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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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「今月のことば」

 すると、パリサイ人や律法学者たちがつぶやいて、「この人は罪人たちを迎えて一緒に食事をしている」と言った。

        =ルカ15:2=

 まったく奇妙なことに、イエス様の敵がイエス様を非難したものの一つは真実でありました。主イエスは罪人を受け入れ、罪人らと共に食事をとられたのです。パリサイ人たちにとって、このことを黙っていることは不可能でした。

 彼らは善人の中の最善の人が来られた時に、自分らの中に入るだろうと確信していました。しかし、全然反対でした。主イエスはパリサイ人たちが最も軽蔑していた人々と共にいることを好まれたのです。結果は、自分たちが最も良い人々だと考えていた者たちが、イエス様の最も激しい反対者となり、遂に主イエスを殺しました。

 

 イエス様が取税人や罪人たちに背を向けてさえいたならば、主イエスの望まれるままに何を言われようと、なさろうと、生きられようと、かまわなかったことでしょう。しかし、それは主イエスご自身の信念・目的・使命を破ることであり、到底なし得ないことでありました。代わりに、主イエスは罪人の友として、命を捧げられたのたのです。イエス様にとっては、救うことのできる罪人を捨て去ることは、例えば親がその愛する子供の手を振り払って捨て去り、死に追いやる以上に不可能なことなのでした。

 

 人間が、自分の目でまことの罪人であると思う時、それは大きな幸運であります。もしわたしたちが罪人でなければ、救い主の必要はどこにありましょう。もしキリスト者の進歩が、自分の罪を見ることがだんだんと少なくなることになれば、それはパリサイ人と同じになるのです。

 大いなる罪人は、大いなる救い主を必要とするのです。

 

 十字架の教えこそ、永遠の知恵、主の死によりて、わが死は贖わる。

 

 コロナ禍は、全世界に、全国に拡大し、多くの人の命がそのために失われました。この猛威に人々は立ち向かっています。欠くことのできない仕事に従事されている人々、それは医療従事者ばかりではありません。公共の電気、ガス、水道、家庭などから出されるごみの収集の人々、通勤や通学の足である交通機関、また、教育や保育に関わる人々、そうして今、日常生活に欠かせないコンビニやスーパーマーケットでお働きの方々。農業や漁業関係者、行政や政治に関わっているいる人々、警察や消防の方々など、数え上げれば際限がありません。その一つ一つの職業は欠かせない(エッセンシャルワーカー)と信じています。

 一人の人間として、キリスト者として私に出来る小さな協力・働きには、心から尊敬と感謝の祈りをもって神様の豊かな祝福が与えられるようにと祈ることと信じています。  
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  「小閑記」

 すると彼は、「主よ、信じます」と言ってイエスを拝した。

       =ヨハネ9:38=

 この世において、キリスト者は信仰によって歩まなければなりません。救い主としてキリストにお目にかかった後も、私たちは信じる者でなければなりません。キリスト者として、み言葉に従って信じることよりも、自分の経験の上に自分を建てることは、私たちをキリストより離れさせる大いなる傲慢でしょう。

 「あなたがたは、イエス・キリストを見たことはないが、彼を愛している。現在、見ていないけれども信じている」とペテロは言っています。パウロでさえも、天にあげられ、人の語る言葉ではない言葉を聞いても、その後は信じる者でなければならなかったのです。墓のそばに立って、人は信仰を失わなかったことを喜ぶのです。

 

 キリスト者は、探し求めても見出さない者とは違います。神のみ言葉を信じて進む者は、単に信じる者であるばかりでななく、神の言葉のお約束を生きて、見るのです。キリストは、私たちが信じ、またあるべきことを語られたばかりでなく、こう約束されました。

 なんじの労して耕しし所は、わが永遠の収穫とならん。

 

 生まれながら目を患う人と共に、キリストの前にひざまずいて、今までよりもより深く、主の愛に満ちたみ言葉を信じましょう。

幾度も、幾度も助けてくださった主、時には少しも、私たちが期待しなかったときにも、主は、私たちの「より頼みの主」となってくださいました。この主を心から信じ、貫く人生でありたいものです。

「まことにあなたの大庭にいる1日は、千日にまさります」。

(詩編84:10)。


世田谷通信(221

猫草

 図書室に本を借りにきた低学年の女の子が松ぼっくりを差し出して、「これあげる!」と手渡してくれた。ずいぶん大きくて立派な松ぼっくり。どこで見つけてきたのだろう、よくわからないが「もらっていいの?」と聞くと、「うん!あげる」とニコニコしているので、こちらも笑顔でありがたく受け取った。

家に持ち帰って、そういえば昔、松ぼっくりで飾りを作ったことを思い出した。どこかに余ったビーズでも・・と探してみると、裁縫箱の隅に壊れたビーズネックレスのパーツが見つかった。テグスが切れてバラバラになったのを捨てずにとっておいたらしい。もったいない精神もたまには役に立つ。さっそく開いた笠の1片1片の端に木工用ボンドをつける。その上にピンセットで大小のビーズを乗せる。グリーン系の石のビーズで地味。透明ビーズも見つけてそれも追加。ネイル用の金ラメを上から足す。金色があるとぐっと華やかさが増すものだ。製作時間はわずか5分。しばらく乾かしてボンドが透明になったら完成。材料を探している時間の方が長かった気がする。

図書室のカウンターの一角に置いてみると、松ぼっくりをくれた子がやってきて、「すごーい!きれい、すごーい!」と喜んでくれた。高学年女子はさすがに目ざとく、「え、これめっちゃ可愛くない?超やばいんですけどっ!」と口々に出来栄えをほめてくれた。高学年男子はというと、気にはなるものの、素直にいいねと言いたくないらしく、「うーわ、時間かかりそう」、「どしたの?暇だったの?」、「細けえ~!」という反応。ともあれ一個の松ぼっくりをきっかけに、子どもたちのいろいろな声が聴けた。もう少し、飾っておこう。

<いきいき里山ものがたり>

* 雪深い今の新潟ですが、逞しく「雪椿」が咲いていました。今少し先になりますがスイセンも咲いてくれます。これからが本格的な大雪を迎えます。皆さんの所は如何ですか。 新潟県 寒がりや

* お隣りの家の近くに近寄るとスイセンの清廉な香りがしました。それぞれ少しずつ譲り合ってフェンス越しの陽を受けていますね。

* 里山農園の収穫物です。参加メンバーさんと仲良く分けあいました。これもまた楽しみの一つです。

 

《写真の説明と投稿です》

 


「美しい朝に」

 

あけましておめでとうございます。玄関の鉢植え梅が開花しましたので写真を送りますね。花に癒されています。今年もよろしくお願いいたします。

 

=沙耶香のつぶやき=

  お正月に風邪を引いちゃいました。オミクロン株が流行っているので早めに病院に行きました。検査の結果は陰性でした。家族みんな気を付けていたのになア~。

  本を読むと目が痛くなるので眼科に行きました。スマホをしたりなんかあまりしないように注意されました。長い時間しているわけでもないのに、気になります。

  中学時代の友だちは4月からの就活でいそがしいだろうとおもいますが、わたしには羨ましいことです。バイトも経験がないのです。ケーキ屋さんで働くのが小学校の時の夢でした。アアン、アアン、悲しいよう~。 

       ********

  沙耶香さんのコーナーは母の楽しみにしているところです。それは自分の若い頃に似ていて、不安な日々を過ごしている沙耶香さんの気持ちが分かるのだそうです。母は今も病院のお世話になっていますが、私たちの生活を何の不便も心配もなく支えてくれます。今度は私たちの出番だねと姉と話をしています。お母さんありがとう。何時までも元気でね。礼拝の送り迎えは任せてください。まだまだ結婚の予定はありません。本のデザインの仕事が楽しくて、充実?しています。姉も今のところ予定はありません。

 *この掲載は原稿の時にお送りし、全て了解を得ております。編集子

 


 

 『その愛のゆえに』

   =時々の記= 

    (191)

12月21日

 リハトレに行くことができるまでに体調が回復されたでしょうか。私も少し元気が出てきましたが、この寒さは身に堪えます。イエス様はこのような寒い時期にお生まれになられたのですね。そして私たちの救い主として希望を与えたくださったのですね。感謝します。

喜びと祈りで迎ふクリスマス。

ささやかな贈り物してクリスマス。

音楽に心弾みぬクリスマス。

寒気来る気配に静か夕焼けす。

過疎なれど外灯多く年暮るる。

こうこうと山塊テラス冬の月。  馬場路哉

12月23日

 薄曇りの寒い一日でした。落ち葉があちこちの木々から風に吹かれて家の庭に落ちてきます。よく見ると、一つ、一つ葉っぱの形が違います。同じ橡の葉っぱですのに。これも人間と同じように神様がそれぞれに違った良いものをお与えくださっているように感じられるこの頃です。今週末は今年一番の寒波がやってくる予報です。雪が降ったら一歩も外に出られないのが我が家の一番不便で悲しいところです。

風止みて澄み渡りたる冬の月。

冬霧やすっかり変わる城下町。

シュトーレン送ることとすクリスマス。

棚雲の大空めきて冬の月。  馬場路哉

12月31日

 先ほどから雪が降り始めました。明日に影響が出なければと祈っています。郵便物は雪の中を配る時はチェーンを付けて、両足を地面につけながらいわゆる3本脚走行をしなければなりません。熟練の方たちはいともスムーズに走っていかれますが、慣れない者にとっては至難の技術が必要です。それに少しでもスピードを出すとチェーンは外れてしまいますから、最徐行での配達となります。雪国の方たちの生活のご苦労がこうして雪が降って初めて理解できる愚かなものです。

教会に歌湧き上がるクリスマス。

伊賀広し波打てるかの冬の雲

紺碧の空広ごりぬクリスマス。

おきつもの名張の山や冬霞む。

読み返すパウロの言葉クリスマス。 馬場路哉

1月3日

 鳥の声風の音ありひなたぼこ

読み返すパウロの言葉クリスマス。

犬連れて明け方いきぬ冬の月。

初雪や鈴鹿の山の裾正す。

晩鐘の絵を眺めけるクリスマス。  馬場路哉

今年から役員になった主人は初集会に出かけました。毎月の掃除、草刈りの日程を決めて各家への連絡、税金の集金などなどまた忙しい一年となります。

1月10日

 淡き色なして雑木の山眠る。

夕づつの強く光りて日脚伸ぶ。

第九聴き満足の内年迎ふ。

な滑りそ初雪となる坂の道。

心占む感謝と祈り去年今年。

玄関に香き生けて年新た。(家の庭の隅に、花は咲かせませんがよい香りを放つ葉っぱがあります。それを我が家では俗に香木と読んでいます。)

柔らかき庭の草引く老いの春。  馬場路哉

年が明けて少しずつ日暮れが遅く感じられて寒さの中にも春が近いことがうかがえて感謝です。

馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 


眸(ひとみ)

  1月6日が私の仕事始めでした。12月30、31日は出勤でした。家の片付け物を残したので、その片付けに追われて忙しいお正月でした。昨年も一時帰宅できる人はわずかでしたが、楽しいひと時を過ごされたのか、笑顔で戻ってこられました。施設で過ごされた方が大半で、職員みんなで協力し、少しでも楽しいお正月を、を心掛け、迎えることが出来ました。感謝なことに、このコロナ禍の時に誰一人体調を悪くする方が出ませんでした。気を使われたご家族の方もほっとしておられました。 千葉県 CAさん

  今年の正月明けからの大雪で、身体のあちこちが筋肉痛です。それにオミクロン株の蔓延で、気持ち的には重たい感じで過ごしています。山間地ですから雪は降りますが、このような大雪は初めてです。ダブルパンチです。まだまだ先ですが、春を待っている昨今です。さあ、玄関前の雪との戦いでもしてきますか。 広島県 HHさん

  新しい年もまた村の役員になります。1年間続きます。例年通りなら順番なのですが、それが困難になりましたので、今のところ元気なので、健康が支えられいますので、お役目を果たすことができますようにと祈っています。群馬県 HAさん

  2021年はいろいろのことが起こり忘れられない年になりました。気になっていた高齢の両親が、入院でした。元気に過ごしていたのにと思っていましたので、ショックでした。私たちもこれからのためにいろいろ考えなければならないと思わされました。どこかにまだまだ先のことと、他人事でしたので、それではいけない思いました。2022年も神様のお守りのうちに、着実に過ごせるといいなと思っておりますし、ジャーナル友さんの皆さんの祈りも神様に聞かれますように、祈っています。

<身近な出来事を「眸」に投稿してください> 編集子 

 


十戒と主の祈り      

鈴木英昭著

        (元日本キリスト改革派名古屋教会牧師)

主の祈り(文語)
天にまします我らの父よ
願わくは
み名をあがめさせたまえ
み国を来たらせたまえ
み心の天に成る如く地にもなさせたまえ
我らの日用の糧を今日も与えたまえ
我らに罪を犯す者を我らが赦す如く我らの罪をも赦したまえ
我らを試みに遭わせず悪より救い出したまえ
国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり
アーメン

 

=天にまします=

呼び掛け③ 天にいます

       ヘブライ12:1~3

 主の祈りにおける呼び掛けの言葉について考えています。原文では「父よ」、「われらの」に続いて、第三に、「天にまします」という言葉になっています。

 この「天にまします」の「天」は、主の祈りの中の第三の祈りの言葉の中にも出てきます。すなわち、「御心が天になるごとく、地にもなさせたまえ」(10)の「天」です。これはギリシャ語では「ウーラノス」という言葉なのですが、マタイによる福音書6章9節の「呼びかけ」の言葉では、「天」は複数形であるのに対して、10節の第三の祈りの「天になるごとく」の「天」は、単数であるという違いがあります。

 呼びかけの言葉のなかの複数であるのは、聖書では「天」が、雲が浮かんでいる大空の天、星がきらめいている宇宙の天、そして、神の霊的な住まいのである天という三つの天に言及しているため、呼びかけの言葉の「天」が複数形で表現されているのは、三つの諸々に天を支配しておられる父なる神への呼びかけを意味しているからです。

 

 父なる神がこのように見える世界と見えない世界を支配しておられることを知っている必要があります。悪魔も見える世界と見えない世界に挑戦してきます。しかし、キリストの勝利はこの両面の勝利です。十字架も復活も昇天も、そして神の右に着かれたことも両面の勝利を意味します。その中でも、大事なことは悪の霊との戦いの勝利です。なぜなら、パウロは、エフェソの信徒への手紙の6章12節で、こう語っているからです。

 「わたしたちの戦いは、血肉を相手にするのではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするのです」。

 悪霊の頭である悪魔と地上で戦い、主イエスは天に昇られ、神の右に座してくださったことが勝利です。しかし、戦いは終わったわけではなく、最後に死を完全に滅ばすことになりますが、その実現は終末を待たなければなりません。しかし、その勝利は保証されています。その根拠が、「恥をもいとわないで、十字架の死を耐え忍び、神の玉座の右にお座りになった」(ヘブライ12:2)ことにあります。

 そのため、主イエスから教えられたときに比べ、私たちは、天の父の支配に対して、一段と確かな信頼を持つことが出来ます。

 そして、それだけでなく、目を天に向けて祈る時、すでに世を去った信仰の先駆者たちが私たちの祈りを聞いて、声を合わせて共に祈っていて下さることも知らされています。

 「わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている」(ヘブライ12;1)ことを知るからです。従って、この呼びかけの言葉には父なる神への深い信頼があります。


バラ・マカルピン 日本伝道百年史

       水垣 清著

 (元中津川教会牧師・元「キリストへの時間」ラジオ説教者)

19 南長老教会ミッションの最盛期・・・1・・・

その頃、ミッションの宣教師も次第に多くなって日本伝道の最盛期であった。高知市にはWB・マキルエン博士夫妻、JH・ブレーデ夫妻、ミス・A・ダウド女史、ミス・SM・カッ―レル女史、須崎にはRE・マカルピン博士の8名。

徳島市にはCA・ローガン博士夫妻、C・ダービー・フルトン博士夫妻、AP・八ッセル夫妻、CR・ゼンキン氏、ミス・エステル・ランキン女子の八名。

香川県には、丸亀市にJWjハツセル夫妻、IS・マクロイ夫妻、高松市にSM・マクロイ夫妻、HH・マンロー夫妻、JW・モーア博士夫妻、ミス・MJ・アツキンソン女史の11名。

愛知県には岡崎市にPS・バンダク夫妻、JE・カウサー夫妻、ミス・JD・パットン女史、豊橋市にミス・AV・パットン女史、名古屋市にLCM・スマイス博士夫妻、WA・マキルエン夫妻、同金城女学校にミス・LG・カアトランド女史、ミス・EE・ガードナー女史、ミス・マアチン女史、ミス・MF・マアチン女史、ミス・BM・ブラッケニー女史の8名。

岐阜市にWC・ブカナン女史、LW・モーア夫妻の3名。

神戸市にSP・フルトン博士夫妻、HW・マヤス博士夫妻、HC・オスロトム博士夫妻、CR・ゼンキンス夫妻、ミス・RE・バックランド女史、WM・ブカナン博士夫妻、PW・ブカナン氏の12名で、合計52名であった。

ミッションに所属する伝道教会は13カ所、会員数850名、伝道所数28カ所、会員数1005名、合計、教会41、会員1855名(1924年統計)であった。これは1885年(明治18)、R・E・マカルピン師が最初に宣教師として来任以来、39年間のミッション伝道の成果であるが、教会が自給独立すると日本基督教会に直属したため、この数字は常に成長の過程にあるが、特に伝道の困難は地域に開拓の結果育った教会であり、また伝道所の数字である。 


   「いのり」

   =朝=

 おお、わが王なる主よ、新しい一日のはじめ、つつしんでみ名をよびたく存じます。いと高き主よ、すべての賛美と愛と忠誠とをあなたにささげられますように。この日、わたしの思いが、この世のすぎゆく姿だけで占められることがありませんように。

あなたの愛をもって、見えざる永遠なるものを瞑想する心をわたしにお与えくださいました。それゆえ、どうかわたしが感覚と時間の世界をとらえ、その実在を感ずる力を強め、わたしの心を聖なるものへ向かわせ、この地上の生の終わりが近づくにしたがって、わたしがこの移りゆく地上の世界の一部となるのでなく、来るべき世における生にふさわしいものとなることができますように。

 

 すべてのものを見、かつ知られる神よ。どうか恵みにより、わたしにあなたを知り、あなたを見ることを得させてください。あなたを知ることによって、あなたに知られるように完全にわたし自身を知り、あなたを見ることによって、み前にあるがままのわたし自身を見ることができるように。

永遠なるあなたのみ前にあらわれるときわたしの生の幻を、今日はっきりと見させてください。わたし自身の小さいことと、あなたの無限の偉大さとを示してください。わたしの罪と、あなたの全き正しさをお示しください。わたしの愛のなさと、あなたのすぐれて大きな愛とをお示しください。

それとともに、どんなにわたしが小さくともあなたの偉大さの中にかくれることが出来ても、どんなに罪深くとも、あなたの義によりたのむことができ、どんなに愛がうすくとも、あなたの赦しの愛の中に身をかくすことができることをも、教えてください。

 わが主イエス・キリストの生と死の上に、きょう、わたしの思いをとどめさせ、主のみ名によってお与えになったあがないの光においてすべての事を見ることを得させてください。  アーメン

 

 =夜=

 主よ、あなたは昼の主であれるように、また夜の主であり、すべての星はあなたのみ心にしたがっています。この暗黒のときも、わらしもまたすべてをみ旨にゆだねたく願います。

 わたしの心に頭をもたげる利己心からなすべき務めをのがれる臆病から、うけなければならぬ苦しみをさけようとする反逆から、与えられたものに対する不満から、他人の幸運をうらやむねたみから、あなたが5タラント、あるいは10タラントを与えず、1タラントをお与えになったことを軽く考える思いから、被造物の分をこえた思いあがりから、ふしだらな思いから、学ぶことを欲せず、仕えることをいとう態度から、神よ、わたしを解き放ってください。

 父なる神よ、あなたは、わたしが最も遠く離れているときに最も近くいまし、あなたに見捨てられたと思うときでさえ、すぐそばにおられるかたです。どうか、わたしの我意が敗北することが、あなたの永遠の目的の成就でありますように。

 わたしに、あなたの実在と力をもっと確信させてください。地上にあるわたしの生の意味をもっと明らかに悟らせてください。永遠の生命をもっとしっかりとつかませてください。見えざるものをもっとはっきりと望み見させてください。わたしの欲望をもっとおさえやすく、わたしの想像をもっと清純にしてください。隣人に対する愛をもっと深く、やさしく、彼らの重荷をすすんで負うものとしてください。

 神よ、わたしのたましいと、わたしの愛し、愛される人びとのたましいを、み守りにゆだねます。

 イエス・キリスト、われらの主によって。  アーメン 

「朝の祈り 夜の祈り」より

       J・ベイリー著

       新見  宏 訳


第102課 結びの言葉:個人的挨拶 

=16:1~27=

 

A ケンクレヤにある教会の執事フイベを紹介する。16:1、2・・2・・

「ケンクレヤにある教会の執事、わたしたちの姉妹フイベを、あなたがたに紹介する」。(16:1)

  ケンクレアというのはギリシャのコリントにある二つの港のうちの一つである。コリントの町から約15キロの所にある。パウロがここを訪れたことがあるということは使徒行伝18:18から分かることであるある。フイベが正規の執事であったかどうかは新約聖書学者たちの論が分かれるところである。ある人たちは男女ともに執事として按手されていたと考えるし、他の人たちはフイベのような婦人の執事は男子の執事とは異なる地位であったと考える。

  ホッジは「使徒時代の教会においては、長老に値するような婦人は特に選ばれて、女性の貧しい人びとや病人たちを見舞い慰めることに携わっていたと考えられる」と述べている。Ⅰテモテ3:11の「婦人執事」({執事の妻})とも訳す)というのは、このことを指したのである。

 

  とにかく、フイベはケンクレヤの教会の働き人であった。正規の執事であったかどうかはあまり問題ではない。明らかに彼女はローマに行こうとしていた。そして確かにパウロがローマに行くよりも先に、そこへ行くことになっていた。そこでパウロはこの手紙を書く機会を利用して彼女をローマの教会に紹介し推薦したのである。

 

  「どうか、聖徒たるにふさわしく、主にあって彼女を迎え、そして、彼女があなたがたにしてもらいたいことがあれば、何事でも助けてあげてほしい。彼女は多くの人の援助者であり、またわたし自身の援助者でもあった」(16:2)。

  パウロはローマの人々に、フイベを「主にあって」、すなわち、彼らがキリスト者としてフイベを主にある友人として歓迎することを求めたのである。彼らがフイベのような人物を友情と親切をもって迎えることは、彼らのキリスト者としての義務なのである。パウロはローマの人々にフイベを主にある友人として、また聖徒として迎えてくれるように求める時、彼はローマの人々が、そのようにしてくれることに十分な信仰を持っていることに確信を持っていることを示しているのである。

 

JG・ヴォス著、

    玉木 鎮訳(日本キリスト改革派教会引退教師)


   『ほっとひととき「みんなのコーナー」』

  「ジャーナル友」の皆様、2022年を如何お迎えですか。年末からの雪で朝仕事に出掛けるにも雪で車が使えず1時間近く歩いての出勤です。皆さん一列に並んで歩いていますが、すれ違うのが大変です。誰かが深い雪にはまって譲らなければなりません。午後からは除雪車のおかげで、バスが通るので何とか買い物をして帰宅です。気になるのが次の日の天気予報です。あああ、外はまた雪です。秋田県 LTさん

  私たちの住む集落には病院はなく、週に一度来られる診療所へ皆さん役場の車で診察やお薬や定期健診を受けたり、結果を伺いに出掛けていきます。皆さん幼い頃からの顔馴染みの方々ですから診察を待っている間、世間話で笑顔があります。お一人の方がほとんどで、普段、話し相手がいませんから、そうなるのです。田舎の診療所ですから暖房は整っていませんので、石油ストーブが中心です。薬剤師さんはいません。看護師さんと事務員さんで薬を調合してもらえませんので、町の薬局から定期的な薬はもらえますので心配はいりません。都会にお住まいの方には信じられないことでしょう。でも不便はあまり感じたことはありません。「つのぶえジャーナル」もヤマト便さんが届けてくれます。 石川県 MHさん

  全国各地におられる「ジャーナル友の皆さん」、お変わりありませんか。新年礼拝に行かれた方も多いことでしょうが、私たちはなんだか気持ちが緩んでしまって礼拝に行くことができませんでした。新年早々、この調子では先が思いやられます。二人で今日一日頑張ろう。できたら明日も続けられたなら感謝!という気持ちで生きています。とにかくこのオミクロン株に注意して過ごします。 千葉県 LTさん

      ❀ ❀ ❀ ❀ ❀ ❀ ❀ ❀

 子供たちの登校もオミクロン株の感染予防優先になり落ち着かない日々になりました。礼拝にも皆さん気を使いながら来られています。それは高齢者ばかりではありません。若い方も同じです。教会では2名の若い方が成人式を迎えることができました。親御さんが一番うれしそうでした。 

この文章は、全て投稿者から掲載許可をいただいております= 編集子

     

 


青空と赤い実とメジロを見付けました。なんだか縁起の良さそうな取り合わせで、皆様によいお年をお迎えくださいと思い写真を送りましたと神奈川にお住まいの方がくださいました。

南国では蝋梅の開花のお便りも頂きました。しかし、まだまだ寒さはこれからと言えます。健康に注意しながら、お過ごしください。私の机の横には「手指についた細菌・ウイルスの消毒に」のアルコールジェルを置いています。

 2021年12月16日から2022年1月15日までにお送りくださいました方々です。感謝いたします。

井上義明様 村田和子様 菊池すみ子様 宇佐神正武様 久保道子様 田上良子様 藤澤深根子様 加納さおり様 佐藤のり様 馬場暁美様 匿名1名様

*寄付金口座…郵振替口座番号 00800-1-45937 つのぶえ社 

また、お便り下さる方やお友達への紹介はこのメール アドレスをご利用ください。多くの「ジャーナル友さん」が与えられるように願っています。

    osamura@kind.ocn.ne.jp 

*「つのぶえジャーナル」はこれをご利用ください。

http://tunobue.blog.shinobi.jp      

(米国南長老教会文書伝道事業)刊行責任者

   つのぶえ社代表   長村秀勝

 

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エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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