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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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『旧・新約婦人物語』(⒓)375d0726.jpg
  マグダラのマリヤ
    (ルカ8章2節)
 
新約聖書の中に、マリヤという名の婦人が6人出てま  いります。すでにイエス様の母のマリヤを学びましたが、ここで学びたいのは、ガリラヤ湖の西南にあった町、マグダラに住んでいた婦人のことであります。このマグダラのマリヤはイエス様に従い、お仕えした多くの婦人の内で、一番目立った女性でありました。彼女はイエス様にお仕えした多くの婦人たちの指導者であったといってもよいと思います。4福音書をよく調べてみますと、彼女のことが案外多く記されていることに気付きます。今、それを拾って見ますと、次のような事実が分ります。
1・・・このマリヤは7つの悪霊に憑かれていて、それをイエス様に追い出していただいた女性です(ルカ8:2、マルコ16:9)。彼女がイエス・キリストを知る以前、悪霊に悩まされていた頃の悲惨な状態と、イエス様にいやされて以後の恵まれた状態との相違は、どんなに大きいものであったか、その開きの大きさは、わたくしたちには、想像もつかぬものがあります。また、彼女の喜びと感謝の気持ちは、どんなに大きく、広く、深いものであったかも、わたくしたちにはわかりません。そのような喜びと感謝に満たされて、彼女は主イエス・キリストに従って行く他の婦人たちと共に、自らの持ち物を携え、イエス様に従い行く一行に奉仕したのです(ルカ8:3)。
2・・・マグダラのマリヤは、イエス様がはりつけになっておられます十字架のもとに、イエス様の母マリヤと、母マリヤの姉妹とクロパの妻マリヤたちと共にたたずんでおりました(ヨハネ19:25)。この時、イエス様の弟子ヨハネ一人を残して、他の弟子たちは皆、イエス様を見捨てて逃げ去っており、重苦しく悲惨の極みにイエス様はおられたのです。そのような時に、これらの婦人たちは勇敢にもイエス様の足もとに留まっていたのです。何と言う感銘深い、彼女たちの見上げた態度でありましょう。
 マルコ福音書15章42~47節によりますと、マグダラのマリヤは、ヨセフの母マリヤと共に、その日の夕方までイエス様のみもとを離れず、アリマタヤのヨセフがイエス様の屍を十字架から下ろし、亜麻布で包み、岩を掘って作られた墓に納め、葬った後、墓の入り口に大きな石を転がして、人の出入りは出来なくするのを最後まで見届けているのであります。
3・・・しかし、マグダラのマリヤの話で最も美しく、喜ばしいクライマックスは、何と言ってもイエス様の復活の朝の出来事でございましょう(マルコ16:1以下)。イエス様が死に勝ちよみがえりになったその日の朝早く、まだ暗いうちに、彼女と他の女たちは、イエス様の屍に香料を塗って、最後の奉仕をしようと思い、イエス様の屍の置かれているお墓へまいりました。
 彼女たちは道々、あのお墓の入り口に転がしてある大石を、どうして除けようかと話し合いながら、お墓へと道を急ぎました。ところが、お墓の入り口に転がしてあった大石が、誰かの手で転がされ、お墓の中は空になっています。誰かが、主のお体を取り去って、どこかへ運び去った様子です。どこに主のお体が置かれているのかわかりません(ヨハネ20:2)。彼女たちは驚いて、このことを弟子のペテロとヨハネとに告げ知らせました。二人の弟子は走って墓に行きましたが、確かにイエス様のお体は墓にはありませんでした。
 マグダラのマリヤは一人、墓の外に立って泣いておりました。その時ふと後ろに、彼女は人の立つ気配がするのを感じたのです。彼女は振り向くと、そこによみがえりのイエス様が立っておられます。主イエス・キリストが・・・。しかし、イエス様のお体が無くなっていることに驚き、心が動転して泣きじゃくるマグダラのマリヤには、そこに立つ人が園を守る番人としか写りませんでした。彼女は「もしあなたが、あのかたを移したのでしたら、どこへ置いたのか、どうぞ、おっしゃって下さい。わたしがそのかたを引き取ります」(15)と、その人に尋ねました。イエス様は彼女に、「マリヤよ」と、やさしく声をかけられました。初めて、そこに立つ人がイエス様だと気付いた彼女は、「ラボニ(先生)」と答えました。この時の彼女の心の内はどんなものであったでしょうか。喜びと感激が彼女の心に溢れたことでしょう。
 イエス様は彼女に、「わたしの兄弟たちの所に行って、『わたし(イエス)は、わたしの父またあなたの父であって、わたしの神またあなたがたの神であられるかたのみもとへ上って行く』と、彼らに伝えなさい」(17b)と、お命じになりました。マグダラのマリヤはすぐに急いで弟子たちの所へ走って行き、自分がイエス様に出会ったことなどを報告したのです。
 7つの悪霊に悩まされたマグダラのマリヤでしたが、イエス様に救われたばかりでなく、主のおよみがえりの最初の伝達者とされる光栄を担うことが許されました。さて、このマグダラのマリヤのお話しから、私たちはいろいろと教えられるところがあります。今ここで2つの教訓を選んで学びたいと思います。
1・・・マグダラのマリヤの忠実さ
7つの悪霊から救い出されたその日から、彼女の第一の目的は、主イエス・キリスト に仕え、主に従い、主のために自らの一生を捧げる覚悟であります。十字架のもとで、共にキリストの死の苦しみを味わったマグダラのマリヤは、当然の報いとして、よみがえりたもうたイエス様に最初にお目にかかる、大いなる喜びを味わう光栄に浴しました。
わたしたちも同じように、主イエス・キリストに忠実でありましょうか? あるいは反対に、些細なちょっとした問題に直面し、ぶつかりました時、また小さい不幸や悩みに出合ったりしました時、すぐにイエス様を見捨てて逃げるようなことをしないでしょうか?
2・・・彼女の熱心な積極的奉仕
イエス様と弟子たちとは、非常に貧しい生活をして暮らしておられました。マグダラのマリヤとその他の女たちの奉仕がありませんでしたら、イエス様の伝道は大変困難なものであったことだろうと想像いたします。
さて、あなたはキリストの教会のために、どれ程の犠牲を払って奉仕に励んでおられることでしょうか。あなたのタレント、あなたの時間、あなたの財産や持ち物のどれだけを、あなたは喜んで、主のためにお捧げ出来たでしょうか。どうか、マグダラのマリヤのように、先ず、主イエス・キリストに従い、喜んで主のために、最上のご奉仕が出来ますように、またこの道は恵みの道であり、天国の門に通じる道であることを、お覚え下さい。
ad35d1e9.jpg   写真:米国南長老教会・宣教師から譲渡された「新緑の雀のお宿キリスト教会館
     (恵那市)」
               
 
      ポーリン・マカルピン著
        (つのぶえ社出版)
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
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電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
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「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
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おすすめ本
4008bd9e.jpg
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鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
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おすすめ本

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ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
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