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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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松田重雄が観た「切支丹燈籠の世界」(4)
 「切支丹燈籠への思い」(3)
 「あなた方に言うが、もしこの人たちが黙れば、石が叫ぶであろう」(ルカ19:40)
   石が語る(3)
『昭和47年6月1日 毎日新聞』松田章義氏提供
 島原の乱と鳥取藩士
 信徒側に投じた武士も
 「因伯キリシタン」松田氏が近く出版                        ac774938.jpg
 
『長崎』宗教戦争として知られる‘島原の乱,(1637-1638)には、まだ解明されていないナゾの部分が多いが、戦役に従軍した鳥取藩士にまつわる2つの史実が元鳥取県立美術館長松田重雄氏(64)=鳥取キリシタン研究会長=と長崎県島原市宮ノ丁、郷土史家渋江鉄郎さんの手で明らかにされた。3万7千人のキリシタン信徒が殉教した長崎県南高来郡南有馬の跡に残る鳥取藩士の墓碑と、戦陣を抜け出してキリシタン軍に投じたナゾの武士―。2つの話題は近く松田氏が出版する「因伯のキリシタン」で発表する。
 戦死した鳥取藩士の墓石は、原城(国指定史跡・文化財)本丸跡に、信徒側の総大将天草四郎時貞の墓と並んで立っている。高さ80センチの自然石の右側に小さく廿七日、中央には大きく五字がそれぞれ刻んであり、佐分利九までは読めるが、最後の一字は判読不能。土地の言伝えによると、原城総攻撃に参加した鳥取藩士の墓らしいというだけでそれ以上のことはわからず、鳥取でも郷土史家さえ藩士の墓が原城などの真ん中に残っていることを知らなかった。
 たまたまキリシタン研究を通じて知り合った渋江、松田両氏が文通を続けるうちに、鳥取藩遠征軍の行動が次第に明らかになり、佐分利九允(きゅういん)の子孫が、鳥取市東町に現存していることもわかった。
 両氏の研究によると九允は三百石取りの物頭(歩兵隊長)鳥取藩の第二次派遣隊88人の隊長だった。寛永15年(1638)2月27日の原城総攻撃に参加したが、信徒側に撃たれて重傷を負った。力を振りしぼって、近くあった石に刀で日付と名前を刻んだが、途中で力が尽きた。乱平定後、攻城軍の勇士がその勇敢な最期をたたえて、特に敵の大将の横にこの石を移した-という。
 このほど島原を訪れた松田氏は、渋江氏の案内で佐分利墓碑に参拝、写真と拓本をとって鳥取に持帰った。
 また松田氏の話によると、佐分利が率いてきた第二次派遣隊の中に、キリシタン武士がいた事実がわかった。まだ名前はわからないが、原城総攻撃の前夜、同僚に「自分がいなくなったらこれを両親のもとへわたしてくれ」とフロシキ包みを預けたまま翌朝、突然行方不明になり、それっきり帰ってこなかった。遺品は家族に渡され、現在もこれにまつわるキリシタン灯篭が、鳥取市内の聖神社にあるという。
 この武士はキリシタンであったため、脱走して城内の信徒軍側に加わったものと推定される。鎮圧のため西国各藩から派遣されて攻城軍武士の中から、信徒側に投じた武士がいたという話が明るみに出たのははじめて。
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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