2023年7月号
№193
号
通巻877号
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祈 り
1962年10月
「キリストへの時間」ラジオ放送10周年を迎えて
「聖書研究の友」誌10月号(140号)より
ラジオ放送「キリストへの時間」は、この10月をもって、ちょうど10周年を迎えることになります。思えば、1952年10月22日に、名古屋の中部日本放送(CBC)から、初めてわたくし共の放送が開始されたのです。以来、10年の間、多くの人々の耳に、主イエス・キリストによる救いの道、十字架の福音を伝えてまいりました。
特に、日本に於けるキリスト教会のある地理的条件を見ますのに、大都市には至るところに教会を見受けますが、農漁村で都市を離れた地域には、教会を見出すことが困難な場合が多くあります。わたくしたちは、教会から遠くはなれている人々にも、聖書のみ言葉が伝えられ、やがてそこにも信者の群が出来、主にある交わりが持たれることを願い、ひたすら、聖書を語ることに努力して来たのであります。幸い、山奥の交通の不便な村落に住む人からも、喜びの便りがあれば、日夜汗して働く労働者の人々からも便りがとどいております。或いは、幾つかの刑務所では、拡声器を通して、全囚人に「キリストへの時間」が流され、そこからも便りが届いております。
今後につきましても、わたくし共のラジオ伝道の使命は、いよいよ重く、責任の重大なことを感じさせられています。しかし、その使命が良く果たされますためには、主にある兄弟姉妹のお祈りによる御声援が実に大切であります。皆様方のお祈りと、神様の計り知れぬお恵みをいただいて、ラジオ伝道の使命を遂行して行きたく願っております。この仕事は、莫大な経費を必要とし、決して楽な事業では御座いません。今までは、多くの方々の献金によって支えられ、常に道が開かれてまいりましたが、今後もやはり、主にある兄弟姉妹の心からなる献金がなければ、継続事業として続けることも困難となることでしょう。この点につきましても、皆様の御協力を願ってやみません。
一人の迷える魂のために、この「キリストへの時間」の放送が、有効な働きを続けることが出来ますように、神様のお導きを祈る者です。
1962年10月
キリストへの時間 総主事 ジェ・エイ・マカルピン
1972年
「キリストへの時間」放送開始20周年を迎えるにあたって
「聖書研究の友」誌1月号(250号)より
総主事 ジェ・エイ・マカルピン
1952年10月、中部日本放送の電波にのって産声を上げた「キリストへの時間」の放送も、1972年10月をもって満20歳の成人に達することが出来ました。
この20年の間に、1つの放送局より現在は、高知放送、ラジオ関西、南海放送、西日本放送と数多くのネットワークにより、中部地方及び近畿、四国、九州の各地にキリストの福音を宣べ伝えることが出来ますことは、文字通り、神様のはかり知れない御摂理によるものと、主にある多くの方々、諸先生の御協力、御加祷によるものと、深く感謝いたします。また、「キリストへの時間」は、日本国内ばかりでなく、沖縄、マニラと海外に於いても用いられています。
特に、今年中には、南米に於いても「キリストへの時間」の放送するメッセージが用いられようとしています。遠く祖国を離れた在留邦人の方々や二世、三世の方々に日本語をもって主イエス・キリストの救いの恵を宣べ伝えることの出来ますことは、本当に幸いなこととして、現在、祈りの内に準備交渉中です。
このプランの実現のためには、より一層の祈りをもって、事にあたらなければならないと思っています。どうぞ御加祷、御援助を心よりお願い申し上げます。
現在の放送のためには、一秒70円の費用を必要といたします。文字通り、神の言葉はすべての宝にまさるものです。しかし、私共はたとえ一秒がいくらであっても、多くの人々が福音の喜びに接しておられることを知っていますし、また魂の救いのために、すべてを捧げて、この「キリストへの時間」の放送を、神様がお許し下さる限り続けてまいります。
今後共一層の御支援をお願いする次第です。
最後に、20年もの永い間には、多くの諸先生による説教の御奉仕を頂きました。また、聖歌隊の御協力も得ました。同時に放送関係者各位の協力もありました。ここに厚く御礼申し上げます。 また、「キリストへの時間」をお聴き下さる皆様にもお礼を申し上げます。
主イエス・キリストのお恵みが皆様の上に豊にありますようにお祈り申し上げます。
主日1971年、この年から、長村秀勝は会計責任者・主事、文書発行・編集責任者とすることにしました。
米国南長老教会提供のラジオ放送「キリストへの時間」は60年の節目を迎えるに当り、その歩みを歴史資料として残すべく現在作業中でありますが、この「つのぶえジャーナル」はラジオ伝道のもう一方に文書伝道事業として、月刊「聖書研究の友」「つのぶえ」(両紙は現在廃刊)を、同時並行事業としてスタートし、現在は「つのぶえジャーナル」として今に至っています。そして、より多くの方々に、今日的な方法で「つのぶえジャーナル」として継続・開設したものです。どうぞ今後とも、ご理解、ご支援、ご利用くださり、育てていただきたいと願っております。
1962年10月
「キリストへの時間」ラジオ放送10周年を迎えて
「聖書研究の友」誌10月号(140号)より
ラジオ放送「キリストへの時間」は、この10月をもって、ちょうど10周年を迎えることになります。思えば、1952年10月22日に、名古屋の中部日本放送(CBC)から、初めてわたくし共の放送が開始されたのです。以来、10年の間、多くの人々の耳に、主イエス・キリストによる救いの道、十字架の福音を伝えてまいりました。
特に、日本に於けるキリスト教会のある地理的条件を見ますのに、大都市には至るところに教会を見受けますが、農漁村で都市を離れた地域には、教会を見出すことが困難な場合が多くあります。わたくしたちは、教会から遠くはなれている人々にも、聖書のみ言葉が伝えられ、やがてそこにも信者の群が出来、主にある交わりが持たれることを願い、ひたすら、聖書を語ることに努力して来たのであります。幸い、山奥の交通の不便な村落に住む人からも、喜びの便りがあれば、日夜汗して働く労働者の人々からも便りがとどいております。或いは、幾つかの刑務所では、拡声器を通して、全囚人に「キリストへの時間」が流され、そこからも便りが届いております。
今後につきましても、わたくし共のラジオ伝道の使命は、いよいよ重く、責任の重大なことを感じさせられています。しかし、その使命が良く果たされますためには、主にある兄弟姉妹のお祈りによる御声援が実に大切であります。皆様方のお祈りと、神様の計り知れぬお恵みをいただいて、ラジオ伝道の使命を遂行して行きたく願っております。この仕事は、莫大な経費を必要とし、決して楽な事業では御座いません。今までは、多くの方々の献金によって支えられ、常に道が開かれてまいりましたが、今後もやはり、主にある兄弟姉妹の心からなる献金がなければ、継続事業として続けることも困難となることでしょう。この点につきましても、皆様の御協力を願ってやみません。
一人の迷える魂のために、この「キリストへの時間」の放送が、有効な働きを続けることが出来ますように、神様のお導きを祈る者です。
1962年10月
キリストへの時間 総主事 ジェ・エイ・マカルピン
1972年
「キリストへの時間」放送開始20周年を迎えるにあたって
「聖書研究の友」誌1月号(250号)より
総主事 ジェ・エイ・マカルピン
1952年10月、中部日本放送の電波にのって産声を上げた「キリストへの時間」の放送も、1972年10月をもって満20歳の成人に達することが出来ました。
この20年の間に、1つの放送局より現在は、高知放送、ラジオ関西、南海放送、西日本放送と数多くのネットワークにより、中部地方及び近畿、四国、九州の各地にキリストの福音を宣べ伝えることが出来ますことは、文字通り、神様のはかり知れない御摂理によるものと、主にある多くの方々、諸先生の御協力、御加祷によるものと、深く感謝いたします。また、「キリストへの時間」は、日本国内ばかりでなく、沖縄、マニラと海外に於いても用いられています。
特に、今年中には、南米に於いても「キリストへの時間」の放送するメッセージが用いられようとしています。遠く祖国を離れた在留邦人の方々や二世、三世の方々に日本語をもって主イエス・キリストの救いの恵を宣べ伝えることの出来ますことは、本当に幸いなこととして、現在、祈りの内に準備交渉中です。
このプランの実現のためには、より一層の祈りをもって、事にあたらなければならないと思っています。どうぞ御加祷、御援助を心よりお願い申し上げます。
現在の放送のためには、一秒70円の費用を必要といたします。文字通り、神の言葉はすべての宝にまさるものです。しかし、私共はたとえ一秒がいくらであっても、多くの人々が福音の喜びに接しておられることを知っていますし、また魂の救いのために、すべてを捧げて、この「キリストへの時間」の放送を、神様がお許し下さる限り続けてまいります。
今後共一層の御支援をお願いする次第です。
最後に、20年もの永い間には、多くの諸先生による説教の御奉仕を頂きました。また、聖歌隊の御協力も得ました。同時に放送関係者各位の協力もありました。ここに厚く御礼申し上げます。 また、「キリストへの時間」をお聴き下さる皆様にもお礼を申し上げます。
主イエス・キリストのお恵みが皆様の上に豊にありますようにお祈り申し上げます。
主日1971年、この年から、長村秀勝は会計責任者・主事、文書発行・編集責任者とすることにしました。
米国南長老教会提供のラジオ放送「キリストへの時間」は60年の節目を迎えるに当り、その歩みを歴史資料として残すべく現在作業中でありますが、この「つのぶえジャーナル」はラジオ伝道のもう一方に文書伝道事業として、月刊「聖書研究の友」「つのぶえ」(両紙は現在廃刊)を、同時並行事業としてスタートし、現在は「つのぶえジャーナル」として今に至っています。そして、より多くの方々に、今日的な方法で「つのぶえジャーナル」として継続・開設したものです。どうぞ今後とも、ご理解、ご支援、ご利用くださり、育てていただきたいと願っております。
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〒465-0065 名古屋市名東区梅森坂4-101-22-207
緑を大切に!
書籍紹介
エネルギー技術の
社会意思決定
日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授
「本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
共著者・編者
鈴木達治郎
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント
スーザン・ハント
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
鈴木英昭著
「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円