2023年7月号
№193
号
通巻877号
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眸
初めて壊れて惨めな姿の実家に行きました。あまりの変りように心が疲れました。所々ににあった桜が、今は満開ですが、多くの木にはたくさんの傷がありました。それでも咲いていました。家族や近所の人々の家の木もたくさん傷を負っています。一番驚いたのはもう山つつじが咲く準備をしていたことです。
東京都 M・Sさん
主人は東電の孫請け会社で働く社員ですが、今までお世話になった東電だし、地元にとって失いたくない企業だし、地域の人に安心して貰えるように頑張るしかないと、毎日出かけます。仕事のことは何も言いません。私や子供たちに心配させたくないのと、外部には言わないようにということが有るかもしれませんが、分かりません。分るのも不安、分らないのも不安です。みなさん、理解してください。
福島県 A・Aさん
この度の震災は未曾有の被害をもたらしました。人々の心を砕き去り、全てを奪い、失いました。家族を失い、ただ呆然と立ち尽くし、生きる道さえ見い出せません。生き残った者も停電による暗い日々、寒さに震え、食べ物もなく、明日を考えることさえ出来ない存在になってしまいました。どうしたらよいのだろう。心に浮かんだのは「ヨブの試練」でした。絶望の中でこそ、ヨブは神様を仰ぎ見ていた姿でした。「つのぶえジャーナル」を見ておられる被災された皆さんとご一緒に神を仰ぎ見て生きます。
岩手県 K・Kさん
私の住む沖縄は、青い海と太陽と花一杯です。庭には透かしユリの黄色に似たヘチマが真夏を呼んでいます。海には色鮮やかな小魚がのどかに泳いでいます。今、被災された皆さんの海の表面は青くても、その下は悲しみの瓦礫が美しい海を覆っているのでしょう。海は命です。よみがえります。島を離れたことのない私ですが、景勝地三陸の海を一度は訪問したいです。
沖縄県 G・Gさん
母の楽しみは、好きな花を植えて楽しむことですが、毎日事故の悲惨な様子を見ていて、自分だけ好きなことしていては、申し訳ないと言うのです。同じ位の年齢の方を見ているととても辛そうでしたが、球根でも植えようね、と狭いマイガーデンに出掛けて行きました。母の後ろ姿に安堵感が見えて、少し泣けてきました。お母さん、元気でいてね!
愛知県 T・Sさん
26年前、私たちの新婚旅行は松島でした。緑のお椀を伏せた島々に小さな白波と行き交う遊覧船を遠くのホテルから見つめていました。親切で、何処となくごつごつした言葉が私には何か心地よいリズムがあって、今も心に残っています。あの松島が・・・・。主人と、今は悲しくて行けないが少し落ち着いたら、今度はゆっくり旅に出ようと話し合っています。テレビに映し出されるお年寄りの方々の姿を見る時、私たちを笑顔で迎えてくださった方々なのね、と主人と話しています。
大阪府 K・Kさん
最近、二人の子供の様子が変ってきて、心配です。夜中に起き出して辺りを見渡したり、物音に怯えたり、泣き出したりすることがあり、東京の大きな病院で検査をうけようと思っています。何か難しい名前で、大きな事故後に起こる精神的な病気と記憶していますので、確りと診察を受けさせたいと思って、友人に予約を取ってもらいました。わたしも最近精神的に不安定な感じがあり、わたしも受診することにしました。
茨城県 G・Kさん
初夏ですね。活動しやすい季節です。
連休は休みが取れたのでゆっくり過ごすことが出来、感謝しています。お世話で忙しいのですが、「誰かに頼られるということは生きがいですね」と言ってくださる人が在りました。大変ですが確かにそうですね。自然が近くに沢山残っている場所なので田舎育ちの私は自然に触れることでリフレッシュできます。先日もハイキングしたのですが 新緑の美しさに感動しました。自然の恵みには癒されますね。
毎日に忙しさを感じる時ほどジャーナルを読み、生活を振り返る様にもしています。そうすると以前は気付かなかったことに気づかされたりと、生き方が深まる気がしています。6月号も楽しみにしています。
奈良県 N・Rさん
(庭の木の鉢の根元に鳥か虫か風かに運ばれて咲いた白い花)
(庭の木の鉢の根元に鳥か虫か風かに運ばれて咲いた白い花)
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緑を大切に!
書籍紹介
エネルギー技術の
社会意思決定
日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授
「本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
共著者・編者
鈴木達治郎
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント
スーザン・ハント
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
鈴木英昭著
「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円