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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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世田谷通信(210

猫草

 

 生活は色々制限されるが、小学生たちはその中でも日々笑ったり、はしゃいだりしている。我慢している部分もあるだろうが、精一杯、順応しているようにみえる。

 いま、本を読む楽しみがある子どもはとても良いと思う。頭の中でいくらでも冒険して、笑って泣いてどきどき、すっきりできる。子どもたちが本を読むことを制限する大人はいないだろう。しかし、長い文章を読むのが苦手な子も少なからずいるし、本を敬遠する子もいる。親や先生に「本を読め、読まないとダメだ」と言われて嫌いになる場合も多い。本を読む子は思考力、想像力が育つだろう。では読まないからそれがないのか?そんなわけはない。写真でも映画でも漫画でもゲームでもなんでもいい。動物でも自然でも電車でも石ころでも、「何か」と触れ合って、あ、面白い。と思えたらそれはきっかけになる。

 毎週1回、低学年のクラスに行って絵本の読み聞かせをしている。子どもたちはお話を聞くのが大好きで「今日は何を読んでくれるの?」と歓迎してくれる。熱心に聞いて、最後に感想を先生が聞くと「はい!」とたくさんの子が手を挙げて、自分が面白いと思ったところを言ってくれる。ただ笑えて楽しい本、ちょっとしんみりする本、不思議な気持ちになる本、ラストが意外な本、絵が美しい本、そしてお腹がすく本もある。

 先日は『ひみつのカレーライス』(作:井上 荒野、絵: 田中 清代、出版社:アリス館) という絵本を読んだ。家族でカレーを食べていると子どもの舌の上に一粒の「カレーの種」が残る。お父さんが本で調べて、庭に植えて家族で世話をすると、やがてカレーの実とライスの実がたわわに実る。町がいい香りに包まれ、それに誘われたたくさんの人たちと一緒に美味しいカレーを食べるのだ。そして最後にまた「カレーの種」が一粒・・。という物語。

挿絵の家族はお父さんもお母さんも着物姿、昭和の中頃の感じで、今の子どもたちの心に響くかな?と思ったが杞憂だった。とても集中して聞いてくれてほっとした。一人が、「あの!この“カレーの種”は本当にあるんですか?」と真剣なまなざしで私に聞いた。そんなことある訳ない、でもあったらいいな、いやひょっとしたらあるのかも?とさえ思わせる。ファンタジーの面目躍如といったところか。

 教室を出るとき、子どもたちが「あ~、なんかカレーライス食べたくなっちゃった!」と言っていた。それもまた一つのきっかけ。

 

<いきいき里山ものがたり>

*急勾配の竹林。杭と竹で土壌流出を防ぎます。

*落ち葉だめはシュロ縄で固定。釘を使わず環境に優しいです。

*落ち葉をいれたら土壌の微生物にお任せです。良い腐葉土になります。

*サザンカが朝の光を浴びて艶やかです。冬の貴重な彩りですね。

*日当たりの良い壁面に咲くツタバウンラン。ムラサキサギゴケやカキドオシにも似ています。

*近所の方が子供の頃は家から持ってきたパンとハムに野生のクレソンを添えておやつにしたそうです。ハイキング気分ですね!

*土壌断面を見ると、根が網の目のように土を支えています。微生物も活躍しています。

*散歩、通学、保育園や幼稚園、高齢者施設など多様な年齢の方々が利用する広場。 

*陽当りの良い場所に咲くホトケノザ。春の七草のホトケノザはコオニタビラコのことです。

*雨後は流れが速いのでカモたちが全員同じ方を向いています。自転車競技のようです。

*しゅんせつ前に池の水生生物レスキューも行います。長靴が必需品です。

=写真説明も兼ねています=

 

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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