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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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   自閉症者のひとりごと

(82)

 

2月24日

 今週こそは礼拝に与れると、先週から思っていたのですが、体調不良になり、行けませんでした。悲しくなってきました。公同の教会での礼拝は、個人礼拝とは違うから。でも、どこにあろうと、インマヌエルです(^^)。来週こそは、会堂で礼拝に与りたいです。元気になりますように・・・。とは言え、また腰痛になりました。わたしは腰椎と椎間板も変形しているうえに、側弯が入っているので、痛いのは当たり前なんだけど、ツラいです。加齢だわ。

                           

3月3日

 ある薬と神様の力によって、「落ち着き」という言葉が、少しだけわかるようになってきた。生きることが、自分の力ではどうにもならないということを、認めるしかなくなったのだ。幼いときから、賢いようなふりをし、優等生の鎧を着けていた。バカにされたくないという強い思いからだった。本当の自分がばれるのが怖くて、嘘をつき、人を騙して、それがばれるのにびくつき、嘘を重ねる生き方をしてきた。わたしは高慢だった。
 わたしは自分ではなにも出来ない、どうしようもない者だということが、分かりかけると、ありとあらゆるものから逃げた。惨めだった。ある日曜日、教会に行く途中、ふと頭に浮かんだ。神様は世界が生まれる前から、わたしを無条件で救いに入れて下さった。救いに勝るものはない。だから、わたしはバカをさらして、そのままでいいのではないか。鎧をおろしていいのではないか!!
 それに気が付いてから数ヶ月、相変わらず知ったかぶりはあるが、正直に生きようと思っている。わたしは会話するのがとても苦手。何故なら、人の話がすぐには理解出来ないのと、簡単に答えられることでも理由を求められると傲慢なのがばれるのが恐い。だから、何も変わっていないのは悲しい。せっかく大切なことを教えられたのに・・・。

 

加納さおり

 

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   自閉症者のひとりごと

 

(81)

 

1月18日

 連休中も布団の中で過ごしました。今日あたりから、ようやく少しだけ動けるようになりました。回復するのに人の3倍かかるので、そんなものかなあ~と思っています。寒さはわたしには大敵です。朝の風は冷たいですね。祈る気持ちが萎えたら、がたがたとすべてがダメになってしまうようで、気をつけていますが・・・。 

 

1月19日

 ここのところの不調をカウンセラーと話しているうち、たどり着いたのが、更年期!?  医者はそれだけではわからないけど、歳をとってきたことを踏まえたほうがいいとのこと。今日もどうにもならない辛さに堪えかねて、ドラッグストアで女性保健薬なるものを買って、夕食後飲んでみました。加齢には逆らえない。前は出来たことが、今はできる範囲が急激に狭くなって、愕然としています。今の自分を受け入れられないのです。同年代の人よりも、できることは少なくても、それがわたしなんだと思えるようになりたいのです。でないと、人と同じようにしていたら、倒れてしまいます。

1月29日

 週の始まりが、礼拝ではなく休日になってしまっているのです。来週の主の日は、全国的に雨のようです。雪じゃなくて助かるわ。教会に行きやすいので。
礼拝に出ないと、わたしは枯れてしまいます。でもちゃんと時があるから、行けるように整えて下さると信じています。


2月5日

 最近、眠れないので睡眠薬を飲むと夢を見ます。それで、前に医者に相談したら、その人にとって悪夢を見ることが多いと言っていたことを思い出しました。多分睡眠薬のせいでしょう。でも睡眠薬を飲まないと眠れません。私は病気なので痩せると病的な顔になります。だから痩せられません。

                        

27

 ミーティングも週1にして、ゆっくり過ごしているので、礼拝には出ようと思っています。今日は室内はぽかぽかですが、まだまだ寒い日が続きます。健康が支えられるようにと、何時もお祈りします。 

                        

                                    加納さおり

   自閉症者のひとりごと

 (80)

 

12月28日

 今日も痛みで、布団に転がっています。鎮痛剤が効かないので、お腹にカイロを貼って、痛みが去っていくのを待つしかないのです。でも、今日は久しぶりの外出だから、コルセットをして行こう。来年も痛みとお付き合い。よいお年をお迎え下さい 母は要介護5と判定されました。 

 

1月4日

 主人の実家に年末から3日間行っていました。頭も身体も心もガタガタ、ボロボロ状態。元気になれるには時間がかかる・・・・。あああ~。

 

1月10日

 薬を飲むと睡魔に襲われ、その場で寝込んでしまう。昨日、煮物をしていて眠ってしまい、煮物を焦がして煙感知器が作動して消防自動車の出動となったが、寝ていたので気付かず、近所の人に迷惑をかけてしました。こんなことを年に1,2回起こしている。

 

                           加納さおり

 

   自閉症者のひとりごと 

(79)

 

12月27日

 街はクリスマスの音楽、この3日連続で外出したら、日曜日にダウンしてしまい、月曜日はまだしんどかったけど、用事を済ませたら、今日もまたダウン。
体と脳が弱い。外出は週に2回が限度なのでしょうね。外を歩くのは、音や光や人の声など、わたしには刺激が強いので、家の中で運動する器具を買いました。主人はそんなもの効くの~、歩けばいいのに~と言いますが、やはり分かれって言うのが無理なんだろうなあ・・・・。あああ~。
                         加納さおり

 

(その2) 仕事に夢中の頃は、楽しくて、朝早くの出勤電車の中でもアイデアをメモしたノートを見ながら、それぞれの項目に分類してから、駅でサンドイッチを食べるのが日課であった。与えられた仕事のテーマに対して自分なりの蓄積してきたアイデアが次ぎの考えのヒントになるのが面白く、次の企画会議までが楽しみでもあった。そんな日々が数年続いた。外資系の友人から金融のノウハウを伝授され、興味本位に始めてもみた。一度に、一ヶ月の給料よりも多いお金がパソコン上の画面を見て操作しているだけで入ってくる。氷河期と言われていた時のことで、自分にはまったく別のことであった。それがある日、言いようのない不安に陥ってしまったのである。

                         喜多方章二

   自閉症者のひとりごと    

(78)

 

10月13日

 連休、実家に顔を出してきました。母は苦痛から逃れるために、薬やアルコールを要求しています。わたしが会いに行ったときも椅子にぶつかって怪我をし、すっかり出来上がっていました。本人は自覚がないので対処に困ってしまいます。父にしても包括支援センターに相談するでもなく、独りで抱えています。自分のことで心も身体も限界です。

 

10月21日

 この気候の変動についていけず、本当に疲れます。昨日は教会に行けたのは感謝なんですが、今日しんどくて仕方ないです。毎月の「つのぶえジャーナル」が継続していること、感謝ですね。貴兄の健康が支えられますように。皆さんが待っているのですね。
わたしは、本当にスロースローペースでしか生きられないのです。だから、外出できるのは週2回くらい。外出後は休めるように、生活を組み立てる必要があります。それくらいで生きよう。

                           加納さおり

   自閉症者のひとりごと

 

(77)

 

9月13日

今年の夏の暑さに心身ともにやられてしまいました。今ですが、しんどいからと言って、ズルズルと礼拝を休んでいますね。ここのところ、自分が抱えているしんどさの中身が分かりはじめてきて、その疲れが堰を切ったように出てきて、朝から晩まで眠っています。

 

9月21日

 秋晴れの中を歩いていたら、日焼けして顔が真っ赤になってしまいました。外に出ると、目がくらんでしまいます。やっとのこと、生きているって感じます。 最近、人の会話を聞きながら、あるいは自分が話していることから、必要な言葉を話すことの難しいかが頭にあります。というのは、わたしは、人の何気ない言葉が自分を非難しているようで、怯えてしまって、極度に緊張して頭も体の身動きがとれなくなってしまうからです。

10月2日

今年の暑さで、生活も、信仰の歩みも乱れてしまいました。こんなにも暑さが身体に負担になったのは初めて。最近ようやくどうにか生活を軌道にのせようとしています。しかし、日中はまだ外に出られません。夏の疲れはなかなか取れませんね。つくづく思いますよ、健康が第一だと。でもそれが与えられていないときは、まだ時ではないのだと思うのですが、いい加減イライラしてしまいます。

                            加納さおり

 

  十字架の愛

 

主イエスが歩まれた道は

昔も今も誰も歩いたことがない

主イエスが歩まれた道は

私をまことの道へ導くため

歩まれた十字架の道 

 

  主イエスが語られた言葉は

  昔も今も誰も語ったことがない

  主イエスが語られた言葉は

  私を罪の中から救うため

  語られた十字架の言葉

 

主イエスが示された愛は

昔も今も誰も示したことがない

主イエスが示された愛は

私の心に愛をみたすため

示された十字架の愛     水野源三著・第3詩集「今あるは神の恵み」

 

   自閉症者のひとりごと  (76)

 

8月21日

この夏の暑さに元気なしです。洗濯物を干すのにベランダに出たり、体調を崩しトイレに入ったり、ゴミを捨てに行ったりするだけで、やられてしまっています。足腰も痛い。これも自分なんだと受け入れるしかないのだけれど、これも自分ではできないので、神様に受け入れられるよう、お委ねするしかないですね。受け入れるとか、お委ねすること事態、自分には重い信仰的負担になってしまいます。

 

8月24日

暑さに負けています。精神科から今帰宅して、あれこれ用事を済ませたところです。足腰が痛くて悲鳴をあげそうになったので、横になっています。ツラいなあ。月曜日にでも、また麻酔科に行ってくるか・・・。

  加納さおり

 

 <先人の祈り>

ただひとあし、主に近づきて、信じなば救われん。

愛に満ちて、主は待ちたもう。罪許さんとて。

 

ただひとあし、主に近づきて、罪より恵みに進まば足らん。

いかに心定めしや、時は飛び去りゆくに。

 

 

 

 

       

 

   自閉症者のひとりごと (75)

7月28日
礼拝の恵みに与ることが出来、感謝です。礼拝前の黙想の時にみことばを読んでいた時、涙がポロポロ溢れてきました。肉的には無価値な者でも、何も恐れることはないのだ。神様の選び、導きは確かなのだ、という約束の与えられていることを思い知らされたからです。自分の領域の中で、自分を捨て、神様に従って生きる方向をとればいのだ、と改めて心で感じた時に神様からの恵みに溢れるみことばに感謝できました。
                         加納さおり
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 TJ(つのぶええジャーナル)さんに勧められ、投稿することにした者です。高校、大学、就職とさしたる挫折もなく過ごしていた。希望のIT会社で働き、仕事仲間にも恵まれていたと思う。そんな時、一人の女性に出逢った。楽しかったが、動機は分からないがある時から、何か自分の中に変化が起きていた。このままで良いのか?と言う疑問である。それまでマイペース、普通に言えば自己中で、適当に過ごしていた。
 焦った。何をどう考えてよいのかさっぱり分からない。悶々と数年過ごしているうちに、今まで周りにいた仲間や友人がライバルのように思い始めて、仕事に集中できない。そんな時に、HP・TJとTJさんを知った。あれから3年半になる。そうして、今になる。そんなことを、日常のことと合わせて、投稿することにしました。気まぐれ人間なので、何時まで続くか分からないが、宜しく。
                         喜多方章二
b07f781c.jpeg   自閉症者のひとりごと

(74)

6月14日
暑いですね。何もする気力がなくなって、数十㍍先の郵便局に行っただけで、フラフラになってしまいました。そのうち、だんだんわがままになって、頑なになっていく自分に気付きました。でも、何もかも放棄したいのです。

7月1日
今日は美容室の予約がしてあったので、日傘を差し、サングラスをかけて、フラフラ歩いて行きました。髪をいっぱいすいてもらって、さっぱり。わたしは髪を手入れするのは苦手なため、いつも短め。まだ、触られるのは苦ではないので助かっています。
とにかく、わたしは気力を出さないと。気力が欲しい。

7月8日
暑い。本当にあついですね。エアコンつけているので、何とか熱中症とまでもいきませんが、それでもしんどいです。夜はミーティングの司会なので、外に出ざるを得ないです。緊張しているせいか、肩が痛むし、立ち眩むし、足はフラフラです。それでも、行かなきゃ・・・という気持ちで、何時も押し潰されてしまうのに、自分ではどうしようもない。

7月13日
母から電話がありました。退屈だから来てって・・・。こんなに暑いのに外など出られないと言ったら、母さんが嫌だから来ないんでしょと言う。はぁ!?娘の身を案じろよ。確かに母はこちらが気に障ることしか言わないから、行きたくないんだよ。そうだよ、その通りだよ。思わず口に出そうになったけど、面倒になって言わなかった。
その電話が気になったのか、しばらくよかった肩が、また痛んでいる。

加納さおり


  
Scan0008.JPG皆様のお祈りと献金で続けてまいりました「キリストへの時間」の60年の歩みをCD添付で「放送伝道開始60周年記念誌」としてまとめた本を刊行いたしました。部数には限りがございますが、一冊¥1500で販売することにいたしました。ご希望の方は465-0066 名古屋市名東区梅森坂西2-616-E号「キリストへの時間」事務所宛にお便り下さい。記念誌と振替用紙を同封いたしますので、それでお支払い下さい。尚、トラック1(1965年)+トラック4(1964年)放送分は、その当時の技術では1個のマイクロフォンで収録した音を1個のスピーカーで再生すること(モノフォニック)しかできませんでした。そのために、今の機器で再生すると右のスピーカーでしか再生されません。右のスピーカーが故障で聞けない状態で再生しますと、無音になります。その場合イアホンなどで聞いてみて確認して下さい。
13-7-2ruri.jpg   自閉症者のひとりごと

(73)

5月19日
わたしのパワーは少ない。それなりに生きようとすると、ストレスがかかってきます。
あることに参加すると次の日動けなくなってしまうので、人並み以下の活動量に情けなく、今もイライラするのです。毎日、ほとんど家の中で過ごしている状態です。外へ出れば、目が眩むし、体が大変疲れる。けれど、それをわかってくれる人は、わたしの周囲にはいません。

5月20日
眠剤の薬は0時に飲んでいます。それでも、朝の4~5時には目が覚めてしまうのです。今週受診するので、聞いてみます。体を起こしているのもしんどいです。外へ出ると目が眩むので、危なくてしかたがない。暑さのせいでしょうか。情けないです。寝ていては生活がなりたっていかないので、最小限のことだけして、あとは寝ています。一日も早く寝てることが退屈になりたい。

5月22日
今日は3時起きでした。しばらく布団の中にいましたが、4時過ぎに洗濯機を回しました。
そのときはなんともなかったので、今日はミーティングに出られるかなと思っていたら、部屋で何度も立ちくらみ、50㍍あまりの商店に買い物に出たところ、目の前が見えなくなって、怖い思いをしました。血圧低いしなあ、別に病気じゃあないとは思うけど、しんどいです。やはり今日はミーティングは止めておこう。

5月31日
主治医でもあり、AAのスポンサーでもある人に、普通の人なら、立ちくらみがしてもだるくても仕事に行きます、と言われてしまいました。えっそういうものなの!?とショックを受けました。わたしは朝早くから洗濯をして、疲れ果てて、立ちくらみがして眠ってしまいました。今日受診予定だった眼科も行かず、夕食も作らずです。
確かに行動に起こしてないから、重要視していないと言われればそうかもしれませんが、気力がついていかないのです。パワーがないので、1日一つのことしかできません。
何だか誰に対してだかわからないけど腹が立ってしまいます。

6月5日
今朝も立ちくらみがひどく、うんざりしています。早朝の覚醒を予防するため、最近、アイマスクをして寝ています。それなりに効果はあるのでしょうが、睡眠不足だと立ちくらみが起きやすいです。何故神様を信じて委ねられないのだろう。苦しいです。病的な自我の強さにとらわれています。


加納さおり

0991785d.jpeg   自閉症者のひとりごと
(72)

4月17日
体調が良くありませんので、殆ど家におります。外出の時は、陽射しがなくても眩しいため、サングラスにヘッドホンも必要ですね。そして、本を読みすぎたり、音楽をかけないことも大事ですね。この状態の治療は、日にち薬ですから、焦ってもしかたのないこと。
調子をみながら生活するのは、結構大変ですね。いつも待てなくて、突っ走ってしまう。そのほうが楽だから。でも、必ず後でつけが回ってくるのです。

4月19日
連休は実家に行くようです。でもわたしは自分の実家には行きたくないです。わたしが行くと、いろいろ捲き込んでしまうからです。母の感情やら父の気遣いやら、わたしの感情が爆発しそう。そもそもわたしには母に対して愛情飢餓の埋め難い渇きがあり、依存的な母の振る舞いや感情に恨みに近い感情を持っているからです。母が認知症だからではありません。母との長い関わりの中で、わかってきたことです。

4月29日
立ちくらみの毎日です。サングラスをしていても、目の前が真っ白で道を歩くのも危ない状態です。刺激に弱いため、外に出るのも思うようになりません。
母への愛情飢餓が起こるほど、わたしは母を求めていた。わたしの求めるところと違うところで母はわたしを頑張って育ててくれたのは、理性でわかっていたつもりなのだけど、それもはね除けてしまうほど(怒りが爆発しそう)、認知症の人と関わっていくというのはパワーがいるということだ。もはやこれ以上わたしは自分のコントロールは利かないと思う。

4月30日
新聞に、社会対向面で大きく取り上げていましたね。
もともとアスペは広汎性発達障害、自閉症スペクトラムのひとつと考えるのが主流ですから、大騒ぎすることではありません。 今、司法福祉の本を読みはじめていますが、受刑者の10%が知的障害があり、30%が何らかの発達障害を持っているそうです。社会から疎外されて、何の手立ても尽くされないまま、刑務所へ行くのです。確かにアスペだから支援サービスを受けている人たちは、アスペの診断がなくなってしまうと、サービスが受けられなくなってしまうことは考えられます。雇用から滑り落ちると、たちまち疎外されてしまうので、そうでない社会を築かなくてはならないし、教育やスキルアップなど支援サービスを受けられるように整える必要があります。アスペに対する理解は、Sさんに聞いてみたら、同じ学校現場でも、接する場面が多い学校ほど進んでいるそうです。アスペは自閉症の仲間ですから、対人関係の障害だといえるでしょうが、パッと見た目、聞き分けのないヤツとしか見えないんですよね。そして感覚が敏感なんです。だから端から見ていておかしな格好をしていたり、問題行動に映ることがあります。
そういうことが積み重なり、変人扱いされたり、社会常識が理解できなくなって、場合によっては犯罪者になってしまうことがあります。わたしは以前医師に言われたことがあります。よく警察の厄介にならずに済んだね、それはお父さんの愛情があったからだよと。
マイノリティってツラい。

5月2日
母との間には地雷のようなものがあることが分かりました。そして、それはわたしが依存症から回復すれば、母のことを受け入れられるということがわかってきました。でもそれには時間がかかります。その間はどれくらいの距離を置けばいいのかが分かりません。
第一のことは第一に。回復のプログラムを信じて(すなわち神様の声に聞き従う)歩んでいけばいいだけのこと。その習慣を身に付けるのには、どれほどの時間がかかるのだろう。
こんなときも信頼するのが信徒なんですよね。はあ・・・。

<おねがい> この記事を読んで下さる方々に感謝しています。何時も同じことの繰り返しで、つまらないとお思いと思っています。しかし、繰り返していること、同じところから抜け出さない状態が、この病気の特徴なのです。このような方が身近に居おられましたら、どうぞあたたかく見守っていて下さい。

加納さおり

7f4478f6.jpeg   自閉症者のひとりごと

(71)

3月18日
衝動的に過食に走ってしまいました。
生協の配達日で、空っぽの冷蔵庫が満たされ、嬉しくなりました。
どちらも多分ルーツは同じなのだと思います。つねに満たされないと不安になる。それは母との関わり、幼少期の体験かもしれないし、違うかもしれない。とにかく、ずっと我慢してうっ積して、破裂するという繰り返し。
父とは母との関わりとは違った関係にあります。母に受け入れられず、頼る相手は父だけ。父に見放されないように振る舞っていたし、でも今では父といると緊張する。
対人関係の基礎がこうなので、他の人々との関わりも、恐れや不安、相手の目が気になってしかたない。そうでなくとも、アスペの特徴があるので生きていることが苦しくてしかたないです。

3月29日
しだれ梅やシデコブシや小さな花を観て、昨日は近くにある和風庭園でしだれ桜や木々が芽吹いているのを観て、なんて美しい季節になったのだろう、と幸福感に満たされました。こんな感覚は初めてかもしれません。
今までだって毎年のように山に行ったり、花を見に行っては、それなりにキレイだなと思ってはいました。しかし、こんなに美しい、うれしい気分になんてなれなかったのです。
はじめはこの感覚がピンとこなくて、浮かれているだけの多幸感だけだと思っていました。けれど、今になってようやく、単なる多幸感じゃなくて、うれしいとか幸せだと思っていいんだ、異常な感覚ではないのだと思えるようになりました。

3月31日
イースター礼拝に出たいと思って家を出たのですが、教会に行く途中からしんどくなって、礼拝の途中で帰ってしまいました。何のために出かけたのか分からない。
グロッキーです。布団とお友達。いろいろの教会で行われている墓地礼拝は何のためにあるのか、わたしには分からないです。礼拝なら、どこでしてもいいのではないのですか?なんて言うと怒られそうですが・・・。

4月5日
毎日続く、目眩と怒りの心が苦しい。今日は精神科の受診日なので行ってきます。どうすればこの不安感と行き詰まり感が取れるか、整理しに行こうと思っています・・・。今帰ってきました。恐れが強くなったり、考えてもしかたのないことを繰り返し考え続けたりするのは、脳が疲労しているんだそうです。感覚の刺激を減らすとか、よく休むとか工夫をするのがいいそうです。

4月10日
専業主婦はやはりパラサイトか。主人は何も言わないけれど、医療関係者以外は皆、働けとプレッシャーをかけてくる。わたしは精神的に不安定だし、パワーがない。パワーは人によってずいぶん差があるらしい。あの人ができるからといって、わたしにもできるかというと、そうではないらしいのですと精神科で聞きました。それに気付きなさいということでしょう。でも、肩身が狭い。主人の所得だけで生活している訳だから、何かにつけ了承を得なければならないし。まあ、わたしの判断力は高くないから、ちょうどいいのかもしれませんが。ちなみにわたしの年金は医療費へと消えていきます。せめてそれくらいはしないと、物理的にも精神的にもやっていけない。だから年金が打ち切られたら困ってしまう。そのために、昨日精神科に行って、年金継続のための診断書を書いてもらう準備を
してきました。
生きるパワーが少ないというのは、不便で理解されなくて、困ったものです。

加納さおり

宇都宮市の紺野さんがきれいな「男体山」を写メールで送ってくださいました。

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








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「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
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…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
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 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
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鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
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さんびか物語
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讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
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