2023年7月号
№193
号
通巻877号
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その愛のゆえに
=時々の記=
(80)
10月16日
爽やかな、秋晴れが続いています。
昨日は、ここ山添の村祭りでした。去年より、ずいぶん神輿を担ぐ人が減って、一時は中止になるかと思っていましたが、73歳の人たちが頑張って500キロもある神輿を担いでいました。足元はよろよろして危なっかしいでしたが、何とか責任を果たせ、安堵に満ちていました。久しぶりに故郷へ帰って来ている人たちは子供のころに帰ったように嬉しそうに幼馴染と語り合っていました。このお祭りも、あと何年かで途絶えることでしょう。
今、村で住んでいる人たちは、高齢者ばかりですから。皆、今日一日を生きるのに精いっぱいなのです。
そのようなこととは関係ないかのように、今までの伝統が当たり前のように続けられようとしています。
改革する勇気がないのですから悲しいことです。皆人任せ、誰かの時に変えてくれるだろうと期待して、それぞれ責任のなすりつけ合いです。ちょっぴり残念ですが、田舎という所はこうして生きて行かねば、ダメなのかもしれません。
私は、少し体調を崩して、診療所でいろいろ検査をしていただきました。いつもより患者さんがぐんと少なく、丁寧にお話も聞いてもらえました。検査の結果は、来週になりそうです。
10月27日
アッという間に、10月も下旬になってしまいました。今週は三軒隣の方が、家の庭先から落ちて脳を強く打たれて、昨日、亡くなられました。76歳の若さです。
葬儀には、主人が行ってくれますが、お隣で、同じ組ということで、少しお手伝いに行きます。奥様と二人暮らしでしたので、この田舎で、残された奥様は悲しみに暮れていました。つい一昨日まで、お元気にされていましたので、急に亡くなられて、本当に愕然としています。皆口をそろえて、人生のはかなさ、空しさを感じていました。
私は、検査結果は異常なしでしたが、なんども、蕁麻疹のきついのに悩まされ、また、口内炎、扁桃腺炎で診療所へ駈け込んでいます。今まではこのようにひどくなかったのですが、どうしてでしょう?と先生も首をかしげておられます。たぶん、年のせいでしょう。と言い聞かせています。
爽やかや、星の残れる、朝散歩。(すっかり暗くなった朝散歩)です。
赤い羽根つけて、姿勢を正しけり。
数輪の野菊を摘みて、活けにけり。
台風過青き枝葉を掃きにけり。 馬場路哉
お互いに足元には、十分に気を付けて、歩んで行きたいものですね。とっさの動作がずいぶん鈍くなりました。車の運転にも、気を付けないと怖いです。こちらは、車なしでは、どこにも外には出られませんから。
11月7日
昨日、11月6日、64歳の誕生日を迎えました。ささやかなお祝いを家族だけでしました。早いものですね。あっという間にこのような年齢になってしまいました。次の誕生日を迎えるまで、神様とともに歩んでいきたいと願っています。
体調が少し良くなってきました。身体中に出ていた発疹は足だけになってきました。
やれやれです。今日は寒い中にも、秋風が吹き、洗濯物がすっきり乾いて気持ちの良い一日でした。
遠山さんの獄中記を読ませていただいています。死刑囚の方の切実な思いが胸を痛めます。
遠山さんの手記はとても大切にして、戦争を知らない世代に伝えて行かねばならないと思います。
大掴みして大根の葉を届けられ。
荒畑耕せるかの猪(しし)の跡。
ツユクサの覆日尽くせる犬の墓。
堆き(うずたかき)木の実を塵とともに捨つ。
釣り人のいぬ石多き秋の川。
俳句帳命と持ち手、秋の旅。 馬場路哉
寒くなってきました。神様のご栄光を表すために尊いご奉仕に神様の祝福が豊かにありますようにお祈りしています。
馬場暁美
(上野緑ヶ丘教会員)
=時々の記=
(80)
10月16日
爽やかな、秋晴れが続いています。
昨日は、ここ山添の村祭りでした。去年より、ずいぶん神輿を担ぐ人が減って、一時は中止になるかと思っていましたが、73歳の人たちが頑張って500キロもある神輿を担いでいました。足元はよろよろして危なっかしいでしたが、何とか責任を果たせ、安堵に満ちていました。久しぶりに故郷へ帰って来ている人たちは子供のころに帰ったように嬉しそうに幼馴染と語り合っていました。このお祭りも、あと何年かで途絶えることでしょう。
今、村で住んでいる人たちは、高齢者ばかりですから。皆、今日一日を生きるのに精いっぱいなのです。
そのようなこととは関係ないかのように、今までの伝統が当たり前のように続けられようとしています。
改革する勇気がないのですから悲しいことです。皆人任せ、誰かの時に変えてくれるだろうと期待して、それぞれ責任のなすりつけ合いです。ちょっぴり残念ですが、田舎という所はこうして生きて行かねば、ダメなのかもしれません。
私は、少し体調を崩して、診療所でいろいろ検査をしていただきました。いつもより患者さんがぐんと少なく、丁寧にお話も聞いてもらえました。検査の結果は、来週になりそうです。
10月27日
アッという間に、10月も下旬になってしまいました。今週は三軒隣の方が、家の庭先から落ちて脳を強く打たれて、昨日、亡くなられました。76歳の若さです。
葬儀には、主人が行ってくれますが、お隣で、同じ組ということで、少しお手伝いに行きます。奥様と二人暮らしでしたので、この田舎で、残された奥様は悲しみに暮れていました。つい一昨日まで、お元気にされていましたので、急に亡くなられて、本当に愕然としています。皆口をそろえて、人生のはかなさ、空しさを感じていました。
私は、検査結果は異常なしでしたが、なんども、蕁麻疹のきついのに悩まされ、また、口内炎、扁桃腺炎で診療所へ駈け込んでいます。今まではこのようにひどくなかったのですが、どうしてでしょう?と先生も首をかしげておられます。たぶん、年のせいでしょう。と言い聞かせています。
爽やかや、星の残れる、朝散歩。(すっかり暗くなった朝散歩)です。
赤い羽根つけて、姿勢を正しけり。
数輪の野菊を摘みて、活けにけり。
台風過青き枝葉を掃きにけり。 馬場路哉
お互いに足元には、十分に気を付けて、歩んで行きたいものですね。とっさの動作がずいぶん鈍くなりました。車の運転にも、気を付けないと怖いです。こちらは、車なしでは、どこにも外には出られませんから。
11月7日
昨日、11月6日、64歳の誕生日を迎えました。ささやかなお祝いを家族だけでしました。早いものですね。あっという間にこのような年齢になってしまいました。次の誕生日を迎えるまで、神様とともに歩んでいきたいと願っています。
体調が少し良くなってきました。身体中に出ていた発疹は足だけになってきました。
やれやれです。今日は寒い中にも、秋風が吹き、洗濯物がすっきり乾いて気持ちの良い一日でした。
遠山さんの獄中記を読ませていただいています。死刑囚の方の切実な思いが胸を痛めます。
遠山さんの手記はとても大切にして、戦争を知らない世代に伝えて行かねばならないと思います。
大掴みして大根の葉を届けられ。
荒畑耕せるかの猪(しし)の跡。
ツユクサの覆日尽くせる犬の墓。
堆き(うずたかき)木の実を塵とともに捨つ。
釣り人のいぬ石多き秋の川。
俳句帳命と持ち手、秋の旅。 馬場路哉
寒くなってきました。神様のご栄光を表すために尊いご奉仕に神様の祝福が豊かにありますようにお祈りしています。
馬場暁美
(上野緑ヶ丘教会員)
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緑を大切に!
書籍紹介
エネルギー技術の
社会意思決定
日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授
「本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
共著者・編者
鈴木達治郎
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント
スーザン・ハント
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
鈴木英昭著
「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円