忍者ブログ
2023年7月号  №193 号 通巻877号
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「契約の継承」(47)
 
第7章 キリスト教教育のための方策
  神の契約にそって生き、そして教える
 
キリスト教教育のための方策(2)
 
<あらゆることを守るよう教えること>(1)
 
 イエスが命じた「すべてのことを守るように」(マタイ28・20)私たちは生徒に教えられるべきであるとイエスは言われました。パウロは感動的な模範を示してくれました。「わたしは神のご計画全体をひるむことなくあなたがたに伝えたからです。」(使徒20・27)。すべてのこと全体…この言葉はとても包括的な言葉です。
 どのようにしたら、すべてのことを守るよう生徒たちに教えられるのでしょうか。どのようにしたら、神のご計画の全体をできる限り教えられるのでしょうか。このことは教えるとき、創世記からはじめて黙示録にいたるまで、私たちがいつも教えることを意味しているのでしょうか。答えは明白です。そんなことは不可能でしょう。けれども、私たちの教育プログラムは神のご計画の全体が伝えられるように、巧みに企画されねばならないことを意味しています。教会において、このことは神のご計画の全体がある程度まで教えられるために、しっかりしたキリスト教教育のプログラムが展開され、注意深い管理がなされます。
 新しい牧会の地に移ると、夫が実行しなければならないことは、そこの人々と知り合いになり、何が起きているのか、観察したり、人々の必要を判断したりしたりして、数ヶ月を過ごすことです。ある教会で、私たちは教師たちの質のことで、身震いしました。幼稚科から成人科まで、教師たちは有能で献身的でした。しかし、まもなくして、気がついたことは、監督している、キリスト教教育委員会がなく、何を教え、どのカリキュラムの教材を用いるかは、それぞれの教師によって、独自の選択がされていたことです。ある年齢別のグループでは日曜学校と水曜夜のクラスで、子どもたちは同じ事を学んでいたことに誰も気づきませんでした。更に悪いことには、教材の中には教会の神学基準に一致していないものも用いられていました。というのも教師たちは経験があったので、必要な神学的判断は自分たちがしたのです。そこには、内なる危険が潜んでいました。特定のカリキュラムは隠れる砦をつくることになるし、あまりよく解らない教師が神学的矛盾に気がつかないで、教えることがあり得ます。これは上手なプログラムではありませんでした。人々は何が起こっていたか気づいたとき、教育委員に任命することが熱心になりました。
 神のご計画の全体を教えることは、範囲の広い働きですが、いかに多くのことが、教会の教育の働きの中に含まれているかを考えてみてください。保育、子どものプログラム、青年の働き、成人バイブルクラス、日曜学校、男子会の働き、婦人会の働き、すべてがキリスト教教育の傘下にあります。教会の働きの75%~90%までが、キリスト教教育の視野の下にあることが予想されてきています。そのため、教会の働きのかなりの部分を占める割合は疑いもなく、教会の健康度を示す有力な指標でしょう。アレン・カーリーは次のように書いています。
 2a793644.jpg
 
  キリスト教教育の働きは、より多くの人々に自分の賜物の実践を学んだり、
  聖書的な働きの環境の中で、他者に仕えるという機会を与えてくれます。膨
  大な量の仕事がキリスト教教育プログラムにおいてなされなければなりませ
  んし、どんなキリスト教教育のプログラムにおける組織も多くの人々が関係
  します。この人たちはキリスト教の奉仕の仕事に携わっています。
   キリスト教教育は、また教会と人々との関わりを保つために最も効果的な
  手段を提供しています。調査機関が主に研究したことは、子ども時代から成
  人になるまで、続けてきた教会生活の中で、最も大切な変わりうるものは
  何であるかということでした。誰も驚くこともなかったのですが、その答
  えはキリスト教教育でした。 
   
 
スーザン・ハント著
                   WIC委員会訳
                   =複製厳禁=
 
WICの活動のご案内」
 
1.            WICの意味は? 改革派教会婦人会の有志による自主グル-プ組織(Women in the Church )です。
2.            WICの活動内容は? 海外カンファレンス(アトランタとカナダ等)の出席と学び、海外から講師を招き、教会における女性の働き役割等について日本全国各地に講演を依頼。また著書の翻訳出版等と聖書と共に主としてス-ザンハント女史の著書をテキストとして継続的に学び時を持っています。「教会における女性のリ-ダ-シップ」(出版済み)「契約の継承」の出版準備中。現在は著書「霊的母であること」の翻訳と同テキストを用いて勉強中。
3.            WICについての問い合わせは?
     日本キリスト改革派春日井教会内 WICの会 Tel(0568)349403
 
WICの会」では、教会における女性として特に、母親として必要なこと、目的のある人生、主の命令等の目標について、礼拝に始まり、み言葉と賛美、そして女性の役割と責任について聖書的な原理と実践について学びを継続いたしております。
                  200833
              「教会における女性の働き」の会有志
                     井上文子(名古屋教会)
 
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ブログ内検索
カウンター
★ごあんない★
毎月第一日更新
お便り・ご感想はこちらへ
お便り・ご感想くださる方は下記のメールフォームか住所へお願いいたします。お便りは「つのぶえジャーナル」の管理人のみ閲覧になっています。*印は必須です。入力ください。
〒465-0065 名古屋市名東区梅森坂4-101-22-207
緑を大切に!
お気持ち一つで!
守ろう自然、育てよう支援の輪を!
書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

b997b4d0.jpg
 









「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
 a0528a6b.jpg









「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

0eb70a0b.jpg








さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

Copyright © [   つのぶえジャーナル ] All rights reserved.
Special Template : シンプルなブログテンプレートなら - Design up blog
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]