忍者ブログ
2023年7月号  №193 号 通巻877号
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


 

 『その愛のゆえに』

   =時々の記= 

    (196)

5月16日

 朝から私は大変失礼をしでかしてしまいました。今朝の散歩で、塾での教え子のお母さんとばったり出会いました。もう35歳ぐらいになられているようです。私に向かって走ってきてくださるので何かあるのかなとは予感いたしました。優秀なお子さんでしたので、お母様の希望通りに大学卒業後、希望の所に就職されました。最近、何か不穏な気配が感じられたのですが、こちらからはそのようなことを聞くわけにはいきません。それで、私から息子が体の調子を崩して沖縄の研究室から郵便局へ転職したことを伝えました。するとお母様から一人息子が勤め先を辞めてしまったと言われました。びっくりいたしましたが、人生なんて、そのようなものなんだと私は思っています。順風満帆なんていう言葉がありますが、私には波乱万丈という言葉が合っています。

鳩あそぶ桜紅葉の木漏れ日に。

亡き犬の写真眺むやイースター。

モクモクと羊は草を食み続け。

アンデルセン慰めとなれ聖五月。

万緑や底ひに立つる川の浪    馬場路哉

5月18日

 朝からお日様が照りだして気持ちの良いお天気となりました。少しずつ冬物を片付けています。今日は毛布を一枚洗いました。一日少しずつ進めていくと、何とか終わりになるのではと考えて焦らずにゆっくり夏用に移行しています。今朝の朝の散歩は少し離れたところまで歩いていると、“えらい張り切りやな” “もう年なんやから無理したらあかんで”と注意してくれました。転倒しやすい年齢になっているのがわかってくれたのでしょう、そのご挨拶をしてからは注意深く一足また一足と踏みしめて歩き続けました。

さすがにこの照り付ける太陽のもとを歩いていると汗ばんできました。自宅へ着くと水分補給に番茶をグイっと飲み干しました。主人はまだ山添村村内を歩いています。きっとどこかで休んで話し込んでいるのでしょう。

高きにてあぐらを組むかの棕櫚の花。

瞳澄む翁の描きし代田かな。

注意報防霜扇の必死なる。

踏青やランポーの詩を口ずさみ。

燕すいと迫りて家に入る。  馬場路哉

5月30日

 昨夜はとても暑くて寝苦しかったです。今日もぐんぐん気温が上がってきました。

アカシアの花の群がる峠かな。

朴咲くや奈良名張扇道の上。

賛美歌を楽しく歌ひ聖五月。

つばくらのよろよろ飛びぬ若葉雨。

山に灯の点るをるかの椎若葉。  馬場路哉

6月1日

 昨晩は今月の「小閑記」から二人で学びあいました。そして何度も読み返して暗唱しました。それは“信仰によってキリストのうちにあろうとあこがれる。愛によってキリストのために生きようとあこがれる。希望によってこの世を去ってキリストとともにありたいとあこがれる。”というところです。

信仰を与えられ謝す聖五月。

八朔の半ば彼もし花蜜に。

急逝す媼の畑のボタンかな。

傘寿にてゆっくり味はふちまきかな。

なすべりそ湿るなぞへに蕗を刈る。  馬場路哉

田舎では蕗(ふき)は勝手に収穫してはいけないといわれています。蕗はそれぞれの家の先代が植えてくれたものだからです。勝手に一人生えてきたものではなく、所有者がいるということなのです。ですから山の境目を知らないものはよその家の蕗を取ってしまう恐れがあります。我が家では主人しかできません。なかなか山の境目というのはわかりにくいところです。

馬場暁美

上野緑ケ丘教会会員

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ブログ内検索
カウンター
★ごあんない★
毎月第一日更新
お便り・ご感想はこちらへ
お便り・ご感想くださる方は下記のメールフォームか住所へお願いいたします。お便りは「つのぶえジャーナル」の管理人のみ閲覧になっています。*印は必須です。入力ください。
〒465-0065 名古屋市名東区梅森坂4-101-22-207
緑を大切に!
お気持ち一つで!
守ろう自然、育てよう支援の輪を!
書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

b997b4d0.jpg
 









「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
 a0528a6b.jpg









「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

0eb70a0b.jpg








さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

Copyright © [   つのぶえジャーナル ] All rights reserved.
Special Template : シンプルなブログテンプレートなら - Design up blog
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]