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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  解説 ウエストミンスター信仰告白 (44)

   岡田  稔著

  (元神戸改革派神学校校長)

第21章 宗教的礼拝および安息日について・・1・・

1 万物に対して統治権と主権を持ち、善にして万物に善を行なわれる、それゆえに心をつくし思いをつくし力をつくして恐れ、愛し、ほめたたえ、呼ばわり、信頼し、仕えるのが当然である神が存在されることを、自然の光は示している(1)。しかし、このまことの神を礼拝する正しい方法は、神ご自身によって制定され、またご自身が啓示したみ心によって制限されているので、人間の想像や工夫、またはサタンの示唆にしたがって、何か可視的な表現によって、または聖書に規定されていない何か他の方法で、神を礼拝すべきでない(2)

  1 ロマ1:20、行伝17:24、詩119:68、エレミヤ10:7、詩31:23(24)、詩18:3(4)
    ロマ10:12、詩62:8(9)、ヨシュア24:14、マルコ12:33
  2 申命12:32(13:1)、マタイ15:9、行伝17:25、マタイ4:9,10、申命4:15-20
    出エジプト20:4-6、コロサイ2:23

一 20章二項で良心の自由に関してなされた告白は、主として宗教的礼拝の自由についてであった。その点から、本章で取り扱われている問題が展開していることは、自然の順序である。十戒の序言は神のイスラエルに対する所有権の主張であって、神の存在のみでなく、神の善性が神に対する、わたしたちの礼拝(宗教的態度と行為)を必然的ならしめると主張している。

神が主権者であっても、善であられないなら、礼拝はまったく変った態度を現わすであろう。自然的愛と信頼もっての奉仕という形をとるということは、神が主権者である、ということからだけで生じるのではなく、実に神が善でいまし、また、ひろく善を行われるお方であられるからである。

この神に対する正しい礼拝が、ローマ人への手紙12章1節で「・・・。あなたがたのからだを、神に喜ばれる、生きた、聖なる供え物としてささげなさい。それが、あなたがたのなすべき霊的礼拝である」と言われている霊的礼拝、ヨハネによる福音書4章24節で「神は霊であるから、礼拝する者も、霊とまこととをもって礼拝すべきである」と教えられたやり方は、ある宗教改革者たちの考えたように、アディアホラ(自由なこと)ではなく、十戒の第二、第三戒で規定されている通り、神の啓示(意志)、すなわち、聖書に示されていることで、人間が当然なさねばならないことである。

聖書は神の言葉として、礼拝の対象である神の善性を最も深く示すとともに、神の律法として、この礼拝の方法をも示すものである。これは、特に改革派教会の主張してきた点である。良心の主なる神の僕として、キリスト者は死の迫害にあおうとも、人間が発明した偶像礼拝に参加してはならない。それは律法であると同時に、良心の自由の問題である。

 

2 宗教的礼拝は、父・子・聖霊なる神に、そしてこの神のみに、なすべきである(1)。み使い・聖徒・または何か他の被造物に対してなすべきでない(2)。また堕落以来、仲保者なしに、あるいはキリスト以外のどのような者の仲保によっても礼拝すべきでない(3)

  1 マタイ4:10、ヨハネ5:23
コリント13:13(*)(**)
     *マタイ4:10をヨハネ5:23コリント13:13と比較
    **
コリント13:13は、欽定訳など英語聖書では、コリント13:14
  2 コロサイ2:18、黙示19:10、ロマ1:25
  3 ヨハネ14:6
テモテ2:5、エペソ2:18、コロサイ3:17
 

二 これは、十戒の第一戒と第二戒に定められたところと同じである。ただ、唯一神教が三一神の教理によって、一層内容づけられていることと、従って仲保者が明示されたことによって十戒がモーセ宗教の律法から、新約宗教のそれえと補足されたと言える。

すなわち、ここで言う「宗教的礼拝」は、明確に現在のキリスト教的礼拝のみが正しいものであることを告白するものである。同時に「み使い、聖徒」などの礼拝をも併用するローマ・カトリック教会、ギリシャ正教会などの礼拝も異教の礼拝とともに誤謬であることが宣言されている。

 

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