忍者ブログ
2023年7月号  №193 号 通巻877号
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  その愛のゆえに
   =時々の記=
    (62)
3月18日
東北、関東大震災から、ちょうど、一週間がたちました。私のいとこが二人、北海道から、岩手にでてきているのです。地震発生から4日目、一人のいとこと電話がつながりました。
何とか、命は取り留めたが、まさに、生き地獄そのものだと。
友達の多くは、今も、行方が分からないままになっているとのことでした。あと一人のいとこには、電話が故障のため、通じません。内陸部(一関)なので、大丈夫だろうとのことでした。それに加えて、福島第一原発の放射能漏れ、うまく制御できるのでしょうか。
人間の業がいかに小さいものであるか思い知らされている日々です。
それにしても、寒いです。どうぞ、被災者の方たちに優先で灯油、ガソリン、食べ物を配給してあげてほしいです。私たちには、なにもなす術がありません。神様の憐みを祈るのみです。
 
3月24日
東北、関東、大地震に加えて福島第一原発の三重苦に何十満もの方が、この寒さのなかで、支援の手を待っています。息子は、今、病気療養中ですが、それでも、ボランティアに行きたいという気持ちにかき立てられていました。行けなくても、その気持ちを届けようよ、と話し合っています。この私は、16日から、発熱、激しい咳、診療所でたくさん薬をもらって、飲み続けていましたが、21日まで熱がさがらず、このまま、肺炎にでもなってしまうのかと、案じていましたが、やっと22日熱がさがり、食欲も出てきました。
東北地方の方は、伝道所でも、教会でも、牧師先生がとても苦労されています。かならず、副業として、何かをして働いておられます。ぜひ支援の輪をひろげ、何か、助けになることを発信させてほしいです。
 
3月29日
ようやく、春の日差しが照りだしました。ツバメが、今年も忘れずに、我が家にやってきてくれました。悲しみを忘れさせてくれるかのように、元気にさえずってくれます。はっと、ツバメに気づかされ、おはよう、と声をかけています。
震災の甚大さに、今年は、山添村の桜まつりも中止です。
盛岡のいとこたちは、医師として、薬剤師として、不足している医薬品を避難所に運んでいるという知らせがはいりました。生きている者は、申し訳なくて、じっとしていられないといって毎日、ボランティアに出掛けているそうです。
幼子の風船持てる春日影
大学のチャイム聞こえてのどかなるs-CCF20110422_00004.jpg
枝うちをされたるヒノキ山笑う
春雨や伊賀も甲賀も煙をる         馬場路哉
きょうは、久しぶりに、風邪のばい菌を追い出そうと、布団ほしです。
 
4月2日
ようやく、4月がスタートいたしました。今年は、うきうきした新入社員の顔は見られません。(テレビで見ている限り)
せっかく内定をもらっていた人たちが取り消されたり、自宅待機であったりですから、働けるという喜びと同時に、なんとか今の状況を若者の力で、打破して行かねばという決意があらわれていました。このような時だからこそ、日本中が一つになって、復興に手を差し伸べていく必要があります。
一人ひとりの力は弱いですが、みんなの力を合わせれば、何かできる、という本田路津子さんが歌っていた”独りの小さな手”の歌詞を思い出して、被災地の方々へ、祈りのメールを送り続ける必要があります。
 
4月5日
昨日は、主人に連れられて、およそ、2キロほどある役場まで、期日前投票に歩い出掛けました。普段、犬たちに引っ張ってもらって、散歩しているだけですから、2キロを自分の力で歩くのは、とても疲れました。途中、膝が痛くなり、その上、股関節も痛くなって、土手にしばらく座って休憩をしながら、何とかたどりつきました。
選挙管理委員の方たちが一斉に歩いてきたのかと、声をかけてくださり、それはご苦労さん、と言ってもらって、車社会で、いつも歩くことを忘れていた自分を振り返る良いひと時が与えられたような気がいたしました。
それにしても、22日ぶりに助けられた犬が、飼い主と再会でき喜んでいる場面は、涙をさそいます。どんなにか、こころぼそかったでしょう。
啓蟄や老いも幼なも公園へ
山峡の隙(すきま)より雪嶺見はるかす
薄氷を割りて老犬水を飲む          馬場路哉
 
4月10日
ようやく、ここ山添にも、春がやってきました。被災地の方には、申し訳なく思いますが、やっと迎えた春。桜の開花も、一週間おそく、咲きはじめたところです。いつもの年と違って、どことなく、さびしげな、遠慮気味に咲きはじめています。日本のどこかで大変なことが起きているのを知っているかのようです。自然界の生き物ですら、何かを感じ取っています。そして、その悲しみを訴えています。
私たち人間には、もっと、何かできるはずです。
神様に祈ること。復興に向けて励んでいらっしゃる方たちに、祈って支えることができますから。
 
馬場暁美
                  (上野緑ヶ丘教会員)
 
 
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ブログ内検索
カウンター
★ごあんない★
毎月第一日更新
お便り・ご感想はこちらへ
お便り・ご感想くださる方は下記のメールフォームか住所へお願いいたします。お便りは「つのぶえジャーナル」の管理人のみ閲覧になっています。*印は必須です。入力ください。
〒465-0065 名古屋市名東区梅森坂4-101-22-207
緑を大切に!
お気持ち一つで!
守ろう自然、育てよう支援の輪を!
書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

b997b4d0.jpg
 









「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
 a0528a6b.jpg









「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

0eb70a0b.jpg








さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

Copyright © [   つのぶえジャーナル ] All rights reserved.
Special Template : シンプルなブログテンプレートなら - Design up blog
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]