2018年4 月 月号 №128 通巻814号 号
 

 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (144)

2月20日

 本当に久しぶりに犬たちの布団を干してあげました。ぺちゃんこだったお布団がふっくらしてきっと気持ちよく寝てくれると思います。夕方は小さなラジオ(手で持てるほどの小ささ)を持って歩くことにいたしました。犬たちと一緒なら楽しいのですが、一人で歩くのはちょっと寂しいので、ラジオを友達にしています。

すると、春を見つけることができました。馬酔木(アセビ)の花がとても愛くるしく咲き始めているのです。上を向いて咲く花ではなく下を向いて咲く花です。あまり目立ちませんが、そのような地味な花でも春を感じて、私たちにきれいな小さな花をつけてくれたので、何だかとてもうれしい気持ちにしてくれました。

2月28日

 主人は俳句をいつもたくさんにジャーナルに載せていただいて、とても喜んでします。このようなご配慮に心から感謝いたします。読んでいただく方たちには申し訳ありませんが、感無量だと言って、また早速新しい俳句が出てきました。

ソテツの葉光を返す冬日かな。

疑へば復活の主現るる。

大空に広がる枝の冬芽かな。

蜘蛛の糸光をるなり日向ぼこ。

寒風旨きと思ふ山仕事。

なぞへなる日差し豊かな枯木山。   馬場路哉

月5日

 この山添村で、昨日、今年になって初めての鶯の鳴き声が聞かれました。まだぎこちなくて、けきょとか、ほーとか、途切れ途切れの鳴き声ですが、しっかり耳を澄まして聞いていると、確実に鶯の鳴き声です。自然界は一斉に春の装いです。庭の梅もあっという間にあちこちの枝から白い花を咲かせ始めています。よい香りを放ってくれています。

今朝はフキノトウを味噌汁に入れてほろ苦い春の味をしみじみ味わいました。

過ぎし日の梅偲ぶ漢詩なる。

涙もて種蒔くべしと年新た。

雪嶺に心洗ひて教会へ。

黒々と太き幹より梅含む。

寒中の空青きこと運動す。   馬場路哉

犬たちはすっかり足が弱ってしまいました。家の中でも立つことができません。それでも精いっぱいの姿に心打たれ、いとおしさを感じるのです。毎晩これが最後だと思って、あいさつを交わしています。

3月9日

このところ、お天気が急に変わります。春の嵐が吹いたりと大変ですが、あの寒い頃と比べると、どんなことでも感謝できるのです。あの寒さを乗り越えたのですから、頑張らなければと気持ちはそう思うのですが、体がなんだかしんどいよ~と言って思うように動くことができませんが。我が家の庭の梅が満開です。桜と違って華々しくはありません。それでも殺風景な庭を飾ってくれています。

お隣の紅梅が散歩の折にとてもあでやかに咲き誇っていました。犬たちは、一生懸命に頑張ったよ、と言わんばかりに私の方を見つめています。

“そうだね。本当にありがとう。一緒に過ごした173か月はとても楽しかったよ”と返事をしています。最後の最後まで命ある限り、精いっぱい生き抜こうとしている犬たちの姿に毎日心打たれています。

3月12に日

 夕方の散歩では西日がいっぱい差し込む、土手に黄色いタンポポを見つけました。黄色の花はとても元気をもらいますね。昨日の礼拝ではミモザの花が生けられていました。小さな派手ではないのですが黄色の花を見るととても元気になります。冬と違って空の色もとてもきれいに澄み渡っています。

うれしい春が待ち遠しかったですね。

  馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 
 

 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (143)

1月18日

 散歩するにも家事をするにも羽織っていた服を一枚少なめにいたしました。それでも、少し動くと汗ばんできます。気温を見ると、十度を超えています。春先の気温ですから、なんともうれしいことです。でもこの良い気候も今週いっぱいで、また来週には寒波がやってくるといわれています。つかの間の春の陽気に気持ちまで緩んでしまいそうです。

今年も、我が家は当たり年です。農協のお手伝いをする仕事が回ってきました。昨日はさっそく、春先に植えるジャガイモの種イモを配って回りました。とても重たいので、今朝は腰が痛くて、なかなか起きられませんでした。

冬うらら真上の空の青きこと。

刈られたる野菊再び花掲ぐ。

石塊の輝くものや川涸るる(はるる)。

木の葉より茂みに隠れ鶲鳴く。  馬場路哉

1月25日

 昨日から水道管が凍結してしまいましたので、生活用水が残り少なくなってきて困っています。この寒波は明日まで続くというのですから、とても厳しいものがあります。それでももっと大雪の地方の方たちのことを考えれば、まだまだ比べ物になりませんね。もう少し、もう少しと思っていると一日がとても長く感じられるのですね。少しだけの飲み水で何とか半日過ごしましたが、午後からは井戸までの道を長靴を履いて、水をバケツで何回もくみ上げに行きました。何年振りかの厳しい寒さですから慣れていないことと、備えてないことが痛手となっています。

 含む梅活けてみもする夕べかな。

底冷えに熱きコーヒーすすりける。

忍耐を第一義とし年新た。

米国より新年祝ふ手紙なる。

山峡の広み好むか寒すずめ   馬場路哉

主人は最近寒さが厳しいのでリハビリはお休みしています。明日、温かくなったらまたリハビリに歩く予定を立てているようです。

2月6日

 2か月に一度の歯医者さんへの通院は幸い雪がなく、山添村内に医院があるので、出かけることができました。1と月ほど前から口内炎がひどいので、それを先生に伝えると“しっかり水分を補給しなさい”と言われました。冬にも口の中はいつもたっぷりの水分で潤しておくことがとても大切なんだそうです。のどが渇くまでほったらかしておいた知恵のなさに恥ずかしくなりました。小さな村ですが、村内に診療所があり、また歯科医院もあるのは高齢者にとってはとても助かります。

2月13日

 我が家の犬たちはこの寒さと、足の弱りで、もう、散歩に行くことができなくなりました。今までの習慣で出かけそうになってしまいますが、あちらへぶつかり、こちらで倒れたりしている犬たちの姿を見ると、とても危険で外には出られません。家の小さな庭で少しの間リードを外して自由にさせてやっています。毎朝、まず息をしているかどうか確かめるのが朝一番にする大切なことの一つになっています。

冬晴れやただ黙々とリハビリす。

読み初めや蕪村を含め数冊を。

冬木立枝先茶筅並ぶかに。

山蒼し色めく冬の夜明けかな。

寒風を棕櫚はさらりといなしけり。   馬場路哉

  馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

 

 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (142)

12月18日

 厳しい寒さが続いていますが、不思議ですね。体がこの寒さに慣れてきたように感じます。今朝は一番の冷え込みでしたのに、うっかりして、ソックスを一枚少なめにしてしまいました。何だか足元がスースー冷たい風が通り過ぎるなと思っていましたら、履き忘れていたのです。三枚ソックスを重ねて履いていますので、昼前までそのまますごすことができました。厳しい寒さにも少し慣れてきたようです。人間の体には順応する力があるのだと改めて感じました。

今日、一通の手紙が私宛に届きました。それは元郵便局におられた方からでした。その方から私にお礼の言葉がつづってありました。“奥さんには、もっとも苦しんでいた時に力になってくださって心から感謝しています”との文面でした。

私はそれほどのことはした覚えがありませんが、一度だけ、保険の契約ができずに大変困っていると言って来られたことがありました。それがとてもうれしかったというのです。とても困っているときにほんの少しだけの支えが心に残っているというのです。そういうものなのか、と恐縮してしまいました。

寒き日の陽炎(かぎろい)殊に強きこと。

まれなこと、越境したる伊賀の霧

秋嶺の多羅尾越えなば京近し。

野葡萄の日を浴びている夕散歩

谷広く澄みわたりたる後の月。   馬場路哉

 主人は今はもっぱら書道の練習です。教会の来年度の聖句を書くことになったからです。筆を握ったのは中学以来だというのですから大変なことです。1月28日まででよいですよと牧師先生から言われましたが、本人は毎日30分ほどかけて猛練習です。適当にすることが出来ない主人の性格が出ています。

12月21日

 朝起きると、何時もよりも冷え込んでいるのがよくわかりました。お隣の村ではマイナス6度。ここ山添村はマイナス5度でした。車の窓は真っ白になって凍っています。雪は降っていませんが霜柱で土手や畑が真っ白でした。この寒さでまたお年寄りが早朝に救急車で搬送されていました。犬たちもずいぶん弱ってきました。食欲が出てこないのか、口をつぐんだままです。食欲がなくなると、こちらの方ががくんと落ち込んでしまいます。

この厳しい寒さを乗り越えられますように。クリスマスを迎えることが出来ますようにと、お祈りしています。

1月2日 

 今まで使っていたパソコンがトラブル続きで、新しいものを購入することにいたしました。長年地域の電気屋さんに何でもお世話になっておりますので、お願いすることにいたしましたが、ここ山添村は田舎でして、量販店は遠く、これからのことを考えて注文いたしましたが20日以上かかるそうで、今までメール文が「その愛のゆえに」になりましたが、今回は手書きを「編集子」さんにお願いいたしました。

 今日は、とてもびっくりするうれしいことがありました。「ジャーナル」を愛読くださっている福島県の方が伊賀上野まできてくださっているとのこと。伊賀上野は今は「忍者の里」などで有名になり外国人も多く訪れるところになりましたが、ここ上野は、俳人松尾芭蕉の生誕の地で多くの方が来られていて、その方もそのようでして、手土産に和菓子を持ってきましたので教会に届けておきます、とのことでした。教会で家の電話番号を聞き、電話までくださったのです。本当に大感激でした。「ジャーナル」がこのような恵みをくださいました。

 伊賀閑(しず)か白茅(つがや)床しく枯れにけり。

 夕陽の光留まる枯芭。

風荒ぶ伊賀の村なる枇杷の花。

故郷の温もり覚ゆ紅葉かな。  馬場路哉

111

 年末年始は駅伝大会が多く、楽しみにしていましたが、思い出す方がおられます。H牧師先生のお母様のことです。本当にお好きでした。私たちには優しく接してくださいましたが、内に秘めた強いものをお持ちでした。95歳で召されるまで駅伝で走り切った若者たちのように、天国への道を、信仰の道を走り抜かれたお姿です。

   馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (141)

11月15日

主人がクリスマスカードを購入してきましたが、まだ、書く気持ちになれません。

きっと犬たちとの生活があまりにも大変なので、気持ちが前を向かないのだと思います。28日には、また三重大学病院まで検査です。一人で行くといってくれていますので、そうしてもらう予定です。大病を患いながらも周りへの気遣いを忘れない主人です。

秋雨の止みし朝やトユ掃除。

雨に朱を極めてをりぬ冬薔薇。

一谷を制し、でこぼこ葛茂る。

秋雨の続きてノアの舟思ふ。

台風の雨の弱りて教会へ。    馬場路哉

今週末、主人はこの村の中学校時代の同窓会だそうです。毎日、顔を見合わせている友がほとんどなのに、同窓会を開くというのです。現職時代に、友達を頼って営業成績を上げさせてもらったことを思い出しては、一人一人にお礼を言わなければと気を使っています。ゆっくり楽しむというよりは、地元で仕事をさせてもらったので、このような時にはずいぶん気遣いが必要なのだそうです。

11月19日

庭では春先に咲く、水仙が蕾を付けています。同じように椿も大きな蕾を付けて今にも花を咲かせようとしています。とても変わった庭の木々たちの様子です。

昨日、ゴダート先生にクリスマスカードを送ることができました。今年はもう、先生のお年のことを考えると、お手紙を出さない方がよいのではと随分迷いましたが、「日本伝道百年史」を読み、多くの南長老派の宣教師の先生が日本伝道のために犠牲を払って捧げてくださったかと、胸がいっぱいになるのです。その中のお一人がゴダート先生です。岐阜から、上野緑ヶ丘教会まで、毎年夏に伝道に来てくださいました。たくさんの英語の讃美歌を教えてくださり、また聖書物語をフランネルグラフを使って流ちょうな日本語でお話ししてくださいました。そして、私が最後に先生とご一緒したのは、金城学院のスマイス寮でのクリスマス礼拝でした。先生との沢山の思い出を感謝をこめて何とか書くことができました。

11月28日

今日も一日穏やかでした。朝、8時前に三重大学病院まで主人は一人で出かけました。9時半の検査診察の予定でしたので、午後一時過ぎには帰ってくることと祈って待っていました。無事に3時過ぎに帰ってきました。若い先生に主治医が変わり、待つことなんと2時間半。とても長く感じたと言っていましたが、レントゲンだけの検査ですが、異常なしで帰らせていただきました。主人の帰りが予定より遅くなるにつれ、不安がよぎります。入院ということになって、その手続きで遅くなっているのだろうか。とか。

ふと見れば、散りつくしたる木の葉かな。

谷広く孤高と仰ぐ後の月。

山茶花に通へる虫に夕日差し。

この山の裾ゆたかなりハゼ紅葉。

伊勢までの連なり床し秋の山。     馬場路哉

12月7日

雪が降る予報が出ていましたが今のところ、雨です。ほっとしています。「キリストへの時間会報」69号が届けられました。

1952年の始まったラジオ伝道が、65年たった今も続けて電波が流れていることは神様のお導きと恵みと祝福によるものと心から感謝いたします。

その尊いご奉仕に携わってくださって、教会へ集えなくなった高齢者、病の中にある方に、毎週、日曜日のラジオ放送での御言葉と、讃美歌を聞く機会をどんなにか心待ちにしていることでしょう。ラジオから流れる御言葉はとても強く私個人にも語りかけられるのです。台所の片隅にラジオを置いて、時にはメモを取りながら、真剣に聞いています。ご一緒に大きな声で賛美し、教会の礼拝に集えなくても力が与えられるのです。信徒の交わりが無いのは、とても寂しいことではありますが、言い換えれば、そのようなことがないからこそとても集中できる時であることは事実です。

 このラジオ伝道が許される限り続けられますようにとお祈りしています。

泥流や“三浦綾子”は冬を書く。

新蕎麦や戸隠山の麓なる。

初霧のチェーンのトユを伝ひけり。

学び舎の銀杏黄葉に朝日差す。

黄落や粛々として教会へ。      馬場路哉

 12月12日

とても厳しい寒気が上空にやってきているようです。歯科医に定期検査に行ってまいりました。きれいに磨けていますね・・・と褒めていただき、こちらは調子に乗って、医院の室温の程よい居心地の良さを感じました。我が家に帰って室内の気温を見るとなんと4度しかありません。わたしには寒すぎます。さっそくストーブとエアコンをつけて何とか7度まで上がりました。いくら暖房をつけても、古い家ですから隙間風があちこちから入ってきます。健康には良いのかもしれませんが、この冬の寒さには参ってしまいそうです。

午後からは隙間のあるところに段ボールを重ねたり、ベニヤ板で囲んだりと工夫しました。少し気のせいか、ほっこりしました。室温も上がりましたが、それでも駄目ならば毛布をカーテンの様に窓際にひっかけようかなと考えています。毎晩お布団の中から顔を出すことが出来ません。寒くて目が覚めてしまうからです。幼いころの信州での冬を思い出しています。

  馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (140)

 10月23日

 昨日は丸一日、激しい雨に見舞われ、夜はもっと激しく降り続きました。避難勧告が出ていましたが家で待機。怖くて、何度も目が覚めました。山添村の各地で土砂災害が起こりました。中峰山では五ケ所山崩れが起きて、通行止めです。主人は何度も呼び出されて一日中、出かけていました。

今日一日は小学校もお休みのようでした。すぐに道路が復旧するとは思いませんので、しばらく、みなさんが不便な生活となります。先ほどからは断水です。水道の栓が土砂で埋まってしまったのかもしれません。冷蔵庫に入れてある非常時の飲み水を少しずつ大切にして使っています。このようなちょっとしたことでも、パニックを起こしてしまいそうになる愚かな者です。

リハビリに耐へむと眺む秋の空。

ラジオよりキリストを聞く白露の日。(キリストへの時間を聞いて。)

灯火親し英文学に取り組める。

秋灯や師ガリ版を切りにける。

山峡に忍ぶ暮らしや天高し。    馬場路哉

10月26日

  10月に入って最も秋らしい今日、ジャーナル11月号が届けられました。

このように早く届けていただいたヤマト便さんに感謝します。「今月のことば」で、大切な三つのことを導いていただき、どのようなときにも、唯一の知恵深き神様にイエス・キリストによって、栄光が永遠より永遠にありますように。アーメン。このことを心に抱いて、一日一日歩んでまいりたいものです。

 「美しい朝に」さんへ

共に過ごした愛ちゃんを天国へ送られて、どんなに悲しく、辛いことでしょう。それなのに、今月も多くの方を励ますために大切なご自分のことをしたためてくださって感謝いたします。愛ちゃんの様にとても優しい飼い主にかわいがってもらい、静かに眠るように天国へ旅立ったなんて、なんと幸せな愛ちゃんでしょう。私は今までに三匹の愛犬を天国へ送りました。どの犬も最後はとても苦しみました。ですから愛ちゃんの様に静かに安らかに天国へ旅立っていかれるのはとても珍しいことだと思うのです。きっと飼い主さんに全幅の信頼を持って、毎日過ごしていたのでしょう。しあわせ者の愛ちゃんですね。我が家の残っている愛犬たちも愛ちゃんの様に平安に天国へ旅立って行ってくれることを毎日祈っているのです。苦しんでいる姿はもう、見たくありませんから。

11月には、また主人の三重大病院行きの日がやってきます。

11月2日

 今日の朝の冷え込みは12月を思わせるものでした。昼散歩をしていると、月ヶ瀬時代の生徒が、“こんにちは、お変わりありませんか”と明るく挨拶してくれました。電気料金の検針にまわっているとのこと。女の子ですのに、バイクに乗って村中を回っているというのです。担任をしたこともないのに、覚えてくれて挨拶を交わすことができて、何だか、とてもうれしい一日でした。

 明日は、また山添村全村の文化祭と、食べ物店が催されます。小さな村ですが、みんなで力を合わせる団結力はすごいものがあります。

名古屋ではそのような催しはもうなくなっているのでしょうね。小さな村の小さな秋祭りに村の人たちは心躍らせているようです。私たちは、家で静かに過ごします。11月に入ると、急に夕暮れが早くなってきます。とても寂しい月ですね。私が生まれたのがこのようなさびしい月だったのかとしみじみと思いを巡らせています。いつも私の誕生日には父と母からのどちらかから、本を贈ってもらいました。一番最後に母からプレゼントされた本は水野源三さんの詩集でした。同じ信州の生まれの源三さんのことを母はとても共感を覚えたのでしょう。その詩集をまた今年も取り出して、源三さんの素晴らしい詩集に心洗われるのです。

11月4日

 今日、綾ちゃんと一時間ほど、英語の勉強をしている間に金城の同級生から留守電が入っていました。さっそく、折り返し電話をいたしました。同窓生の近況を知らせてくれました。元気だった友が腎臓から肺へ転移し、今は脊髄までに広がって手術ができる状態ではないことを教えてくれました。病に侵されている友は、上野緑ヶ丘教会まで高校時代にクリスマス礼拝に来てくれたのです。その後、受洗に至ったと聞いています。関西に転勤になられ、奈良で会おうということになって高校を出てから25年振りに近鉄奈良駅で出会い、しばらく、お昼ご飯を共にしてお互いにまた元気で再開できる日を約束いたしました。

それ以来、ぷつんと途絶えたお交わり。忙しいのだろうと、思い込んでいましたら、いま杖を持たずには歩行ができないというのです。もう、そのような友が増え始めています。私も、目が悪くなっていると伝えたら、早く検査を受けるようにと厳しく言われました。お互いにとても心細い毎日を送っているのがよくわかりました。秋の夕暮今日は一層寂しさが増しています。友が癒されることを信じて祈っています。

11月10日

 今朝も0度という寒さでした。でも午後からは気持ちよく晴れて、秋らしい一日となりました。「美しい朝に」さんの折り紙、お忙しい中とても繊細に作られてある素敵な折り紙をお送りいただいて心から感謝いたします。さっそく、部屋の壁に飾ろうと考えています。あまりの美しい作品の出来栄えに感動しております。「美しい朝に」さんはとても器用でいらっしゃるのですね。感激しています。創意工夫されてこのような見事な作品が仕上がるなんて。有難うございました。

 いつものように八朔が黄緑色になってきました。しかも今年はとても大きく立派なのです。八朔の木を眺めているだけで、楽しくなってきます。またあの酸っぱい八朔を口にすることができるのでしょうか。そちらにばかり目をやっていると、ふと目の前の椿の花が大きな蕾を付けているのに気が付かなくて、あれ、今年は早く蕾が大きくなっているように思われて仕方ありません。椿は、梅が咲き終わったころに咲き始めるのですから。何だか、季節が異常なのかもしれませんが、庭の木がどんどん先取りしているのです。それを見ているとこちらまで面喰ってしまいます。

  馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (139)

9月16日

 台風の影響を受けて朝から冷たい雨が降りしきっています。しかも気温が低く最高気温が19度です。一気に10月の気候になり、あわてています。暖かいストーブが欲しいようなそんな寒さです。

わたしとの勉強を始めて以来、一度も休むことなく頑張って来てくれています。時には勉強のこと以外の話に盛り上がってしまうことがあります。それでも続けて学ぶ姿勢があればゆっくりでも少しずつ前へ進みます。今はもう、ワードのつづりを書く練習に入っています。英語が楽しい、といってくれるととてもうれしくなります。なんでも、まず最初は好きになることが大切ですから。

駆け足で秋がやってくるとは思いもしませんでした。秋の果物がお店で並ぶようになりました。食事の準備でガス台の前に立つのが少しは楽になりました。久しぶりに圧力鍋を使って温かい夕食の準備をいたしました。

9月21日

 暑くなりましたがやはり吹く風は秋の気配を感じさせてくれます。台風の被害ではありませんが、落ち葉が庭に一面です。落ち葉掃きを手伝いましたがなかなか不慣れで、きれいに片づけられません。私はこの落ち葉があまり気にならないのですから、鈍感なのでしょうか。主人は落ち葉が気になるといっては几帳面に箒で掃きそろえています。犬たちは、秋になって少しはほっとしているようです。でも年齢が人間でいえば90歳を超えているというのですから、一日、一日、生きていてくれているのがとてもうれしく、また毎日、お別れの挨拶をして休みます。二匹のうち一匹は私の足元で毎晩寝ています。私から離れるとさびしいといって大きな声で鳴きますので皆の睡眠不足につながるといけないからです。一緒にいると、安心するのか、朝、4時までは静かにしています。この子たちとの残り少ない日々を大切にしたい今年の秋です。鹿の子供の鳴き声が裏山から疳高く聞こえてきます。

 最近、Eテレで料理番組をよく見ます。マンネリ化している我が家の食事のレパートリーを少しでも変化させたく感じたからです。ただ見るだけで、台所に立つと、いつもの定番のメニューになっていますが、ちょっとしたところ、盛り付けとか、味付けに変化をもたらせるように努力しています。食事作りにかける時間がとても多くなってきています。手がのろくなっているせいでしょう。それと、できるだけ、我が家での手作りに重きを置いています。皆が喜んで食べてくれるのを楽しみにしながらで、その影響でしょうか。指がとても太くなってきました。今まで入っていた、結婚指輪が入りません。普段からあまり、そのようなものを身に着けなくなっていますので、苦にはなりません。少しでも手先を使って心のこもった食事つくりに精を出すこの頃です。我が家ではまさに“食欲の秋”です。

 過疎の村キョウチクトウの艶掲ぐ。

星月夜、星の王子の物語。

あばら家に響き返りぬ、轡虫。(くつわむし)

トタン屋根、不意に響かす木の実かな。(どんぐりのこと)  馬場路哉

どんぐりがいっぱい前の道に転がっています。気を付けて歩かないと、木の実で滑ってしまいます。自然ゆたかな山添村での秋の一日です。

9月30日

 朝は18度と少し、肌寒ささえ感じましたが、日中は気持ちよく晴れわたりました。久しぶりに横浜の姉と話し合いました。電話でですが・・・。今までの人生を振りかえって、神様のお守りとお導きによって生かされて来たことを感謝していました。姉は何でも一人で突き進んでいけるタイプでしたので、父も母も、ほとんど助けてくれなかったと言っておりました。それでも何とか今まで支えられてきていることに不思議な導きを感じるというのです。母から送ってもらったのは布団袋一つだけだったというのです。後はすべて自分で賄わなければならず、倹約のそのものであったけれど、感謝の人生だったといっておりました。

姉は横浜のミッションスクールで、教鞭をとりました。その時も一人で、横浜教会の方たちを頼ってお部屋を探していただき、勤め上げることができたことに心から感謝しているとのことでした。姉の連れ合いは転勤族でしたので、いつでも転勤命令が出たら引っ越しができるように準備し、最小限度の日用品で我慢していたとのことです。私は一度も姉のところへ出かけたことはありません。きっとこれからも横浜まではいけないことでしょう。でも二人で明るく天国で会えるはずだねといって電話を切りました。残り少ない人生ですが信仰を全うしたいものです。

讃美歌を歌ふ夫人や秋深む。

永遠の生命説かれぬ台風裡。

難病の肺炎と聞き身に染みる。

爽やかな目覚めを神に感謝しぬ。

薄絹に似て広ごりぬ秋の雲。  馬場路哉

10月3日

長村さんの足首の痛みが激しいようですね。お祈りしています。屋根裏に断熱材を貼っていただくことになりました。大工さんに天井の中をのぞいていただいたら、それは大変なことになっていました。スズメ蜂の大きな巣が二個もあったというのです。蜂はいなかったようでホッとしています。よく見ると、ムササビが散々暴れており、裏の杉の木の葉をいっぱい屋根裏に運び、遊んでいたようです。その上には電気の線がありますが、それをかみちぎって漏電寸前だったのです。今日は電器屋さんにも来ていただいて、屋根裏に入っていただいて、三か所も噛み切ってある電線を修理していただきました。火事になる前でよかったですね、といっていただいて、こちらも胸をなでおろしました。

みなさん、汗をたらたら流されての作業でした。屋根裏は空気の入るところがなくとても埃っぽく大変だったと申し訳なく思っています。でも早く気が付いてくださって感謝しています。古い家はやはりこうした点検が必要なのですね。私たち人間と同様、定期検診が必要なことを思い知りました。このようなことがなければ、いつまでたっても不衛生なままでしたから。

日輪と対話するかの曼珠沙華。

朝顔の種もつツルのすがたかな。

杖を手に恩師、集はれ暮れの秋。

菊の花熱心な声よみがえる。    馬場路哉

  馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

 

 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (138)

8月21日

来週から三週連続で、村の行事が続きます。村長選挙、村会議員選挙、クリーンキャンペーンなどで、出向かなければなりません。山添村は小さな村ですから、村会議員の選挙となると大変です。中峰山からも一人立候補します。選挙事務所が開設されて気忙しくなります。村長選は二人が出馬するとのこと。73歳の高齢者と41歳の若者との対決です。主人は今年は村の大役を任せられているので、明日から、道路の草刈り、空き缶拾い、事務所の掃除など、毎日駆り出されていきます。超高齢の村ですから、多くの者たちが職場を休んで選挙の応援です。選挙が終わるまで、ちょっぴり騒がしくなりそうです。

8月24日

この厳しい暑さで、思考力、気力ともにダウンしています。何とかかろうじて、夕食の準備を整えることができほっとしています。毎日のことですが、その同じことの繰り返し、単調な家事をこなすのにもかなり気持ちを込めないとできなくなってしまいました。蓑虫はどこかに大きな巣を作っているのでしょうか、退治しても追い付きません。次々と木の中からあらわれてきます。蓑虫に負けてしまった私です。

9月2日

最近はとても涼しく感じられます。このまま、秋になるのでしょうか?サッカーのワールドカップをかけての試合はとても感激いたしました。若い二人の選手が大活躍してくれました。息子は特に二点目を入れた選手の大ファンです。二点目のゴールが決まったときは家中が大歓声になりました。サッカーでの得点はなかなか決まりませんが、決まったときにはとても絶妙ですからハラハラドキドキの連続です。今まで一度も勝ったことのないオーストラリアに勝利してのロシア行の切符を手にして、サッカーファンを一層熱くさせてくれましたね。

9月4日

先ほどから雨です。久しぶりなので、落ち着きます。今日の夕方の散歩ではピンクのコスモスが咲き始めていました。心和ませてくれました。自然はすでに秋です。夜になると、コオロギが鳴き始め、あまり知られていませんが カマキリも懸命に負けまいと、キリキリとか、カナカナとか、スイツッチョンと合唱し始めました。

爽やかや強く説かれぬ天つ国。

十字架の高く光りて夏の果て。

イエスよりいただく聖霊爽やかに。

秋暑しみずべの風に憩ひける。

灯火親しチボー家の火と五巻目に。  馬場路哉

やんちゃでしたがな可愛いクロが今朝、散歩から帰ってきて、庭で倒れてしまいました。脳梗塞の様でした。いくら自力でf踏ん張ろうとしてもすぐにバタンと倒れてしまいます。このようなことは覚悟はしていましたが、突然の出来事で、うろたえてしまいました。食事ものどに通らずに一日過ごしました。すると夕方、クロが庭でよろよろと動いているのです。目を疑いましたが確かに動いています。

しばらくの間でしょうが、突然今日、天国へ行かなくてとてもほっとしています。

神様にクロが安らかに天国へ行くことができますようにと祈っています。

天上の幸願ふなり天の川。

しもつけの咲く寺跡の礎石の辺。

井戸替えや老杉半ば朽ちにける。

楢枯れの嘆きのありて秋の山。    馬場路哉

9月12日

私はいつもこの年老いた犬がそばにいてくれなくなったらどうしよう、と最近そんなことばかり考えてしまいます。でも飼い主にとても、かわいがられたネコちゃんは幸せだったと思います。きっと喜んで旅だったことでしょう。生き物との共存で教えられることが多くあります。飼い主には絶対服従します。そして何もしゃべらないのですが、“お帰り”とか、“そんなに怒らないで”とかを体全体で表します。人間と違って飼い主やその家族を怒らせるような態度は決してとらないのです。だからとても愛くるしいと思うのです。毎朝、犬たちが生きているかなと持って起きるこの頃です。よろよろ、今にも転びそうな足取りですがしっぽを振って散歩に出かけます。さすがに今朝の大雨には、怖がって一歩も外に出ようとしませんでした。その代わりに昼の散歩をしました。朝の大雨はあっという間に我が家の庭を溢れさせました。どこを歩いたらよいかわからなくなるほどに大雨になりました。近くに川はありませんが、土砂崩れが心配されるほど、防災放送が村内一斉に入りました。“気を付けて待機してください”とのこと。それでも仕事のある人は出かけなければならず、主人は村の代表で、バスで出かけなければならず、この雨の中家にいるのは犬たちと私だけです。

 初秋や十字架仰ぎ教会へ。

声揃へ歌ふ讃美歌秋初め。

三日月に寄り添ふ星の光り初む。

祖父の死やツユクサの濃く目に染みる。

良き色を路上に散らす葛の花。    馬場路哉

  馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (137)

7月14日

 今度は東海地方を大雨が襲ってきました。道路が冠水し、橋が今にも流されそうなほどに水かさが増えています。名東区は大丈夫でしょうか?大きな黒い雲がこちら近畿地方にも出てきています。今にも大雨が降り出しそうな大きな雲です。この蒸し暑さが体調を、崩させます。“助けてください”と勝手なお祈りをしています。そんな中、お隣の一人暮らしをしている方が話をしたい、というので、一時間ほど話し相手をいたしました。“独りで暮らしていると、台所に立って、何かを作ろうという意欲がわいてこない”というのです。そしてご自分の家で採れた野菜をたくさんくださいました。私はただお話を聞くだけ。“ふん、ふん”とうなずくだけ。何も励ますこともできないけれど、こうやって一人でいる時間を減らしてあげることが大事なのかなあと考えています。

清流にまたたびの白なだれける。

家康の越えし多羅尾の閑古鳥。

十薬の十字の花や地に低く。

しもつけのルビー色なる無住寺。

津軽への旅読み返す桜桃忌。     馬場路哉

主人の左足膝の痛みが少し和らいできたのか、夕散歩には杖を使いながら老犬二匹を二人で連れて行くことができるようになりました。

7月17日

「今月のことば」に励まされながら、熱い祈り人になろうと思います。明日は山添村の総合健診です。65歳以上の高齢者がほとんどなので、とても時間がかかります。半日以上は覚悟しています。主人は三重大で診てもらっているからといって行きません。

長い間使っていた固定電話が故障してしまいました。20年以上も使っていたので仕方ありません。もう機種が古すぎて修理ができないとのこと。新しい電話を31日に付けてもらうことにいたしました。私たちは携帯電話を持っていません。とても時代遅れな者達なのですが、今はこれといった仕事を持っていませんから、これも不便に感じません。山間僻地なので、車だけは維持していかなければなりませんから、ほかのことにはできるだけ倹約しています。

葛城の左右連なる青嶺かな。

曲線を自由に描きツバメの子。

山峡や梅雨晴れ行くと鳶の笛。

買ひ求む伊賀の大玉トマトかな。

紫陽花に雲間の朝日覗きけり。    馬場路哉

8月1日

8月がスタートいたしました。暑い、暑いと言いながら毎日が過ぎて行きます。

「ジャーナル」のおかげで、一日のけじめがつき、心から感謝するものです。

遠くに離れているのに、いつも祈ってくださっている方がおられると思うと、強められます。「ほっとひととき」の方たちもきっと、メールを送ってもし、そのままで終わっているのでしたら、だれもこのように多くの方が愛読されないことでしょう。でも、どのような小さなことにも誠意を尽くされてレスポンスしてもらえる。なんと嬉しいことでしょう。

昨日、息子が帰ってきて、シャツを見ると、白い粉のようなものが楕円状に噴き出ているのです。何なんだろうと思ってよく見ると、汗が乾いて塩が噴き出た後となって残っていたのです。高校時代にサッカーを真夏にしていたころはきっともっと汗が出ていたんだろうと思います。その頃は若さでやりぬいていたんだなと十数年前のことが重なって思い出されました。

8月6日

こちらは朝からぐんぐん気温があがり37度となりました。台風の影響と考えられます。蒸し風呂以上の暑さです。

葛城の左右連なる青嶺かな。

曲線を自由に描きツバメの子

山峡や梅雨晴れ行くと鳶の笛。

買ひ求む伊賀の大玉トマトかな。

紫陽花に雲間の朝日覗きけり。    馬場路哉

8月9日

 台風は近畿地方を直撃して過ぎ去りましたが、我が家の竹が道をふさいでいるのです。新聞配りの方が朝一番に通りますので、あわてて、主人と二人で竹を切って山へ放り込む作業を終えました。その直後、新聞屋さん、また出勤で出かける方の車が行き来し、ほっとしました。我が家の被害は古くなったビニルの洗濯物干し専用の屋根です。強い風で何枚か吹き飛んでしまいました。

業者さんに見てもらうと、全部やり直さなければならない状態だというのです。

仕方ありませんから、のしていただくように頼みました。ちょっとした台風でも古い家は被害が出ます。これも仕方がないことだと考えています。

暦の上では立秋です。庭にはツバメに代わって赤とんぼ、オニヤンマなど私の知らないトンボが幾匹も飛び交っているのです。まだまだ気温は高く蒸し暑いのですが、そんなトンボたちに出会って秋の気配を感じ取った一日でした。もうすぐコスモスが咲き始めるのでしょう。コスモス畑に目をやると、つぼみをいっぱいつけていました。

 津軽への旅は寒しと桜桃忌。

噴水を起点リハビリウォークす。

プラタナス丘に吹かれて緑濃し。

神の愛こそ渇くなき泉とも。     馬場路哉

8月15日

 NHKのニュース7で飛行機の墜落事故を見ると、なんと山添村の出来事がトップニュースで伝えられていました。ちょうど、我が家からは5キロほど離れている、標高の高い山の近くの出来事でした。主人の弟たちはさすがに驚いたのでしょう。お見舞いの電話が鳴り続きました。いったいどこで起きたのか地名を発表しなかったので、我が家の近くだったらどうなっているのだろうと案じてくれたのでしょう。弟たちの声を電話越しに聞きましたが、元気そうで感謝いたしました。主人の弟たちは二人ともすでに定年を迎えていますが、二人とも現役で頑張っています。きっと故郷へ帰りたい気持ちがあるのでしょうが、私に迷惑をかけると思ってか、遠慮してくれています。そのような心使いがとてもうれしいのです。

  馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (136)

6月14日

今週からはメモ帳を片手にEテレで学んだことを書き留めています。今までとは真剣さが違います。私も一からのスタートです。生かされている間、持てるものを精一杯出せたらと祈っています。でもあまり気負いすぎると長続きしませんから、そこのところを十分に配慮しながら進めていくつもりです。昨日、月ヶ瀬小学校で苦楽を共にした者たちが集って、昔話に花を咲かせると同時に、今まどのようなことに取り組んでいるかを語り合いました。特に気の合う仲間4人ですから、皆、今の自分を率直に語ってくれました。最年長は今年90歳になられた方です。現職のころは子供たちにも同僚にもご自分にも、とても厳しいところがおありでしたが、教育に関してはやはり人一倍の情熱を持っておられました。その方に、“この頃よく頑張っているね”と言われて、とても励みになったことを覚えています。私は「ジャーナル」のことをお話したのですが、今朝そのうちの一人から電話が入り、私の生活ぶりがとても刺激になったとお礼の電話が入りました。何だかほのぼのとした一日となりました。

6月17日

道端のアジサイ、お隣のお家のアジサイが濃い紫色に変わってきていますが、“雨が欲しいよ”とでもいうようにしんなりしています。家のアジサイにはたっぷりお水を与えています。嬉しそうに元気よく花を咲かせてくれています。小学三年生の女の子との初めての勉強が始まりました。お互いに緊張しての30分でした。英語のテキストに今はCDがついていて、とても便利になっています。直ぐ同じように発音できるのは素直な心があるからでしょうか。今は、ALTの先生がアメリカから来てくれて、月に一度は本物の英語を聞くことができるというのです。一気に何もかもは無理なので、まずは聞くことに慣れるようにと考えています。

6月26日

30度を超す暑さです。また、来週からは雨が続くという予報ですが、今年の梅雨はとても激しいですね。一日でひと月分の雨というのですから熱帯地方のようになってきているようですね。

 主人のこと、ご心配をおかけしていますが、リハビリには今日も出かけて行きました。加齢によるものと、使いすぎが重なってのことだと思われます。杖の力を借りて、歩くことができていますから感謝です。診療所できつめの痛み止めの薬を頂いてきました。それを服用しながら、ゆっくりゆっくり杖を使いながら歩いています。

渇かざる命の泉湧きにけり。

揃ひたる淡竹タケノコ送りけり。

止まるのはわづかの間なり山の蟻。

一筋に向かひて来る蛍かな。

玄関の敷石洗ひ夕立す。       馬場路哉

まだ山添村では蛍を見ることができます。田んぼの近くや、井戸水が湧き出るところにほのかな明かりをともしてくれています。静寂なひとときです。

7月5日

こちらは久しぶりに傘を持たずに夕の散歩を終えることができました。ほっとしています。その夕の散歩の折、ねじ花(もじずりそう)が一本ピンクの花を咲かせていました。主人に言わせると夏本番に咲く花だそうです。どんよりした空のもととても愛らしく、小さな花をいっぱい咲かせて元気をもらいました。

主人の足はきつい痛みどめのおかげで少し、和らいできているといっています。でもまだまだ無理はできないのでしばらくは私一人で犬たちとの散歩が続きそうです。

7月12日

朝からの蒸し暑さで汗が噴き出てきます。高温多湿、まさに熱帯地方に暮らしているようなこの頃です。クーラーを掛けようかと迷いましたが朝からはもったいない気がして、窓という窓を開け放して何とかしのぎました。庭の朝顔がいつもならもう蕾を付けるころなのに葉っぱだけが大きくなって一つの蕾も見当たりません。これも異常気象の影響でしょうか。

午後から激しい雨という予報でしたので、洗濯物を午前中に仕舞い込みました。今のところあまり雨は降らずに蒸し暑さだけが残っています。

    馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

 

 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (135)

5月20日

 お昼前、少し低いところに作られてあるツバメの巣に目をやると、なんと大きな蛇がその巣に向かっているではありませんか。親ツバメが“助けて助けて。”と大きな声で叫んでいるのです。

私は怖かったのですが、蛇を許せなくて、長い竹の箒で蛇をたたこうとしましたが蛇は屈せずにじっと卵を食べている様子です。なんとひどい蛇。犬たちが弱っているのを知って今までに見たことがない蛇の姿でした。ショッキングな出来事でしたが、仕方ありません。燕はあきらめてまた空へ向かって飛び立っていきました。

夕の散歩ではホトトギスがとても美しく甲高い声で鳴き始めたのに気が付きました。“卯の花の匂う垣根にホトトギスはやも来鳴きて、忍び音漏らす、夏は来ぬ”の歌がぴったりの山郷になってきました。

5月27日

 明日は三週間ぶりに礼拝に行きます。村の行事が目白押しで、忙しく、特に主人はこれから一年間ですが、村の様々な行事の計画実行を任されてこなしていかなければなりません。29日はその最終の引き継ぎの日です。とにかく健康が支えられなければできませんから、それのみを、祈るばかりです。6月の花アジサイがもう、たくさん白い花をつけてこれから紫、青、ピンクへと移り変わって雨の多い6月を楽しませてくれそうです。

車いす窓辺に寄りぬ花の雨。

花に風枝しなやかに打ち返す。

湖を巡る水楢(みずなら)芽吹きけり。

ゆっくりと翁の車花吹雪。

弁当を花の下にて食べにけり。    馬場路哉

6月3日

 一日、朝から肌寒さを感じました。梅雨入りをまじかにして、このように晴れた日を大切にしていかねばと考えています。お隣の庭先には大物の洗濯物がどっさり干してありました。私も見習わなければと思いましたが、疲れると明日の礼拝に行けなくなると困るので普段通りの洗濯ものだけにしておきました。夕の散歩ではスイカズラの花を見つけました。とても小さな白い花をつけて、崖から下へとしだれ桜の様にさらさらと咲いているのです。なかなか、気が付かなかったのですが、主人にその花の名前を教えてもらってからは愛くるしくて可愛い花に魅せられている私です。これからの散歩は傘なしで行ける日が少なくなってくることでしょう。

この渓に生まるる気品シャガの花。

囀りも飛び交ふことも激しかり。

新緑や安息日の良く晴れぬ。

花水木吹くや新たな風吹きぬ。

花ずおう葉も揃ひけり庭の雨。   馬場路哉

先日ラジオから流れるアナウンスを聞いていると、最近はカタツムリが見られなくなりました、と。そういえば、カタツムリが見られなくなったなと気が付きました。気候の影響でしょうか。代わりにというか、蜂と出くわすことが多くなり怖くて仕方ありません。

6月10日

 今朝、とても不思議なことがありました。私の古いオルガンで、讃美歌を弾いていたのです。すると、外のドアをトントンとたたく音がいたします。何者だろうと、覚悟して、ドアを開けてみたら、同じ中峰山に住んでいる小学生の女の子がお母さんと立っているのです。何かの用事があるように感じましたので、尋ねてみると、“英語を勉強したい”というのです。わたしに?英語?このような年を取ったおばあさんでも何かの役に立てるのだろうかと不安に思いながら、部屋の中に入っていただいて話を聞きました。上野まで連れて行くには仕事を持っているので時間的に無理だというのです。英語からはずいぶん離れているし、何より体力が保てるか不安ですが、熱心な要求にことわることができず、来週から30分間だけ、テキストを準備してそれにしたがってやっていくことで承諾いたしました。しばらくの間、学校のお話をしてもらったり、好きな科目は何かを尋ねてみたりしていました。すると、さっき、弾いていたオルガンを眺めて、もう一度聞かせてほしいというのです。讃美歌495番です。すこしドキドキしながら、讃美歌をうたいながら一番だけ聞かせてあげますと、その子はとても喜んで、“きれいな音”“どうやったら音が出てくるの”とたずねてくれたのです。“これは、足を踏むことによって風を送りその風の力でよい音を奏でるのだよ”というと、とても不思議そうにしていましたが、満足したようでした。このように小さな子なのになんと感性が研ぎ澄まされた子なんだろうと、こちらの方がまたとてもうれしくなりました。来週から英語の勉強をこちらもシッカリ頑張って少しでもお役にたてたらなと考えています。健康が保たれることを祈りつつ、来週から一緒に勉強することを約束いたしました。少し不安を抱いている私ですが、神様に祈りつつ、できるところまでやってみようと考えています。E テレで心を入れなおして勉強を始めます。

    馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (134)

54

こちらは日一日と緑が濃くなってまいりました。この頃になると思い出す讃美歌は122番“緑も深き若葉の里”です。散歩の途中でもいつも口ずさんでいます。

庭の梅の木は黄緑色の葉っぱをたくさんつけて、梅の実が熟していくのを待っているかのようです。台所ではもう蟻が甘いものを狙って歩き始めました。外の八朔の木の下では、大きなカラスが木の根っこに座り込んでいるのです。どうして、こんなところにいるんだろうと思って遠いところからじっと眺めていると、取り残した八朔をおいしそうについばんでいるのです。カラスは頭がよいとは聞いていますが、このような光景を見たのは初めてです。よく見かけるのはゴミをあさっている様子ばかりでしたから・・・。

5月9日

三重大病院で10年間お世話になった先生がおられなくなっているかと思うととても寂しいでした。新しい先生ってどんな先生なんだろう。できたら気さくな先生であってほしいな、何でも言えるような先生であってほしいなと思いつつ、j1306番の番号を言われるまでじっと待ちつづけました。一時間半ほどでその番号を言われて診察室へ入ると、なんとわが息子よりも若い先生が“画像診断から見ると異常はありませんね”といってくださいました。十年前にさかのぼって詳しく経過を確認してくださいました。先生がカルテをしっかり読み直してくださると、そうだ骨折して在宅治療に専念した三か月があったのだったな。よくぞ大きな山を何度も乗り越えて今日まで支えられてきたなと感謝の思いで胸がいっぱいになりました。昨年の様に電話で呼び出されないように何度も若い先生に肝臓は大丈夫でしょうか?としつこくたずねてしまいました。

一度に肝臓、肺、骨盤、右大腿部と四か所も造影剤を使っての精密検査でしたがすべてに異常が見られずに感謝でした。三重大の先生も“毎日リハビリをやっていますか?”とたずねておられました。リハビリに励むことによって筋肉がついてくるだけでなく精神的にも前向きになるのだそうです。改めてリハビリの大切さを教えられました。

510

今日5月10日は61年前に伊賀上野へ家族でやってきた日です。朝、長野の上田を出て伊賀上野へ着いたのは夜暗くなっていました。あわただしく数名の方たちに迎えられての開拓伝道の始まりでした。とにかく礼拝をする場所がない。それを快く受け入れてくださったのが今は宝塚にお住いの鶴原さんご一家でした。

そして私たち牧師一家とともに路傍伝道にも一緒になって讃美歌239番を歌い続けてくださり、街中を通り行く人々に礼拝へのお誘いをしてくださったのでした。なかなか、実は結ばれませんでしたが、お一人の姉妹が礼拝に来てくださり、皆が心から喜んでお迎えしたのを、今でもはっきり覚えています。その後、あけぼの保育所という所で日曜礼拝をすることが許されてとても感謝したのでした。

5月になるといつもそのことを思い出すのですが今年は何だか特別な思いでこの日を過ごしました。61年間上野での伝道が続けられていますことに神様に心から感謝するのです。

藪椿入日に一層赤々と。

犬おれば蛇現れずツバメの巣。

古巣より飛翔する日の近からむ。

老いぬれど気丈なれかしイースター。

塗畦や里山晴れて鳩の声。      馬場路哉

5月13日

 一昨日はとても蒸し暑くてどうも変だなと思っていましたら、今朝から激しい雨に見舞われました。その雨に打たれながらも、ツバメは元気に空を舞っています。さすがに年老いた犬たちは雨の空を眺めながら、散歩に行くのは無理だと考えたようです。今まで元気だったころは雨など平気だったのですが、体の調子の衰えをよくわかっているようです。それがまたいとおしくて、胸がきゅんと痛みます。夕方になってから雨が上がったのでいつものように散歩に出かけることができました。この一日も欠かすことができない日課をこなすことができるとホッとするのです。野山は、雨に洗われて、一層緑が濃くなってきました。

地面を這う蛇が庭先に出てきました。ツバメを狙っているのです。犬たちが元気なときにはこのようなことはなかったのですが、蛇の賢さには驚かされます。

犬たちの弱り方を察知しているからです。

5月14日

 母の日礼拝を金城学院の学生時代にスマイス寮で捧げたのを思い出した一日でした。ポーリン・マカルピン先生のご奨励でした。アメリカではこの母の日を特別に大切にしているといわれていました。母の日には家族が集って感謝の気持ちを表す日なのだと、ある牧師さんがその夫人のために特に記念して行っていたというのでした。皆で、510番“母は涙流す間なく祈ると知らずや。”と賛美し終わるとみなそれぞれの母を思い出して涙していました。子供のために精一杯の犠牲を払って育ててくれた母のことはいつまでたっても尊い存在ですね。

マーガレットの花が咲き誇っています。

藪椿入日に一層赤々と。

犬おれば蛇現れずツバメの巣。

古巣より飛翔する日の近からむ。

塗畦や里山晴れて鳩の声。

木の上の両手に乗りし古巣かな。   馬場路哉

    馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

 

 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (133)

3月22日

昨日とは打って変わってお日様が照りだして嬉しい一日でした。アジサイが青い青と目吹いていました。家に戻って狭い庭を見渡すと、去年植えた“雪柳”もけなげに一ミリほどの芽を吹いていました。何だかとても気持ちが明るくなりました。今朝のEテレで、“秘密の花園”のお話を聞くことができました。印象に残った言葉は、その人の心の中に小さな庭があり、そこに自然と向き合う心があるならば、希望と、生きる力が湧いてくる、というのです。はっとさせられた言葉でした。

3月27日

 また遠い国から燕の家族たちがやってきました。去年まで来ていた燕かどうかはわかりませんが、土地勘があるとか・・・。またすっと空高く飛んでいきました。去年の日記を見直していないので、はっきりしたことがわからないのですが、同じように三月の末にやってきているはずです。生き物たちの季節感に驚かされます。

先日、お隣の家まで行くと、なんと一度も見たことがない“アライグマ”が私をちらっと見て、すぐに逃げて行きました。見た目はとても可愛くて愛くるしいのですが、農業をされている方たちに言わせると、このアライグマが一番たちが悪いのだそうです。頭がよいので“スイカ”でも瓜でも形はそのまま残して中身だけをすっかり食べてあるというのです。生き抜くための動物たちの生活の知恵に人間も負けまいと対策を練っています。

3月29日

主人は今日3月29日に73歳の誕生日を迎えました。すっかり誕生日のことは忘れていました。子供たちも誰も何も言ってきません。はっと思ってカレンダーを眺めるとひょっとして主人の誕生日かも・・・。主人に念を押して、“今日は誕生日やね。おめでとうございます”と改めて言うと、嬉しそうにしていました。

物覚えはよいはずでしたのに・・・・、ああ~~。

4月3日

 4月になりました。テレビのニュースではあちこちの新入社員の入社式が映し出されていました。みなさん希望に胸ふくらませて、新生活のスタートを切っている姿に、若かりし頃の自分の姿と重ね合わせていました。そんな中、本日、四日市教会のまきば幼稚園で長い間、ご奉仕されていた藤沢元長老さんから、“体調がすぐれないために、この3月を最後に、理事長を辞任いたします”というとても美しい絵葉書で退任のご挨拶を頂きました。四日市教会に私がお世話になっていたころから長老として毎週の週報作成のご奉仕をされ、牧師の父を助けてくださったお姿には若い私には心打たれるものがありました。そして、まきば幼稚園の理事長兼園長として本当に長い間ご奉仕をしてくださって、私たちは励まされ続けました。四日市教会を離れてからも、伊賀上野までお訪ねくださり、心温まるお交わりをしていただきました。

文学者でいらして、主人の俳句には添削をしてくださって力つけていただきました。またご自身も、四日市の文芸の会に属しておられ、よく冊子を送ってくださったり、ご兄弟(三人)で出版された本を送ってくださったり、まきば幼稚園誌を最後に作成されて、その長い歩みを学ぶことができました。

まだまだ、現役続行をされたかったことでしょうが、神様がこれからはご自分のための時間をゆっくりされなさい、と言われたのでしょう。これからは、ゆっくりなさって奥様とご自分のための時間を有意義にお過ごしくださいますようにと心から感謝してお祈りしているものです。

4月5日

 こちらは、桜がまだ開花していませんが、もう雨が降り出しそうなのです。明日、明後日と雨の予報ですから、待ちに待っていた桜見物に出かけようとされている方たちは残念なことでしょう。こちらも入学式が小学校で、明日は中学校です。やはりみなさんにこにこ顔での登校でした。4月は入社式の皆さんも皆、笑顔ですね。難関を突破しての入社でしょうから心弾むことでしょう。

永遠の望み心すイースター。

風の中、リハビリに耐ゆ受難週。

狭き門より入れてふ入学式。

青山を超え伊勢近く春の風。

薄絹をまとふ鈴鹿嶺(すずかね)朝霞。    馬場路哉。

腰の痛み、足の痛みに耐えられながら、尊いご奉仕に心から感謝いたします。

私の方は以前と変化していないということで、また経過観察です。三か月後には瞳孔の検査をするということです。伊賀までの道ですが、名阪を通るのが怖くなりました。主人に送ってもらい、国道沿いにまだ咲きはじめの桜を眺めて行きました。 

日本の四季がしかも最も気候の良い春、秋が短くなってしまったように感じられます。

    馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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