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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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「あなたに聖書を」

「キリスト教百話」・・・45

問21 キリスト教でいう「救い」とはどういうことでしょうか。・・5・・

答・・12 死とは自分のいのちがなくなることであり、そのいのちとは自分の存在を意義あらしめているものであることは、先述した通りです。そして、それは、自分の意識においての問題です。意識がない人には、死は問題になりません。肉体にしても、社会における位置などにしても、また家族などとの関係においても、そこにいのちを見出しているから、その喪失が意識される時に、その喪失状態としての死が問題となるのです。

 そしてそれは「人間」という日本文字が「人と人との間にある存在」であることを示しているように、自分以外のものとの関係において始めて問題となるのです。全く孤立している人間というものはあり得ませんが、仮にあるとしたら、その人は生きている自分について何らかの意識を持つと言うことは有り得ないでしょう。

 今あるわれわれというものは、今まで関わって来た他者との関係において造り上げられてきた自分であって、その自分が今の自分に対する判断を下すのです。「死んで花実が咲くものか」という判断はそれです。「もっと長生きしたい」というのも「この世に生きている方が良い」という価値判断、逆に言うと「死んだら何もかもおしまいだ」という価値判断があるからです。もっとも「こんなに芽が出ないのなら、見切りをつけた方が楽で良い」という判断もあります。

 更には「死ぬことは益である」という聖書が告げている価値判断もありますが、要するにわれわれは、純粋に単純に自分というものを作り上げてきたわけではなく、殆ど自分以外の他者との関係の中で築き上げられてきている自分なのです。そういう既成の自分が、今の自分や変わって行く自分に診断を下すのです。「こんなに物忘れがひどくなって来たのではダメだ」とか「皺だらけになってどうしょうもないわ」などという自己意識を待つようになるのです。もし「だんだん物忘れがひどくなっていくのは高齢化の特権であって、若い時には忘れて良いものまで覚えていて、そのために禍が起きるのだ」とか「皺が増えるようになれば必死で人目を引くようにお化粧に時間や費用をかけることもないし、あるがままでいいのだから、こんないいことはないよ」とかいうような価値判断が自分の内に作り上げられていたなら自分についての否定的判断を下すことなどなくて済みます。

 ところがどっこい、この世の中で主演を演じている価値判断は、どうもそれとは違うようですし、大勢の前にたじろいでしまうわれわれは、いつのまにか主流に押し流され、飲み込まれてしまうのです。

篠田 潔

(日本基督教団隠退教師・元「キリストへの時間」協力委員・ラジオ説教者)

 

<2016年9月のラジオ放送予定>  

  9月 4日 久保田証一  (日本キリスト改革派尾張旭教会牧師) 

    11日 久保田証一  (日本キリスト改革派尾張旭教会牧師) 

    18日 長谷川 潤  (日本キリスト改革派四日市教会牧師) 

25日 長谷川 潤  (日本キリスト改革派四日市教会牧師) 

 

       (放送開始1952年10月)

CBCラジオ「キリストへの時間」(1053KHZ

毎週日曜日朝6時30分~45分放送

 

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書籍紹介
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エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
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富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
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寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
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馬場健司
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本藤祐樹
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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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