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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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バラ・マカルピン 日本伝道百年史

       水垣 清著

 (元中津川教会牧師・元「キリストへの時間」ラジオ説教者)

 

24  再び焦土の日本へ・・・2・・・

 

1946年11月10日、マカルピン氏の母堂、ミセス・アンナ・バラ・マカルピンさんは、82歳で逝去された。そして北カロライナ州のウインストンセーラムに葬られた。

1947年(昭和22)1月4日、愛する母を亡って間もなく、JA・マカルピン氏は廃墟の混乱と窮乏のドン底に喘ぐ東京に着いた。1月14日、神戸でWA・マキルエン博士と提携してミッション事業を検討することになった。1月30日には、世界伝道局書記長のダービー・フルトン博士と同議長WM・エリオット博士が、今後の日本伝道の協議のために派遣された。

マキルエン氏とマカルピン氏は、空襲で跡形もなくなった神戸市葺合区熊内町1丁目の中央神学校庭に焼け残った小住宅を仮住まいに、ここを根城に旧南長老教会ミッションの元伝道地を調査することになった。且つてミッションと協力した教職との連絡もできて、4月には熊内町の小旧宅で懇談の会合を持ち、ミッションの伝道再開についての協議がなされた。

そして8月、マカルピン氏は日本伝道再開のために家族を日本に移すため、またミッションの必要品を運ぶためアメリカに帰り、10月には敵製財産として日本政府に管理されていた土地建物も返還されて、神戸・熊内の小住宅に居住してミッション事業が始まった。

マカルピン夫妻は、この小住宅を開放して集会を開いて礼拝を守った。LW・モーア宣教師も軍籍を離れて高松に赴任し伝道を開始することになった。そして、その年12月30日から1948年1月1日にかけて、日本における戦後初めてのミッション会議(第55回)が、12名の宣教師の出席によって開かれ、マカルピン氏が議長として議事に当たった。そして、

神戸地区(本 部)  WA・マキルエン宣教師夫妻

四国地区(丸 亀)  LW・モーア宣教師夫妻

金城学院(名古屋)  ミセス・スマイス宣教師

愛岐地区(岐 阜)  JA・マカルピン宣教師夫妻

と担当が決まった。

(写真 岐阜県大井国立療養所聖書研究会 3人目マカルピン師、左隣り筆者・1950年)

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書籍紹介
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 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
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東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
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電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
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東京大学大学院学際情報学府博士課程
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SBN4-264-01910-9 COO16
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本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
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