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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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世田谷通信(232

猫草

 

 近所の東宝撮影所の建屋の壁面に巨大な2つの絵が描かれている。1枚は「七人の侍」、もう一つは「ゴジラ」だ。このゴジラは道路から見えるので、よく写真を撮っている人がいる。撮影所の入口にも2mぐらいのゴジラが立っており、こちらも撮影スポットになっている。

 さて、ゴジラ関連の映画は多々あるが、私がちゃんと観たのは「シン・ゴジラ」である。最初から最後まで観て、感嘆してもう一度。さらに「巨災対」ロゴ入りカップまで買ってしまった。

 「巨災対」とは「巨大不明生物特設災害対策本部」という、映画の中でゴジラに対抗すべく設置された組織名である。どれほど敵が圧倒的で未曽有の事態でも、漢字三文字に納めてしまうのは略すのと語呂合わせ好きな日本の感覚だと思う。

巨大不明生物というのがゴジラのこと。突然東京湾から現れて、気ままに上陸して街を破壊し、放射能を撒きつつ歩く。その大きさは120mの設定。地球上の生物でその高さはありえないと思うが、災害と言うのは常に想定をはるかに超えるから、それにどう対処するかというテーマなのかなとも思う。そう、これは危機管理の話。この映画にウルトラマンは出てこない。人間の扱える範囲の武器と組織の力でなんとかするしかない。

 まず政府がやることは会議。首相、大臣、官僚が集まって対策の方向性を決める。適応される法律は何で、どの役所がどう動くのか、それが巨大不明生物の襲来であっても、自然災害でも初動は同じ。国内の武器使用がどこまで許されるのか、実行するのは自衛隊か米軍かはたまた国連か。政治的な駆け引きが展開する中、ゴジラは海岸から東京の中心部に向かって住宅地をゆっくりと歩む。

エンターテイメントの怪獣ものだが、政府の混乱と官民一体の知恵、政治の清濁、立場の表裏も見応えがある。自分のお気に入りは東京駅にたどり着いたゴジラを足止めすべく繰り出される「無人新幹線爆弾」と「無人在来線爆弾」攻撃。東京駅の地上ホームは山手線、京浜東北線、中央線、東海道線、東海道新幹線などが乗り入れているから可能ではあるけれど、発想が小学生男子・・。きっと子ども時代、プラレールの線路に怪獣を置いた電車遊びに興じていた人が製作側にいたのだろうなと想像してしまう。

 

 <いきいき里山・山里ものがたり>

 

毎月、この「世田谷通信」を楽しみに読んでいます。地球の7割は海です。でも私たちは陸上で暮らし、野菜やお米など食べ物はほとんどが畑の物と思われていますが、実がそうではなく、海や川の物がとても多いのです。いろいろの魚や貝、ワカメなどその種類の多さに驚くのではないでしょうか。人は心疲れた時、海を眺めて、ひと時を過ごします。遠くに見える大きな船、穏やかな白波に心奪われます。しかしそうでしょうか。私は漁師として働いています。海の底は、自然の豊かさの宝庫です。海藻や小魚、いろいろ棲息している生き物豊かな「海の里山」です。

私は海藻の養殖を生業にしている3代目です。みなさんが口に入る物を届けていきました。今の冬の海の風は冷たく、寒いですが、山から運ばれてきた豊かな栄養物をいただいて生きてきました。漁師になって感じるのは、海の汚れは人間の海の対する無関心さにあるのではないでしょうか、ということです。

里山も大切です。同時に海も大切な神様が御造りになり、それを管理する任を人間に与えられているということを、お覚えくだされば幸いと思い、投稿させていただきました。 

 神奈川県 GSさん

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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