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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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「契約の継承」(46)
 
第7章 キリスト教教育のための方策
  神の契約にそって生き、そして教える
 
キリスト教教育のための方策(1)
 
 学んできたことをもう一度振り返ってみましょう。契約の内容は契約の関係の流れのなかで教えられるべきことです。キリスト教教育を契約に基づいて行うことは聖書の言葉を注意深く扱うことです。それは、私たちが神ご自身の自己啓示である聖書のすべてと契約の仲保者を通して神の民と結ばれた契約のすべてについて教えるためです。それは神の民の間の契約関係を意図的につちかうことです。
神の民が神のみ前に共に生き、生涯を通して、その現実を映しだしていくため、本物のキリスト教に到達します。それは非常に包括的であり、力強いため、契約の子どもたちはこの世の誘惑にたやすく目を奪われることはありません。というのも子どもたちは聖書のあらゆるページで、イエスに出会っていて、神のみ前に生きている人々の顔が輝いているのを見てきているからです。キリストの王権と契約のために、この世の塩であり、光であろうとする揺るぎないクリスチャンを生み出します。
 ではどのようにしたら、このことすべてが各個教会において実際に現実のものとなるのでしょうか。いくつかの基本的法則のために、詩編七八篇をもう一度見てみましょう。
 
  <全き心と巧みな手>
 
   主はまた、しもべダビデを選び、羊のおりから彼を召し、乳を飲ませる雌羊の番から彼を連れ
      て来て、御民ヤコブとご自分のものであるイスラエルを牧するようにされた。彼は、全き心で彼
   らを牧し、巧みな手で彼らを導いた。
 
 私たちは全き心と巧みな手でもって神の小羊を牧するべきです。神の民を牧することは神のみ言葉に養われる緑の牧場を備える必要があります。これは全き心と巧みな手でもってなされなければなりません。目立たないで、持続させようという教会教育の働きは絶対に受け入れられてはなりません。しかし、いまだにこのことは、教会がやり続けていることです。改革派神学校のキリスト教教育の学部長であり、教授であるアレン・カリー博士は次のように書いています。afbe8cac.jpg
 
  あまりにも多くの人がみな、キリスト教教育を持続するという観点からみ
  ています。彼らはキリスト教教育から多くのことを期待していませんし、
  それがどのようにはじまったかも確かではありません。けれども、それが
  存在しているので、続けるべきだと思っています。このことは恥ずべき姿
  勢として記されうることではあるものの、教会内でこの姿勢を持った人々
  の中でさえ、キリスト教教育がいかにうまく機能し続けているかは今な
    お驚くべきことです。
  (注一 アレン・カーリー著 「キリスト教教育、ブルーチップミニストリー」   Equip  誌  1996年12月 P8より、(ジョジア州・アトランタ PCAキリスト教教育委員会出版局)
 
 家庭と教会における教師と教育のプログラムは勤勉と卓越という特徴を持っていなければなりません。神の民が全き心と、巧みな手で育てられるためには、莫大なエネルギーがプログラムの企画や教師たちの訓練に費やされねばなりません。このためには、どこで有能な人を見つけられるのか、とあなたは多分いぶかっていることと思います。神が羊の檻でダビデを見つけられたことに気付いてください。ダビデは象牙の塔の学者ではありませんでした。彼は選ばれそうもない人でした。無名の羊飼いの少年でした。しかし、彼の手は汚れていて、彼の筋肉は羊飼いの仕事のためにうずいていました。私たちが各個教会で退屈で人目に付かない仕事をしているとき、巧みな手と正しい心が身に付けられます。
 
                スーザン・ハント著   WIC委員会訳  =複製厳禁=
 
 
 
 
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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