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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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聖霊とその働き   

           エドウィン・H・パーマー著      

鈴木英昭訳

        (元日本キリスト改革派名古屋教会牧師)

 

第1章   聖霊と三位一体

 

Ⅳ 聖霊は父と子から出る***1***

 

 三位一体の三つの位格のうちにも、はっきりした関係と秩序がある。三つの位格がともに同じ神であるからと言って、まったく同じであると考えてはならない。それぞれが固有の性質と相互の関係を持っているからである。例えば、第一位格と第二位格の間には、父と子との関係がある。永遠から父は子を生んだのであって、聖霊が子を生んだのではなかった。

 同じように、聖霊と他の位格との間にも、不変の関係がある。すなわち、聖霊は父と子から永遠の昔に出るから、という関係である。神の御霊が出るとはどういう意味か。これを説明することは難しい。聖書が説明なしにその用語を使っているので、私たちはそれを繰り返して用いるだけである。しかし大切なことは、キリストのように、聖霊が父から生まれたとも、キリストから生まれたとも、聖書は語っていないことである。そうでなければ、教会教父たちがほのめかしたように、聖霊はキリストの兄弟か父の孫になっていたかもしれない。

 しかし、聖書は注意深くこの「生まれた」という用語を聖霊に用いなかった。アタナシウス信条が正しく記しているように、彼は「作られることも創造されることも、生まれることもなく、出ている」のである。この「出る」という言葉はヨハネ福音書15章26節で、イエスによって用いられている。「わたしが父からあなたがたにつかわそうとしている助け主、父から「出る」真理の御霊が来る時、彼はわたしについて証しするであろう」。

 御霊という名は、三位一体の三つの位格の関係について、もう一つのヒントを与える。「父」はその名によって、子との関係を表し、「子」は父との関係を表現しているように、「御霊」という名も他の二つの位格との関係を表明している。つまり、彼は「息を吹き込まれる」者ということであり、これが「御霊」という名の本来の意味である。

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書籍紹介
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 社会意思決定

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 共著者・編者
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電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
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東京大学大学院学際情報学府博士課程
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発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
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本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
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「つのぶえ社出版の本の紹介」
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