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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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   自閉症者のひとりごと5b081e8c.jpg
(41)
 
8月17日
毎日本当に暑いですね。何もしたくない。出来ない。時々、「自閉症者のひとりごと」をPCで読んでいると、自分のことなのに、似ている人もいるんだと変な安心感と親近感を覚える。だから、読むのが楽しい。昨日、実家から帰ってきてくたくたで、寝ています。
母と話をするのは、大変です。いろいろ聞いて想像しないと駄目だし。ワガママだし。母の話を聞いていると、述語がポンと出てきたり、あれだのこれだのそれだので、こちらが聞き返さないとわからないのです。前よりまた少し進んでいるようです。受け止めるって本当に難しいなぁ。父も毎日のことで、だんだんとワガママになっていく母に疲れているようです。兎に角しんどいよう・・・・です。
 
8月19日
今日のミーティングはわたしの3年目のバースデー・ミーティングだった。むろん誕生日を祝うものではない。飲まなくなってから満3年という意味だ。1年を節目に行う。ケーキを持っていき、仲間のおかげであるという意味で、仲間とケーキを分かち合う。それで当人も話をして、仲間の話を聴く。ノンアルコホーリクなら、だから何だということになるが、アルコホーリクが飲まないことは奇跡なのだ。だからみんなで祝う。
3年という年は危険な年とも言われる。気を付けてねという警告でもある。
わたしは相変わらずひねくれ根性だし、謙遜さが全く身に付いていないし、何しにミーティングに出ていたのかと思うが、飲まないで生活が送れるのは何らかの効果があるのであろう。神様に感謝している。
 
8月22日
インクルージョン、日本語ではなかなかピタッとくる概念がないので、非排他的とでもいっておこうか。特別支援学校にしようか、普通校にしようか迷っておられる親御さんも多かろうと思う。個人的には障害特性に配慮した教育が行われることを切に望む。わたしの場合、障害特性などお構い無しだったので、一番充実すべき若い頃、大事な人生をパーにしてしまった。子どもの発達の可能性は無限である。子どもは集団のなかで育つ。だからこそひとりひとりのオーダーメイドの教育が欲しい。社会にインクルージョンの発想が欲しい。たまには真面目なことも考えるんだよ。
 
d13923dc.jpg8月23日
体調が万全でないなか、主人に誘われるままに、駒ヶ根まで行きました。千畳敷カールは別天地。空気がよく、涼し~い。主人はひとりで山まで登って行きました。とても充実した山歩きだったようです。わたしはわたしでぼんやり景色を眺めていましたが、不思議と飽きることはなかったです。さすがに身体にはこたえます。明日からが思いやられます。ここは自然治癒力に任せるしかないのかしら。あ゛~づ~い゛~。クーラーを入れても30℃を超える。わたしの風邪は治るのだろうか、しんどくて心配になってくる。わたしの場合、行楽に出かけても気分転換より疲労の蓄積のほうが大きい。
 
8月27日
‘願い’が発達につながると、全障研の学習会で学びました。わたしの願いとは何か。素直になること、勉強すること、自然に話すこと。とくにアスペは自分の言葉で語るのが苦手な特性を持っています。アスペという特性を持った宇宙人は、どのように発達するのでしょう。
 
8月30日
アルコホリズムは治らない。ただ回復はする。神様によってわたしの意志と生き方の方向を変えていただくことで、愛と奉仕に生きることによって、一日執行猶予されているのである。すっかり本の一文のような口調になってしまったが、アルコホリズムについて話をするときは、ついこうなってしまう。染み付いている。逃げるわけではなく、単純にアルコールが飲みたい時がある。そんな時、わたしはアルコホーリクなのだから、一度飲み始めると底無しに飲み続けてしまう。だから返り着くのはこれなのである。教会の礼拝に出席し、実家にも寄ってきました。相変わらず母の話はあまりわかりませんが、それでも顔が見れただけで、義務を果たした気がしました。どういうわけか母には反発とそれを何とかしなければという思いが両方あります。

 
9月8日
台風もこちらの地方からは離れていったようですね。今日は体に埋め込んだ機械の点検日でした。こんな天気だから患者は少ないだろうと踏んでいったのが大間違いでした。痛みを抱えている人は実に多いのです。変に同情してしまいました。機械の電気刺激だけではどうにもならない人が多いのです。
 
9月9日
AAの新しいメンバーが大鬱になっています。主治医には入院を勧められているようですが、本人はそれを拒んでいます。AA に馴染んできたので、ミーティングに出たいという気持ちがあるのでしょう。わたしは自殺防止の意味で、主治医のいうことがわかります。少なくとも3食付いて日課があるので。わたしも鬱の辛さが分かる。去年はわたしもそうでした。久しぶりにBさんのために祈りました。お任せするのが一番だと思います。
 
 加納さおり 

(うとろ港・タンチョウ)
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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