2023年7月号
№193
号
通巻877号
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自閉症者のひとりごと
(58)
3月10日
最近、何か自分に出来る仕事がしたい、と強く思うようになりました。社会や人と繋がっていたいと思うようになり、昨日、心理士と主治医とに仕事の条件などを含めて話ました。週2~3回数時間で、スモールステップでやって行ったらどうか、ということでした。継続は難しいよ、とのこと。作業所や障害者枠の就労のほうが、人付き合いは煩わしくなくていいのではないかと。ボランティアは人との関わりが大変とのこと。自分に何がしたいかよく考えます。自分の長所といっても、出てこないけど単純な手作業がやってみたいと思っています。通い易いところで。
身心共に日替わり定食だから、とドクター.に言われました。段階を踏んでやれたらいいです。今までも、希望と挫折の繰り返しでしたが、その繰り返しがわたしのスタイルと最近思えるようになって来ました。
3月13日
実家に来ました。母から電話が頻繁にかかってきたので・・・。両親は何とか元気そうです。夜、裏の部屋でくつろいでいたら、母がやって来て、ヨーグルトを差し入れてくれました。優しいなぁと感じました。何時もわたしのことを気にかけていてくれるらしいけど、それが微妙に的外れで、それがわたしをイラつかせます。我がままとアスペの両方です。
3月26日
最近、体調も気持ち的にも不安定です。今日も水中毒らしい症状が出てきました。手足が痺れて、頭がぼんやりしています。まずいと思って、塩を食べたり、コンソメスープを飲んだりしました。わたしって、すぐに何でもハマってしまうからなあ・・・。これからは水分を控えなきゃ。幸いにも、塩分を含んだ飴を8個なめて、症状は収まりつつあります。よかった。
もうあんながぶ飲みするのはやめよう。死ぬ可能性があるのだから。依存症のわたしは、何でも依存してしまいます。依存症は治りません。これも理解されない一生続く病です。
ただし、健康な心になりたいと思えば、回復のステップを踏むことができます。それには自助グループが必要になります。そして神様に願うこと。自分の力ではどうにもならないのですから。
3月28日
実はわたしは拡大鏡派です。最近、遠くも近くも見えなくなって。近視の上に老眼が入って。眼鏡を変えたのですが、これが限界です。自動車運転免許のレベルまで達していないのですが。弱視者用PC拡大鏡が破格で手に入るとありがたいのでしょうが。ユニバーサルデザインがあるように、みんなが使いやすいものはないのかなぁ。
3月30日
ペダルをこげばととにかく必死になってこぐ。ですが、ペース配分ができないんですね。今日は筋肉痛を覚悟していましたが、大丈夫です。脚の筋肉はわりとあるんですが、腕や握力が全然ないという、子どもの頃からのアンバランスさがいまだにあります。アトピーや筋力のアンバランスさは、アスペには多いそうです。しかし、運動不足には違いない。
今日も頭の中で音楽が鳴っています。就寝中はありませんが、起きているときはほとんどですね。
4月5日
事業所の見学に行くので、整理してみようと思って、履歴書を書きました。職を転々としているので、何年にどこそこになんて書けなくて、悪戦苦闘しました。忘れたものは仕方ないので、適当に書いておきました。
それにしても、疲れました。自分に合わないことばかり、仕事にしてきたんだなぁと思いました。
事業所まで来ました。見学の時刻までまだ時間があったので、近くに喫茶店を見つけて、ほっと一息。久しぶりにヒールを履いているので、腰が痛くて。どんな所なんだろう。とくに職業訓練校のようなところではなく、就労のために必要な健康や自己理解やコミュニケーションなどを身につけるところのようです。精神障害者や発達障害者を対象としています。
わたしはブランクがあるので、通うことからのスタートです。
加納さおり
(58)
3月10日
最近、何か自分に出来る仕事がしたい、と強く思うようになりました。社会や人と繋がっていたいと思うようになり、昨日、心理士と主治医とに仕事の条件などを含めて話ました。週2~3回数時間で、スモールステップでやって行ったらどうか、ということでした。継続は難しいよ、とのこと。作業所や障害者枠の就労のほうが、人付き合いは煩わしくなくていいのではないかと。ボランティアは人との関わりが大変とのこと。自分に何がしたいかよく考えます。自分の長所といっても、出てこないけど単純な手作業がやってみたいと思っています。通い易いところで。
身心共に日替わり定食だから、とドクター.に言われました。段階を踏んでやれたらいいです。今までも、希望と挫折の繰り返しでしたが、その繰り返しがわたしのスタイルと最近思えるようになって来ました。
3月13日
実家に来ました。母から電話が頻繁にかかってきたので・・・。両親は何とか元気そうです。夜、裏の部屋でくつろいでいたら、母がやって来て、ヨーグルトを差し入れてくれました。優しいなぁと感じました。何時もわたしのことを気にかけていてくれるらしいけど、それが微妙に的外れで、それがわたしをイラつかせます。我がままとアスペの両方です。
3月26日
最近、体調も気持ち的にも不安定です。今日も水中毒らしい症状が出てきました。手足が痺れて、頭がぼんやりしています。まずいと思って、塩を食べたり、コンソメスープを飲んだりしました。わたしって、すぐに何でもハマってしまうからなあ・・・。これからは水分を控えなきゃ。幸いにも、塩分を含んだ飴を8個なめて、症状は収まりつつあります。よかった。
もうあんながぶ飲みするのはやめよう。死ぬ可能性があるのだから。依存症のわたしは、何でも依存してしまいます。依存症は治りません。これも理解されない一生続く病です。
ただし、健康な心になりたいと思えば、回復のステップを踏むことができます。それには自助グループが必要になります。そして神様に願うこと。自分の力ではどうにもならないのですから。
3月28日
実はわたしは拡大鏡派です。最近、遠くも近くも見えなくなって。近視の上に老眼が入って。眼鏡を変えたのですが、これが限界です。自動車運転免許のレベルまで達していないのですが。弱視者用PC拡大鏡が破格で手に入るとありがたいのでしょうが。ユニバーサルデザインがあるように、みんなが使いやすいものはないのかなぁ。
3月30日
ペダルをこげばととにかく必死になってこぐ。ですが、ペース配分ができないんですね。今日は筋肉痛を覚悟していましたが、大丈夫です。脚の筋肉はわりとあるんですが、腕や握力が全然ないという、子どもの頃からのアンバランスさがいまだにあります。アトピーや筋力のアンバランスさは、アスペには多いそうです。しかし、運動不足には違いない。
今日も頭の中で音楽が鳴っています。就寝中はありませんが、起きているときはほとんどですね。
4月5日
事業所の見学に行くので、整理してみようと思って、履歴書を書きました。職を転々としているので、何年にどこそこになんて書けなくて、悪戦苦闘しました。忘れたものは仕方ないので、適当に書いておきました。
それにしても、疲れました。自分に合わないことばかり、仕事にしてきたんだなぁと思いました。
事業所まで来ました。見学の時刻までまだ時間があったので、近くに喫茶店を見つけて、ほっと一息。久しぶりにヒールを履いているので、腰が痛くて。どんな所なんだろう。とくに職業訓練校のようなところではなく、就労のために必要な健康や自己理解やコミュニケーションなどを身につけるところのようです。精神障害者や発達障害者を対象としています。
わたしはブランクがあるので、通うことからのスタートです。
加納さおり
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緑を大切に!
書籍紹介
エネルギー技術の
社会意思決定
日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授
「本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
共著者・編者
鈴木達治郎
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント
スーザン・ハント
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
鈴木英昭著
「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円