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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  自閉症者のひとりごとcf4aef1a.jpg
(34
12月23日
今度は何が何でも成功するまで病院にいるつもりです。同室の認知症のお年寄りが静かにしているからか、ゆっくり休んでいます。持ってきた本も読んでしまったこともあり、昼寝をしていました。夜眠れるかな。だけど療養にはもってこいです。
 休み明けには治療が再開されます。さあ、今年中に退院できるか。今回で同じ科での手術入院5回目だが、混合病室ならではの単科病室とは違う。毎回いろいろなことに直面し、教えられることがある。単なる白内障から、生死に関わる病気まで、子どもからお年寄りまで、いろいろある。イライラすることもあるが、けっして我儘で言っているわけではないということ、年老いていくということ、医療従事者の超過労勤務の大変さを.思う。月曜日になると、また新しい人が入院してくるだろう。患者同士とはつかずはなれずが一番。振り回されないようにしなければ、これも身につけた業だ。
 
1月4日
今日から仕事始めとか。わたしの「始め」は何だろう。どうもなさそうだ。イライラと不安、不満の連続。断ち切る方法は一つ。それは「死」。わたしの願いごとは何だろう。この病から解き放たれること。しかし、機能に障害があるので不可能。心の病は、副作用みたいなもの。再生動物がうらめしい。
 
1月12日
退院したが、団地のエレベーターの工事で今は使用出来ません。いつも階段で足腰を痛めてしまっているので、怖かった。これでは、外に出た時、車などが危ないから外出は止めましょうになってしまうので、今日は思い切って、AAのミーティングに行きました。それでも気分のもやもやが続いているのと、階段の恐怖は取れません。困っています。
 
1月14日
わたしはSCS置換という手術を受けた。微弱電流を流す機械を体に埋め込んで、ある痛みを感じにくくするためのものだ。何やら恐いもののように聞こえるが、慢性疼痛にストレスを感じる人にとっては有効な手段だ。わたしはこの治療を受けるのは2回目だ。なぜ2回か。簡単にいってしまえば、電池がきれたことと、電極が壊れたこととが、重なってしまったからだ。この経験からいえることは、ちょっとしたことで体位のバランスを崩すと、機械が壊れるということだ。だから今回はナーヴァスになっている。初回は電圧をガンガン上げて、疼痛をごまかしながら生活してきた。転びそうになってバランスをとるために腰を捻ったり、足を挫いたりしていた。しかし痛みで毎週病院に通う必要もなくなり、制限はあるにせよ、それなりに生活出来ていた。
 ところがやはり無理があったようで、入れ替えが必要になった。手術から一月になるが、それこそ神経質なほど慎重に生活している。怖いのだ。たまらなく怖いのだ。ちょっとしたことで壊れることが分かったからだ。特に階段は要注意だ。あと家事が意外と捻る動作が多いのでこれもそうだ。では何も出来ないではないか。生活の質をあげるためにこの治療を受けたのに。
 日常生活動作で折り合いを付けるとは難しいものだ。
 
                    加納さおり
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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