2023年7月号
№193
号
通巻877号
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その愛のゆえに
=時々の記=
(79)
9月15日
ここ山添にも、秋の風が吹いてきました。
ようやく、朝、夕は涼しくなってきましたが、日中は少し動くと、汗ばんできます。
名東区は緑が多いということですが、疲れたこころと体をいやしてくれるのはやはり、緑ですね。
上野緑ヶ丘教会は、大人は20人。あとは、子供たちがにぎやかに応援してくれています。
お子さんがたくさんいらっしゃるご家庭が礼拝をささげてくださっているので、パワーをもらっています。地方都市や田舎の教会は、頑張っていますが伝道に苦戦しています。皆さんのお祈りを期待しています。
明日は、村の行事で、路の草刈です。昔は鎌で刈っていましたが今は草刈り機を使えないと、話になりません。
いろいろ、付き合いが大変なので、若者たちはこの緑の多い山添を離れていきます。人口減少に歯止めがかかりません。まさに高齢化村の象徴です。
高台に散歩路あり、月見草
コスモスを残し、畑をあらしけり
オニヤンマ凛々しく行き来繰り返す
雲の峯、さほど、育たず、崩れけり
ラジオ聞き、夜明けを待てる夜長かな
山霧や朝の木漏れ日斜めなる 馬場路哉
昨日、敬老の日のお見舞いに母のところへ行ってきました。
何とか暑さを乗り越えることができましたが、日に日に、弱っていくのを目の当たりにしている兄は、とても、辛いところがあるようです。でも、本当によく世話をしてくれているので、感謝です。
9月18日
名古屋は、雨はひどくありませんか。こちらは、久しぶりに非常に激しい雨に見舞われています。
犬たちとの散歩では、人っ子一人出会いません。皆用心して、家の中にすっこんでいるようです。
雨とともに涼しくなりました。急に変化して、暑さから、この涼しさに対応できないでいる高齢者の私です。65歳以上は高齢者の仲間入り。ご老人、お年寄り、このような言葉がぴったりの年齢になってしまいました。
主人との会話もつい、昔のことが多くなりました。また、物の名前がなかなか出てきませんので、あれをこうしてくれる?という、変な会話が通じあうようになりました。
田舎では、また彼岸の行事があります。親が亡くなったら、その実家に帰り、親をしのぶ行事です。
もっと簡素にできないものかといつも感じていましたが、とにかく何か行事があるごとに、食べたり飲んだりがついてきますので、女性にとっては厄介な行事です。
我が家は、それらを改革いたしました。主人と二人で、誰に何を言われようと、断固として、できないことはこの私たちの家から改善していこうと試みました。最初は、多くの非難を浴びましたが、今は、我が家とまでは行きませんが皆、私たちの考えに賛同する人が増え、今までの古いしきたりを変えて行こうとしているのがうかがえます。
何事も、最初に改革するには勇気がいります。でも、正しいと思ったことは、皆認めてくれるのですね。
なかなか難しいことですが、神様に祈りつつ、古い伝統から脱皮しようとしている私たちです。
お褒めを頂いて、主人は、ますます、俳句を練るときが長くなりました。
さっそく、出来立ての俳句をお送りいたします。
この谷は、かつて、棚田や花ススキ
山峡(やまかい)は、草刈りの見る女郎花(おみなえし)
蔓あがり安くなりをるブドウ買ふ
笛吹きの亡くなり淋し村祭り
岩壁を覆ひて葛の垂るるなり
アベリヤの匂ふ小道や朝散歩
萩の前少し休みて朝散歩 馬場路哉
9月29日
先ほど、水島(三造・元長老)さんの葬儀から帰ってきました。水島さんは私の父の上野緑ヶ丘教会の伝道に献身的に協力下さいました。その水島さんは奥様のおられるみ国へいかれました(92歳)。朝から、いろいろなことが思い出されて、神経が高ぶり、葬儀の間も心臓がどくどくしてきました。
讃美歌405番をうたいつつ、また天国で会う日まで、と願っていました。
神様がすべてのことを、取り計らってくださり、参列された方たちに何かを感じとっていただけたように思われてなりません。そう願っています。水島さんの葬儀は、静かに執り行われました。何年間も教会でお会いできなかった姉妹と再会することができ、教会のすみっこで、二人で、抱き合って再会できた喜びを感謝いたしました。
神様はこのように不思議な力で、人間ではどうしようもできないと考えていたことを、現実にしてくださいました。
復活を固く信じて、眠りけり
隣人の病になりて、夏終わる
宝石のちりばめるかの千草かな
ひたすらに穴を掘る犬、秋暑し
秋のセミ、これをかぎりと、鳴きにけり
コスモスの夢醸すかに揺るるなり
星月夜、いただく里へ、帰らばや 馬場路哉
教会では、受付で礼拝に来られる方を出迎えて下さっていました水島さんも、最後まで、俳句を作っておられたそうです。芭蕉祭の俳句の選者でもあられたので、かなりの方です。教会の壁に俳句を掲げて、読んでくださいといつも、言っておられました。懐かしい思い出になりました。
10月4日
10月に入りました。朝の散歩は、ずいぶんうす暗い中でのものとなりました。ススキが秋風に乗って、なびいています。いつの間にか、すっかり秋の景色に様変わりいたしました。
そちこちにもみ殻摘まれ、天高し
玉転ぶかのピアノ曲、秋澄みぬ
あばら家の裏に水引咲きをりぬ
とこしへの命説かれて天たかし
烏瓜、サツキの円を這いをりぬ
秋霖や、合羽をきたる道作り 馬場路哉
馬場暁美
(上野緑ヶ丘教会員)
=註記=
伊賀市は、俳聖松尾芭蕉のふるさとです。旅に生き、旅に死んだ漂白の詩人、芭蕉翁は元禄7年10月12日、51歳で亡くなりました。その翌年から、伊賀上野では毎年、翁の遺徳を慕う者が集い、「しぐれ忌」が営まれてきました。
その余光を受け、昭和22年からわが国の詩歌史上に「俳諧」という庶民詩を確立した芭蕉翁の偉業を顕彰するため、「しぐれ忌」は「芭蕉祭」へと改められました。(インターネットより)
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緑を大切に!
書籍紹介
エネルギー技術の
社会意思決定
日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授
「本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
共著者・編者
鈴木達治郎
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント
スーザン・ハント
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
鈴木英昭著
「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円