忍者ブログ
2023年7月号  №193 号 通巻877号
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 

 「今月のことば」

 

種まきが種をまきに出て行った。まいているうちに、ある種は道ばたに落ち、踏みつけられ、そして空の鳥に食べられてしまった。

          =ルカ8:5=

 

私たちの信仰生活は、幸いにも、種まき人の業によって(伝道・宣教)によって、み言葉に接し、心に信じるという思いが芽生え、育ち、信仰者という名誉ある呼び名を頂く幸いを手にしています。しかし、私たちの全存在の底の底までご存知であられるお方、そのお方は言われました。

私たちは人々が踏み歩く道端のようで、種を全て鳥が食べてしまうか、または、わずかにある岩の上の土壌の種のようで、すべての種は枯れてしまうか、あるいは、いばらの茂った畑地のような暗闇の中でもがくか、あるいは、よき地にあって種は芽を出して育ち、実を結ぶかと言われるのです。そのようなある種の緊張感の中で歩める幸いを、心の中でかみしめたいとも思います。

 

多くの人はいろいろの形で、直接、間接、み言葉に聞き、接することは可能です。しかし、私たちの周りには、キリスト者はわずかです。種をまく者(伝道者、信者)が少ないためか、きちんと整えられた畑のままにしておいて、種をまいても、手入れを忘れてれしまっていないだろうか、また、まく種に力があっても、何らかの要因で、実を結ぶ神のみ言葉が実を結んでいないとするなら、これは、種まき人の方の責任というべきかもしれません。

 

しかし、私たちが負うべき責任は、種をまき続けなければならないのです。大海の中の一粒かもしれません。砂漠のような生き物のいないかのような、育たない地であるかもしれません。しかし、大海にも生きものがいますし、砂漠にも生き物はいます。私たち自身もどうでしたが、神様の救いの恵み、十字架の意味を知るまでは、欲望と快楽を生甲斐とし、信仰など無用という人もおられましょうし、私でもありました。でも、諦めて、伝えることを中止してはいけないのです。

 

私たち自身が、大海にまかれた種、砂漠の種、不信仰と欲望の日々の生活にまかれた渇いた地、心の砂漠だったのです。しかし誰かが語り、伝えていた言葉が心の片すみにあり、長い時間の中で育ち、信仰者・キリスト者という尊い名前を頂いているとするなら、何と幸いなことでしょう。人の目には見えない恵みの川のほとりに植えられた一本の柳の木であり、「・・・疲れ、夜ごと涙は床に溢れ、寝床は漂うほどであり・・・、老いてしまった」者であっても、救いのみ手を求める方がいる限り、その手に希望の種をまきましょう。

 

私たちキリスト者の目の前には、日本に、世界に、そして家族に、種がまかれる時を待っている人々・大地があるのです。勇気をもって、希望をもって、「一人の種まき人」になろうではありませんか。

「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ」(ヨハネ12:24)。

 

われらの救いの岩なる 君のみ名をたたえん、地の果てまで、

  キリストこそ、隅のかしら石、教会はこの上に建てられぬ。

 岩の上なるシオンを、風も雨も、火も、あわれにも打ちてむなし。

  キリストはシオンにいませば、罪も滅びも勝つを得じ。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ブログ内検索
カウンター
★ごあんない★
毎月第一日更新
お便り・ご感想はこちらへ
お便り・ご感想くださる方は下記のメールフォームか住所へお願いいたします。お便りは「つのぶえジャーナル」の管理人のみ閲覧になっています。*印は必須です。入力ください。
〒465-0065 名古屋市名東区梅森坂4-101-22-207
緑を大切に!
お気持ち一つで!
守ろう自然、育てよう支援の輪を!
書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

b997b4d0.jpg
 









「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
 a0528a6b.jpg









「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

0eb70a0b.jpg








さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

Copyright © [   つのぶえジャーナル ] All rights reserved.
Special Template : シンプルなブログテンプレートなら - Design up blog
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]