忍者ブログ
2023年7月号  №193 号 通巻877号
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 

  その愛のゆえに

   =時々の記=

    (129)

11月14日

昨夜からスーパームーンのお出ましを期待しながら空を眺めるのですが、一向に月が出てきません。それもそのはず、雨が降り出そうとしていたのですから。明日から三日間はよく晴れるという予報ですから、きっとスーパームーンを眺めることができるでしょう。期待しながら月夜を眺めています。
 一叢の萩の枝垂るる山家かな。
 弦の音の澄むに聞き入る暮れの秋。
 公園にリハビリ散歩薄紅葉。
 棕櫚(しゅろ)の葉丸く整ひ冬に入る。
 林泉や色変えぬ松眺めける。     馬場路哉
夕の散歩の帰りに大きなイチョウの葉がとてもきれいに黄色に色づいているのに気が付きました。最も美しく紅葉しているのは、何と‟うるしの葉っぱです。これからの厳しい冬に備えて自然界は着々と準備をしているのですね。
 11月22日

木の実落つ果たして大地土の上。
 藪の端いくつか懸るカラス瓜。
 一群の野菊明るし山の窪。
 柊の花ほんのりと園歩く。
 父の里億伊賀を恋ふ翁の忌。     馬場路哉
主人の三重大へ検査に行く折に父親の生まれた家の前を通ります。今はもう誰も住んでいないのですが、懐かしく思うようです。

11月28日

夕の散歩に出かけようとしましたら、郵便受けに「ジャーナル」が届けられてありました。「今月のことば」を読ませていただくと、救い主イエス様がお生まれになった良き日をお祝いすることの大切さを改めて思い返しました。心の扉を開いて、悔い改めて、イエス様の招きを受け入れる人生は、どのような境遇に出くわしても強い力となって私たちを支え導いてくださるのですね。明日は主人の三重大での定期検査です。家で待っていても、時間が経つのが長いので、一緒に行くことにしました。「ジャーナル」をバッグに入れて、検査の待っている間、神様に祈りつつ、穏やかな思いで過ごすことができたらと願っています。
 大阪の「美しい朝に」さんは、いくつもの病と闘っておられるのですね。いつも前向きに神様を仰いで歩んでおられるお姿にとても励まされます。
 今月号でも多くの方たちは励まされることでしょう。私も、狭い考え方から少しは幅のある思いに変えられることができました。クリスマス、おめでとうと心からのお祝いの言葉が発せられますようにと、祈るものです。

11月30日

ちょうど、11年前の12月を思い出しています。悪性筋肉腫と診断され、私たちにとってはクリスマスをお祝いする気持ちにはなれませんでした。それでも三重大学病院のホールには、あちこちにクリスマスツリーが飾られ、落ち込んでいる患者さんを励ますかのようにきらきら輝いていたのを思い出していました。今日も早々ともう病院の中はクリスマス一色です。小さなお子さんが入院されるのでしょうか。たくさんの荷物を持って泣いている子供をあやしながら急ぎ足で病棟へと行かれました。主人の 診察の番まで昨日お届けいただいた「ジャーナル」を読んでいますと、お隣りに座っておられる患者さんが私に話しかけてきます。“何を読んでいるのかとたずねられるので、“キリスト教の冊子です”と答えました。すると、“奥さんそんな悪い病気には見えんが、どうしたんや”と言われるので、“主人なのです”と答えました。一般の方にとっては宗教に頼るのは、“溺れる者藁をもつかむの時なのでしょうか。
 キリスト者にとっては悪いときもよいときも神様にお祈りしながら、詩編にもあるように「たとえ死の陰の谷を歩くことがあっても私は恐れません。あなたが私とともにおられますから。」と神様に対して、真に絶対的な信頼と、祈りとを持って試練を乗り越えてきています。
 診察室に入りますと11年、お世話になった先生が突然、私は12月1日付で、福井大学病院へ転勤です。馬場さんはここまで本当に体調が良かったのすからもう大丈夫ですよ、との励ましを言っていただくと、主人も私も、苦しいときのも、辛いときにも、先生の大丈夫、何とかなります、のお言葉に支えられてきたことに、もう胸がいっぱいになりました。主人は先生と固く握手をして、先生もどうぞ気を付けて頑張ってください、と申しますと、さすがに先生は、馬場さんこそ!これからもこの調子で気を付けてくださいね、私は度々は三重大に戻りませんが、後輩の医師にあなたのことは頼んでありますから、と最後に、リハビリは大切ですよ、といってお別れをしてきました。
 医師と患者という関係を超えて、良い先生に巡り合ったことに心から感謝して帰路につきました。

12月4日

一日、温かく過ごしやすい日和でした。明日からまた平年並みの寒さになるといわれています。入院されていた93歳の方が亡くなられ、家族だけで見送ったことが礼拝後に伝えられました。今は、家族だけでの葬儀がとても多くなっているとのことです。イエス様の御許へ引き上げられるのですから、家族で静かにみ守られての最期は本人にとっても家族にとってもとても大事なひと時になると感じます。
 棕櫚の葉の整ひにけり冬初め。
 芭蕉忌や峠越えなば伊賀近し。
 母と子の園に木の実を拾ひをり。
 初時雨庭を濡らして上りけり。
 奈良の秋リュック背負へる旅の人。   馬場路哉
 12月14日

やはり、十二月も半ばを迎えますと、寒さが一段と厳しくなっていきました。
昨日は、氷がバケツの水に薄く張っていました。明日は雪が降るというのです。
日ごとに、着ぶくれが激しくなり、動作が思うようにいきません。寒さ対策として、薄いものを重ね着するとよいと言われていますが、私はとても寒がり屋なので、びっくりするほどの重ね着です。着脱に時間がかかりますので、朝はとても焦ります。朝起きて、身支度を整えるのにも10分はかかってしまうのです。
犬たちが“いつまで待たせるんだよとせがんできます。5時30分。ようやく犬たちとの朝の散歩に出かけます。あたりは、まだ真っ暗です。犬も年を取ってきているので、私よりも先に進もうとはいたしません。
 猪がガサガサ物音を立てると、じっとして待っているのです。最近は狸の親子連れ、鹿の親子連れにも出会います。こちらが何もしないでいると、山に向かって行きます。お互いに礼を尽くすことが大切なようです。動物の世界でもこのようにとても命を大切にしているのですから。人間も見習う必要がありますね。
   馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ブログ内検索
カウンター
★ごあんない★
毎月第一日更新
お便り・ご感想はこちらへ
お便り・ご感想くださる方は下記のメールフォームか住所へお願いいたします。お便りは「つのぶえジャーナル」の管理人のみ閲覧になっています。*印は必須です。入力ください。
〒465-0065 名古屋市名東区梅森坂4-101-22-207
緑を大切に!
お気持ち一つで!
守ろう自然、育てよう支援の輪を!
書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

b997b4d0.jpg
 









「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
 a0528a6b.jpg









「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

0eb70a0b.jpg








さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

Copyright © [   つのぶえジャーナル ] All rights reserved.
Special Template : シンプルなブログテンプレートなら - Design up blog
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]