたが、私には、特別、甘かったように思われます。そして、尊敬できる父でした。
 
11月9日
今朝も、冷たい、木枯らしが吹き荒れています。今の私にとって、日曜日は、休養日になってしまいました。精神的にも、肉体的にも、気力も負けています。多くの人に会いたくない。そんな中で、唯一続けられていることは、このジャーナルさんの交信です。
空高く地デジアンテナ上げにけり
ゆっくりと歩く夫婦や秋祭り
介護用ズボンを買ひぬ冬用意
早朝の散歩床しき野菊かな          馬場路哉
先日、一年に一度のお便りをゴタート先生(米国南長老教会女性宣教師)にお送りしました。中学生の英語力しかない手紙なのに、2時間余りかかって、やっと、何とか書き上げることができました。長村さんが、マカルピン先生の遺志を受け継いで、今もなお、文書伝道にご奉仕してくださっていることを中心に、お知らせしました。この、ジャーナルも、ゴダート先生のもとまで届いていると嬉しいですね。
河川敷和やかとなる泡立ち草
木枯らしや帽子三度も飛ばされぬ
一列に、路肩に並ぶ、落ち葉かな        馬場路哉
 
 
 
馬場暁美
                  (上野緑ヶ丘教会員)
 
 
 
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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