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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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   自閉症者のひとりごと684390c0.jpg
(49)
 
5月17日
実家でNHKのクローズアップ現代を観ました。認知症ケアについてでした。自己認識の低下、老いていく喪失感、しかし、感情は残っているので、できることを褒める、そうすると、認知症の症状が進む速度が遅くなるし、お互いが楽になる。というようなことだった。なるほどなぁって思うけど、実際に毎日接している父は大変だと思います。そんな毎日笑顔でいられないじゃないですか人間だもの。わたしは都合のいい時に離れられるからいいけど。母は相変わらず、父に叱られると思って、わたしにあれこれしてくれというので、どこまでしてあげればよいのか、迷ってしまいます。
 
5月18日
朝、母と散歩がてら、身障者施設にある喫茶店へ出かけました。目当てはモーニングです。
帰りは足が痛いと言っていました。普段歩かないからでしょう。それでもよく歩いたなぁ、と感心しました。わたしは昼頃もう一度自分の速度で歩きました。帰り道、デパ地下に寄り、父の日のプレゼントを注文し、夕食を買いました。疲れました。

5月25日
またもや禁煙に失敗してはや数ヵ月、主人にまた禁煙外来に行ったらと言われて、まだ1年経っていないので、健保は効かないし・・・と思い、ずっと悩みましたが、天気のよい日は今日で最後と、思い切ってクリニックの近くの喫茶店までやってきました。自費は痛いと思いつつ、その方が効果があるかもと思い直しています。今度こそは、ニコチンに対して無力であり、ニコチン中毒であると認めて、タバコを手放し、神様を信じてお委せしよう。完治しないけど、回復できる病なのだから。クリニックでは、前の診療所で一年間が過ぎるのを待ってからの方がよいという判断ですが、自費で構わないのでと・・・。金銭的には負担です。そして二度あることは三度あるっていうから続かないと思われているのでしょうね。・・・・。今、診療が終わりました。自由診療のメリットは、期間が終了しても薬が続けられる点です。お金は診察代と薬代とで\12000くらいかかりました。ちびちびタバコ買っているのとどっちが安いのかはわかりませんが、主人と母との信頼もかかっていますから、それも計算に入れないと。
次回は2週間後です。イライラして苦しんでいるだろうなぁ。
 
6月6日
あるアスペの人とのお話・・・・。そうね、わたしも多分同じ特徴が当てはまります。薬物にも溺れ、酒とちゃんぽんして、ブラックアウトを起こしたり、そんな20代でした。
ネットで初めて軽度発達障害を知り、コロニーに問い合わせをして、辿り着いた診療所が今通っているクリニックです。この専門の医師に辿り着いたのは30代半ばでした。それまで、理由のはっきりしない、慢性の軽症うつだと診断され、合わない薬を10年以上飲み続けてきたのです。アスペだとわかって、本当に救われました。どこまで努力しても報われることなく、自分を責め続けていたことに、やっと終止符が打てたのです。だから、今後は、アスペの特徴を持ちつつ、どう社会と付き合っていくかを考えて生きるかが課題です。高機能広汎性発達障害が認知されるようになったのは、90年代に入ってからです。だから、理解されるのは難しいことだと思われます。本人ですら、自分自身をどう理解したらいいのか戸惑うくらいですから。
どの障害でもそうですが、軽度はハンディキャップが軽いのではなく、目立たないだけ。アスペの脳の回路は、大多数の人と違っているのですから、行動や言動が違っているのは当たり前なのです。これからの啓発活動に期待するくらいしか出来ないのは残念ですが、これが現状なのでしょうね。お互いに支え合い、情報交換しましょう。
 
 加納さおり 
 
 
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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