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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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 283bdf65.jpeg その愛のゆえに
   =時々の記=
    (82)

1月3日
明けましておめでとうございます。
今朝は、とても厳しい寒さです。今年の大河ドラマ(NHK)は八重の生涯のようですね。今まではあまり好ましくなかったのですが、今年だけは、見たいなと楽しみにしています。新島襄がこの八重の力を借りて、同志社を設立するまでになったというのですから、八重の力は大きかったのでしょう。
神社仏閣の多い京都で、キリスト教主義の学校を立てたのですからすごいです。その設立した当初の精神が今はすっかりなくなっていたら、それは残念です。教会にも同じようなことが言えそうです。時代とともに変わっていくのですね。
山添村では今日集会があって、新しい役員が決定します。もう主人の年齢では役員は回ってこないはずですが、若者がいなくなった村では、もう一度振出しに戻って歳を取ったものが役員をしなければならない事態になってきました。過疎化、高齢化の激しい山添村です。若者たちが郷土の良さを見直して、都会に出て行った者たちが山添村に戻ってきてくれたら何と力強いことでしょう。そんな魅力のある山添村の再生を願っています

1月4日
人の気持ち、考え方、生き方、それらは、やはりその人を取り巻くものの影響が大きいと思います。今日は四日市のFさんから主人のジャーナルに載せていただいた俳句を添削してくださったお手紙が届きました。
お忙しい方なのに、もう少し手を加えればこのように良くなりますよと・・・。同じ俳句とは思えないほど、すっきり、直していただいて、主人は大喜び。今年もまた、俳句をたくさん載せていただいて、励みになることでしょう。
このジャーナルを読んでくださりレスポンスを頂けるのはとてもうれしいです。
また、四日市教会時代に戻ったような一日でした。懐かしいわが青春時代でもありました。
 入浴の介護す施設、花八手。
 すす払い続ける老いや家を守る。
 直ぐ帰る犬の散歩や冬の雨。
 洗濯し、コーヒー飲むてふ初便り。
 細波や、万と散らばる初日の出。
 津の海の手前の山を初景色。         馬場路哉

気温が5度とこちらはとても寒く、犬たちが寒いから散歩につれていってよ。と叫んでいます。主人と二人で、午後からも、犬たちとの散歩に出かけました。犬も歩けば棒にあたるとはよく昔の人はいったもので、犬たちとの散歩を昼間にすると、近所の方たちに出会あって、今年初めてのご挨拶やら、ちょっとした会話にひと時過ごせました。
早く、温かい春が来てほしいですねとも語り合いました。
皆それぞれのところで、忍耐している様子が伝わってきて、私もこの山添村の風習にこれからもなじみつつ、歩んで行きたいものです。

1月10日
朝の散歩は北風がヒューヒュー吹き荒れとても冷たい朝でした。でもその北風にさらされた後は体じゅうホカホカしてきました。そして気力が出てきました。本当に、北風と太陽の話はいつも自分のこととして置き換えてみるのです。気持ちが沈んだときは、太陽の暖かさが必要です。でも、ちょっぴり傲慢になった時は北風に吹いてもらわないと、そのまま、傲慢になってしまいます。
 昔、主人は郵便局の局長をしていたころは、何時も”申し訳ございません”と謝る言葉ばかりを発してお客様に許してもらったと言っていました。私は、学校で子どもたちに偉そうなことを言って指導してきましたが、でもいつも子供たちから教えられることの多さに謙虚にさせられて、一日が終わるのでした。
毎日、私がしていたこと。それは、子供たち一人一人が今日一日、元気でいるようにと祈ること。また昨日までとの変化を日記に着けていました。それは私だけのものでした。でも隣にいた校長がちらっとその日記を見て、”うーん、こうすれば、ひと目で、子供たちの成長がわかるね”と言っていたのを思い出しました。また、子供たちとは、クラス全員と毎日交換日記をしていました。二冊の日記帳を持たせて、必ず子供たちへ言葉を書き、お手紙を書き添えて返していました。そうすると、何十人もいる子供たちの中にはともすると、一言も私と話すことができないまま一日が終わってしまう時があるのですが、交換日記をつけ出してから、一人一人への配慮ができてきました。また子供たちの家庭環境もよく理解できて、今、その子がどんなことで悩んでいるかなど少しは寄り添うことができたように思われます。
 遥かなる鈴鹿嶺(ね)の雪日を弾く。(はじく)
 よき色に枯るるひつじの棚田かな。
 花壇なるハボタンの色分けて清々し。         馬場路哉

  馬場暁美
(上野緑ヶ丘教会員)
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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