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その愛のゆえに
=時々の記=
(132)
2月15日
まだ、家の周りにはところどころに雪が残っていますし、屋根の陽の当たらないところには沢山の雪があります。たった三日間の雪でこの大変さです。雪国の方、鳥取の皆様や、日本海側の地方に住んでおられる方たちのために、お祈りします。こちらは野菜も雪にうずまってどこの直売所を訪ねても野菜がありません。雪が解けて暖かくなるまで野菜は一時お預けとなりそうです。
主を崇め祈る教会寒の雨。
短くも眠れて嬉し寒の明け。
堅忍の日と思ひけり冴え返る。
初雪や伊賀の田畑の眩しかる。
残雪に透き通る空映りけり。 馬場路哉
雪の坂道で滑って転んで三日目になります。ようやく痛みが取れつつありますが、まだ元のようにテキパキ動けません。歳を考えて行動しなければと深く反省しています。
2月17日
「世田谷通信」で娘と毎月話題になります。娘はとても共感するところがあるようで、すべてにおいて勉強になるといっています。転んでから十日経過してようやく和らいできました。今朝からはほぼ元通りに動くことができるようになりました。家族から、雪の日に犬を二匹つれて、しかも坂道を下るなんて、よくそれだけですんだものだ、と言われています。
3月1日
こちらは朝は氷点下の寒さでしたが、午後からはずいぶん温かくなりました。
三月は春を告げてくれる月ですね。長い間待っていた春を・・・。厳しい寒さを乗り切ってたどり着いた三月。歳を重ねたせいでしょうか。何だか感慨深いものがあります。雪道で滑って転んだ痛みはまだ続いていますが、だんだん、我慢ができる範囲が増えてきたのは感謝です。最近は、朝の元気があるうちに夕方の準備をしています。すると今度はその疲れが出てしまい、今まで楽しみにしていたEテレでの放送に目を開けて見ているつもりなのですが、はっと思うと、違う番組にかわってしまっていることがしばしば・・・。すっかり、おばあさんになってしまいました。負けん気だけは強く、オルガンに向かって讃美歌を弾いて、一人で悦に入っている私です。
3月2日
雨の予報でしたが、朝だけで午後からは日差しもほんの少し出てきました。
この雨で温かさが増していくのでしょう。鶯がしきりに透き通った声を奏でています。もうあちこちから聞こえてきます。梅の花も八分咲きまでとなりました。今朝の散歩でお隣の花壇に植えられているチューリップの葉っぱがもう10センチほどになっていました。春はあちこちに命の躍動を届けてくれますね。待ちに待った春がやってきました。
かしこまり福音を聞く老いの春。
良き色をちらばむるなり犬ふぐり。
丸顔の平安な雛目の細く。
翠緑のなみのうねりの春の川。
舞ふ雪のつきてをるかの梅の花。 馬場路哉
3月9日
3月になって、着ぶくれを防ぐために一枚羽織るのを少なくしたのですが、やはりまた元の冬用の着ぶくれに戻っています。それほどに、朝、夕の冷え込みはまだ厳しいものがあります。それでも、自然界はこの寒さにめげずに、春の訪れを知らせてくれるのです。鶯はもう、あちこちできれいな透き通った声を響かせていますし、沈丁花は薫り高くピンク、白が競い合うように咲き出しました。
庭からは、ほのかな梅の香りが漂い、沈丁花の甘酸っぱいきつい香りが勢いを増しています。こうして家に居ながらにして梅を眺めて季節を感じることができるささやかな幸せに感謝しながら、毎日、単純な家事に励んでいます。
寒空や時違ㇸざる梅の花。
この青や神の御手なる春の空。
田舎なる礼拝堂に春日濃し。
山の気の胸に漲る弥生かな。
安かれと主は言われをりイースター。 馬場路哉
3月。新しいスタートを切る準備の時でもあり、一緒に過ごした友との別れの時でもあり、喜びあり、寂しさありの複雑な月ですね。
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」