2023年7月号
№193
号
通巻877号
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その愛のゆえに
=時々の記=
(60)
1月15日
こちらは、この年に入って、非常に寒い日が続いています。毎朝、五時半に起床するのが、気合をいれないと起きることができません。主人と二人で、ルターによる「日々の御言葉」、「聖書」を読み、祈って家を犬の散歩にために6時に出発です。夕方は、ずいぶん日が伸びてきて明るさが出てきましたが、朝は、少しも変りません。真っ暗です。
はやく、温かい春が来てほしいと、いつもこの季節に、同じことを考えてしまいます。
特に、今年の寒さは特別きびしいので、その思いは強いです。
老二人白菜畑にいそしめる
広大な谷の高きに冬の月
シンビジウム良き色放ち去年今年 馬場路哉
今、外を眺めると間もなく、また雪になりそうな気配です。明日にかけて積雪注意報が出されています。各地で、センター試験が行われています。この時期、雪で受験生は大変でしょう。息子が張り切って、センター試験を受けに行ったころが、懐かしく思い出されます。
1月17日
昨日から、また、一層厳しい寒さがやってきました。我が家の水道管は破裂してしまいました。業者の方に頼んでいますが、どこもかも、このようなことが起きているのでしょうか。なかなか来てもらえません。普段、当り前に出てくる水が出ないとなると、水のありがたさと、一滴の水を大事にしていなかった生活をせめてしまいます。家から数百メートル離れた山に井戸があり、その井戸から主人がバケツで汲み上げてきてくれました。お皿は、水をつかわずティッシュでふき取って、水を倹約しました。何とか、一日は過ぎましたが、あと一日このような生活をしろと言われると、お手上げです。便利な生活に慣れた人間は、我慢ができなくなっています。昔のひとは、もっと不便な生活に耐えていたのでしょう。
1月22日
水道管の破裂も、ようやく業者さんに来てもらって直していただけて、もとの生活にもどりはじめました。こんどは、破裂しないように、電熱線をしっかりまいてくれました。
我が家の隣も、きちんと防備してあったそうですが、水道管が地下で、破裂してしまったとのことです。みな、あまりの厳しい寒さに、身も、心も、震えあがっています。
庭の梅は、しっかりこの寒さの中、つぼみを付け始めています。
讃美歌にありましたね。「忍びて、春を待て、雪は解けて、花は、咲かん・・・」。
この寒さに耐えなければ、春は、こないのですね。何か人生と、似ていますね。
新雪や踏みしめてみる通学路
辛抱のよき犬傍(そば)に春を待つ
雪嶺を望む施設を訪ひぬ(とぶらいぬ)
走るもの歩くものあり冬日和 馬場路哉。
主人の母が、この31日で、93歳になります。ところが、最近、食事が進まなくなってきました。わたしたちは、毎週見舞いにいきますが、行く度に小さくなっていて、とても、さびしいです。主人の母は、口癖のように言っていたことが、頭の中をかけめぐります。人間は、自分の口から食事ができるあいだは、大じょうぶや。どんな良い点滴よりも、この口で、物をかんで食べられているあいだは、生きてられると。
一日でも、長く生きて欲しいというのが、こどもたちの願です。
2月1日
今朝、散歩の帰りに、郵便受けをみますと、2月号のジャーナルが届いていました。
1月31日。今日で、一月がおわりですね。アッという間のひと月でしたが、寒さとの戦いの月でもありました。二月号のジャーナルを、こんなに早く手にすることができ、感激して、読み続けています。
読み進めていくうちに、遠山さんの、「ビルマ戦犯者の獄中記」が目にとまりました。
遠山さんの思いが伝わってきて、読んでいるわたしも、涙があふれでてきました。よくぞ、本国に帰ることができたものですね。
神様のお守りと、お導きによって、遠山さんを日本に帰していただけたのですね。
マイナス5度の寒さです。寒いというより、頬にあたる風は痛さを感じます。
眩しかる一月の日の沈みけり
風の中凛と上向き花やつで
枯れ芝を踏みてリハビリ散歩しぬ
福音は御子の啓示と読み始む 馬場路哉
今朝もまた水道からの水が出ません。先日、寒さ対策として電熱線を水道管に巻いてもらって直したところですのに。一日、また、井戸からの水で、我慢しなければなりません。
でも、雪国の方を思うと、これぐらいのことは、我慢しなければなりません。
先日、羽野先生のお母さんをお見舞いに行ってきました。94歳になられているのに、こちらのほうが励まされて帰ってきました。枕辺には、聖書が置かれてありました。
毎朝聖書を読んでいるの?とたずねると、読んではいないけれど、お守りと思って置いているのやでと。お別れに、二人で、手を合わせてお祈りをしてきました。
笑顔で、見送ってくださいました。温かい気持ちになって家に着くことができました。
2月4日
昨日から、日中は、温かさを感じられるようになってきました。一昨日の病院行きの疲れが出たのでしょうか。今朝は、この犬たちを飼い始めて十年になりますが、朝の散歩に起きることができませんでした。昨夜から、頭がいたく早くやすんだのですが、今朝は、どうしても、頭があがりません。主人が、どうすればいいの?と心配してきますので、犬たちは、賢いから、全部、放してやって。絶対、きちんと、かえってくるからと。
外で、犬たちが、早く起きなさいと何度も、吠えてくれるのですが、今日はだめ。ごめん。ちゃんと帰ってくるんだよと伝えて、放してやると、嬉しそうに、一目散にいつもの散歩コースをかけていきました。20分経過。次々と我が家に帰ってきてくれました。みんなそろったのは、6時半でした。やれやれ。
主人は、枕元まで、朝の食事を持ってきてくれました。温かいお茶、おかゆ、リンゴ、チーズ。削りカツオに梅干し。有難う。私が主人にこのようにしてあげることは、何度もありますが、ここ最近、寝込んだことのないわたしでしたから、感激してしまいました。
それからも、ずーと寝ていようかと、思ったのですが、外をみると、日差しが明るく、気持ちよさそうなので、起き上がり台所へいくと、後片付けは何もできていません。やはり、主婦って、丈夫で家族を支えることが大切なんだと感じました。
2月に入って、春を感じさせられる日がでてきました。でも、これから、冬の寒さの疲れが出やすい時ですから、どうぞ、お大事になさってください。
2月11日
来週、三重大病院へ、検査結果を聞きに行きます。ここまで生かされていることに感謝して、すべてを、冷静に受け止めようと、祈りつつ、過ごしています。
老い散歩杖つきながら着ぶくれて
廃れ屋の脇の八朔あからみぬ
風に乗りトンビ笛吹く冬日和
句会より戻る夕餉や笹鳴きす 馬場路哉
きょうは、主人の叔母がなくなって、一年になるので、仏教でいう一年忌の日でしたが、この大雪のため、中止となりました。下の道路を走る車も少なく、静かな朝です。
2月15日
昨日からの激しい雪で、こちらは、およそ35センチ積もりました。そのため、三重大病院へ行くことができそうにないので、キャンセルをしてきょうは、止めておこうと思っていました。すると、少し日が差してきたように感じられましたので、思い切って行くことにしました。何とか家の前の坂道を、滑りながら、広い道路に出ることができ、名阪も午前7時半に通行可能となり、三重大まで、行きつくことができました。
検査の結果、先生から、経過は順調ですね。はい、大腿部すべて、異常なしですよ、と言っていただき、雪道の中、やはり無理してでも来てよかった、と心から感謝いたしました。お祈りに支えられ、ここまで、生かされていますことに、改めて感謝いたします。
これからも、どんなときも、全能の神様がともにいてくださることを、信じて、「たとい、死の影をあるくことがあっても、わたしは、禍を恐れません。あなたが、私とともにおられますから」。と讃美した詩編の詩人のように、神様を仰いで、歩んでまいりたいと、願いつつ、帰路につきました。
まだまだ、家の周りや、坂道は20センチの雪で長靴なしでは、歩くことはできません。
感謝して。
馬場暁美
(上野緑ヶ丘教会員)
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緑を大切に!
書籍紹介
エネルギー技術の
社会意思決定
日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授
「本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
共著者・編者
鈴木達治郎
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント
スーザン・ハント
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
鈴木英昭著
「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円