忍者ブログ
2023年7月号  №193 号 通巻877号
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 

さんびか物語 ・・・34・・・

    (広く愛唱されている50曲)・・・33・・・

           ポーリン・マカルピン著

          (米国南長老教会婦人宣教師) 

讃美歌337番

 わが生けるは

<神様のみ言葉>

「私にとっては、生きることはキリスト、死ぬこともまた益です」。

~ピリピ人への手紙1章21節~

讃美歌337番は、神様に従って生きることの素晴らしさを歌った讃美歌といえるものですが、原作者も、年代も不明であります。一時はアメリカでも歌われたそうですが、今では英語の讃美歌集には見られません。私自身も、英語の言葉を一度も聞いたことはありません。しかし、日本では今日でも“わが生けるは”が歌われていることは、大変うれしいことであります。

337番の曲RIALTOの作曲者は、米国人のジョージ・F・ルート(1820~1895)でした。ルートは、ボストンで音楽を学んだ後、しばらくパリに留学しました。帰国後、19歳で教会のオルガニストや合唱団を指揮者となり、後に、公民学校の教師となりました。1844年にニューヨークユニオン神学校で声楽を教えました。また教会のオルガニストも続けておりました。ルートは再びパリに留学した後、ポピューラーな讃美歌や学校用唱歌をたくさん作曲し、彼の出版した讃美歌集は70種類にもおよびました。1881年には、ルートの功績が認められて、シカゴ大学からDoctor of Musicの学位が贈られました。

今日、ルートの作品は米国では、ほとんど歌われていませんが、以前には、広く愛唱されていました。しかし、日本では明治時代から今日に至るまで、RIALTOはさかんに愛唱されています。

今日の曖昧な信仰の時代に、この歌詞の意味を味わい、熱烈な信仰とかたい決心を学ぶことは必要であります。

<337>

 1 わが生けるは 主にこそよれ

   死ぬるもわが益 また幸なり。

 2 富も知恵も みな主のため

   力もくらいも また主のため。

 3 迫めも飢えも みな主のため

   うれいも悩みも また主のため。

 4 主のためには 十字架をとり

   よろこび勇みて 我はすすまん。

この讃美歌を十分に理解するためには、はじめの聖書のみ言葉の背景と意味とを知らなければなりません。ギリシャのピリピという町に住んでいたキリスト者に、手紙を送った使徒パウロはなぜ「私にとっては、生きることはキリスト、死ぬこともまた益です」と書いたのでしょうか。この偉大な使徒は、一生を、イエス・キリストの福音宣教のために捧げてきました。パウロは「むち打たれことは数えきれず、死に直面したこともしばしばであった・・・、幾度も旅をし、川の難、盗賊の難、同国民から受ける難、異邦人から受ける難、都市の難、荒野の難、海上の難にあい、飢え渇き、しばしば食べ物もなく、寒さに凍え、裸でいたこともありました」(Ⅱコリント11:23,26~27)と言っています。

私たちの想像以上の、耐えられない迫害と苦難を受けていた使徒パウロは、この手紙を書いていたとき、信仰のためにローマの獄に入れられていたのであります。老人のパウロは、間もなく殉教の死をとげなければならない状態にありました。しかし、パウロは弱音など一言も言わず、むしろ、「わたしの身におこったことがむしろ福音の宣教に役立つようになった」と言っております。また、ローマにいたクリスチャンは、パウロの入獄によって「主にある確信を得、恐れることなく、ますます大胆に神の言葉を語るようになった」とピリピ人への手紙1章12~14節に記されています。

パウロの主な目的は、生きるにも、死ぬにもキリストがあがめられることでありました(1:20)。これこそは、すべてのクリスチャンの、目的でなければなりませんし、そうありたいものです。

神の栄光をあらわすこと、永遠に神をよろこぶこと、大胆に福音を語ること・・・。このことが、あなたの生きる目的になっているでしょうか。

2節をもう一度読んでください。

富も知恵も みな主のため

力もくらいも また主のため。

これは不思議な言葉ですね。“富は私たち自身のため”という考えは普通であります。“知恵も自分のため”と言って、知恵を私たちに与えたもうた、唯一の神を認めようともしないのが、現代の姿であります。“力もくらいも、また主のため”とあなたは心から、この歌をうたうことがお出来になりますか。

3節の言葉は、より素直で、私たちの心を本当に貫きます。

迫めも飢えも みな主のため

うれいも悩みも また主のため。

「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことをはたらかせて益としてくださることを、私たちは知っています」とパウロがローマ人への手紙8章28節で語っております。神様が“迫めも飢えも、うれいも悩みも”益としてくださることを知っていたパウロは、勝利の生活を送ることが出来ました。自分の十字架を負って、喜び勇んで進んで行くことが出来ました。

死を恐れることも、死ぬことも、かえって自分にとっては益であると確信をもって告白しているのであります。それは、この人生が耐えられなくなったとか、うれい、悩み、迫めなどが死によって終わるとか、死ぬことによって、逃れることが出来ると考えたからではありません。

パウロには、死ぬことによって、神のみ前に立ち「キリストのはかりがたい富」(エペソ3:8)を受け、永遠に神のみ国で神を讃美することが出来るからにほかなりませんでした。あなたも、このような、かたい信仰を持っていただきたいと思います。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ブログ内検索
カウンター
★ごあんない★
毎月第一日更新
お便り・ご感想はこちらへ
お便り・ご感想くださる方は下記のメールフォームか住所へお願いいたします。お便りは「つのぶえジャーナル」の管理人のみ閲覧になっています。*印は必須です。入力ください。
〒465-0065 名古屋市名東区梅森坂4-101-22-207
緑を大切に!
お気持ち一つで!
守ろう自然、育てよう支援の輪を!
書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

b997b4d0.jpg
 









「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
 a0528a6b.jpg









「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

0eb70a0b.jpg








さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

Copyright © [   つのぶえジャーナル ] All rights reserved.
Special Template : シンプルなブログテンプレートなら - Design up blog
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]