2017年12 月号 №125 通巻811 号
s-200911190733000.jpg   小閑記
       
 「父である神と主イエス・キリストのからの恵み」 
             (ピリピ1・2)
 
 先ず「恵み」であります。恵みと言うものは、何かの好意が与えられることでありましょう。自分には過ぎた好意を与えられた時に恵みというのであろうと思います。しかし、考えてみれば、恵みにはいくつも恵みがあるはずです。同じことでも、ある人々にとっては、恵みに思わないことがあるかもしれません。自分はそんなものは欲しくないものだというかも知れません。
従ってここでパウロが言っている「恵み」とは何かということが大切なことでありましょう。パウロでもいろいろのものが欲しかったでしょうし、小さな好意でも恵みと思ったかもしれません。しかし、彼がここで言う「恵み」は、そういうものではなかったのであります。それは、「信仰による恵み」であって、信仰者だけに分かるものであったでありましょう。と言うことは、神からしか与えられない恵みであります。
神からと申せば、信仰者にとっては、あらゆる恵みが神から与えられた、と信ずるはずであります。しかし、パウロがここで祈っている恵みは、信仰の恵みであります。それがなければ、信仰とはいえないような恵みであります。更に言えば、それは、信仰そのものであったということが言えます。なぜなら、人間は、神の恵みなしに生きることが出来ないはずの者だからであります。
神との関係にとって、最も大事なことは、神に対して罪を犯さないことであります。その時、人間は、神に対して正しく生きることが出来るはずであります。
それを別な方面から言えば、人間は、神に対して罪を犯している者であります。誰も、罪を犯したいと思う人はありません。しかし、どうしても罪を犯すことなしに生きていけないのが人間なのであります。しかも、自分で、自分を救う力を持っていない者なのであります。罪を犯すまいと思えば思うほど、罪を犯すものであります。そのゆえに神に背き、神から離れるのです。そのために、生きることに、まことの意義を見出すことが出来ず、望みのないままに、死を待つ生活になり、それを、自分たちだけで作った喜びで慰めているのであります。
その時、与えられたものが十字架の救いでありました。これは、われわれが、神に対して、よいことをしたからでもなければ、神を満足させるような生活をしたからでもありません。ただ、キリストの十字架によって、その罪が赦された、というだけのことであります。それゆえ、この救いこそは、まことに恵みであったと言うことが出来るのではないかと思います。
神が、人間にお与え下さるまことの恵みであったと言うことが出来るのではないかと思います。神が人間にお与え下さる最良の賜物が、実は、「この恵み」であったのであります。しかし、それはある時、必要だから得たと言うものではありません。何時も、どんな時でもなければならないものであります。言い換えれば、神と人間との関係を正しくすると言うことであります。
罪を犯しているのに、神に赦されて、まるで罪がないかのように取り扱っていただくのであります。したがって、それは、この時には必要だが、ある時には不必要であると言ったようなものではありません。何時、どんな時にも必要なものであります。それでなければ、神に赦されて、神のものとされ、愛されている確信を持つことは出来ません。
 
 竹森満佐一著 講解説教
 
                上河原立雄撰 
 
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書籍紹介
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エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
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定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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