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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  その愛のゆえに
   =時々の記=
    (61)
 
2月17日
今朝も、まだ雪が残っていました。家の前の急な坂道は、日蔭なので、凍ったままです。
そこで、けさは鍬と箒で、凍りを削っては掃きの繰り返しをすること、およそ一時間、
汗が出てくるほどになりました。何とか車が降りられるのではないかという所までこぎつけました。雪国の方の大変さを思い知りました。
幼木や泰然として枇杷の花
車いす病室出でて日向ぼこ
明星の艶を帯ぶなり春隣       馬場路哉
きょうは、主人は、鈴鹿の母のところまでお見舞いに出かけました。ずいぶん弱っているので、このところ、週一回は行っています。家へ帰りたいというのですが、とても、家で介護できる状態でありません。申し訳ない気持ちでいっぱいですが、しかたありません。
主人の母の上にも、神様が共にいてくださるように、祈っています。
 
2月21日
二月号のジャーナルで、マカルピン先生が書かれてあった、婦人物語を読んで、そうだ、今、私は、病床におられる方を、お見舞いに行くことの少なさにはっと気づかされました。
マカルピン先生ご夫妻、ゴダート先生は、教会の礼拝をおえられてから、病院に向かわれたのをよく覚えています。
その、眼差し、微笑み、それは、神さまの愛そのものでした。きっと病床におられた方は、慰められたことでしょう。
寒風に鳥斜めに飛び行けり
職退きて割木作るや寒の内
江州の山より雪の飛び来る
北風や盆地をわたる千切れ雲
一木(いちぼく)の全体ピンク芽吹く前
雨ふりで雫も和む梅の花        馬場路哉
 
3月7日
今朝も、雪交じりの冷たい雨が降っています。
三月というのに、寒さが厳しい日が続いています。
健康ということの有難さをつい当たり前のように、考えてしまうことが多いのですが、我が家にとっては、健康(こころ、からだ)であることを、祈リつつ朝を迎えない日はありません。
トラクター肥料を飛ばす春田かな
鈴鹿峯(ね)に残雪ありて畑黒し
灌漑の池瑠璃をなす村の春
川堤忽然(こつぜん)として初音聞く     馬場路哉
 
3月12日d255dca7.jpg
今朝午前2時6分、母ツヤコが小山田病院にて、息をひきとりました。つい三日前まで、牛乳、おかゆを食べていたのですが、残念でした。子供たち三人にみとられて、静かに、息をひきとりました。葬儀は、生前から、家族葬ときめていましたので。子供たちとその孫。合わせて、十三人でします。
明日が、通夜明後日、告別式です。棺のなかに、母ツヤコが医学部で、懸命に努力した跡が残っている、あの大学ノートを入れてあげようと考えています。
最後まで、聴診器を動かしているように、右腕を動かし、声にならない声で、みなにはっきりわかるように、もうダメや・・・と。腎不全でした。
主人がしおれていますので、何か楽しくなることでも、考えてあげたいですが、駄目です。
 
3月15日
昨日、家族葬を終え、何もしていないのに、心の中が、空っぽになったようで、疲れが一気に出てきました。長村さんのジャーナルに母の記事(地域の人々と共に)を載せていただき、その時の資料がありましたので、兄弟、親族の方に見ていただき、みな、とても喜んでくれました。そして、葬儀の写真は、診療所で、患者さんの腕をささえて、丁寧に脈をとっている写真にしました。”先生ありがとう”と言ってくれました。
 
3月16日
山添村で、初めての家族葬ということで、多くの方から、批判を受けているようです。
でも、主人とわたしは、そのような批判を恐れていません。
質素な葬儀に村の方たちは、あきれているようです。でも、母ツヤコは、山添村の古いしきたりは、改善すべきだとよく口にしていましたから、きっとこの形を納得してくれていることでしょう。何をしても、批判はつきものですが、私たちは、やはり、目に見えるものにではなく、目に見えないものに、畏れをいだく者です。神様に目を向け生きます。
母が、この日本を、揺れ動かす大地震の起きた日に亡くなったことは、皆の記憶に残ることでしょう。
多くの犠牲者が続出しています。神様の憐みを祈ります。
 
馬場暁美
                  (上野緑ヶ丘教会員)
 
 
 
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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