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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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「契約の継承」(57)
第8章 村人と村の生活
 神の契約にそって生き、教える(2)
村人と村の生活
 
 神が私たちに対して持っておられる契約関係は、私たちの相互の関係に反映されるべきです神は御言葉において、このことを語っておられ、それがどのようなものか、イエスの人格にいて私たちに示されました。示すことと語ることは、人を教えるための強力な方法です。
 私たちはみな、常に信じていることを見せたり話したりします。 時には、私たちは聖書真理を語ったり、示したりします。時々、私たちは聖書の真実を語り、行為では真理でないとを示すことがあります。もし、私たちが何も言わず、何も示さないことを考えるなら、そ黙っていること、受け身の態度が、私たちの表すメッセージです。
 契約の村では、その村のみんなが、教師であり、みんなが生徒であるという考えがありますもちろん、その教師と生徒の関係は、公式的な教育の場ではもっと親密でより計画的ですが次に述べる原理はすべてに当てはまります。それらは、私たちが信じていることを示したり語ったりするとき、これらの原理は家庭でも教会でもあてはまるものです。
 
 
教師というもの(1) 
 
 イエスは言われました。「弟子は師以上には出られません。しかし十分訓練を受けた者はな、自分の師ぐらいにはなるのです。」(ルカ6・40)。このみ言葉について、興味深い1のことは、イエスがこれが良いとか、悪いとか、と言っておられないということです。ただのようになります。あるところまでは生徒は彼らの師のようになれるでしょう。
 ヤコブがこう語るのも不思議ではありません。「私の兄弟たち。多くの者が教師になっていけません。ご承知のように、私たち教師は、格別きびしいさばきを受けるのです。」(ヤコブ3・1)
 パウロは、彼が大胆にこう語るとき、私たちがこの呼びかけから後退して行かないよう励しています。「私がキリストを見ならっているように、あなたがたも私を見ならってください。(Ⅰコリント11・1)
 イエスは次のように言われるとき、私たちに注意を与え、注意を喚起しておられます。すわち、「戒めのうち最も小さいものの一つでも、これを破ったり、また破るように人に教えりする者は、天の御大な者と呼ばれます。」(マタイ5・19)。
9b6c665c.jpg キリストの栄誉と契約にあずかっている人たちは、彼の命令を実践し、教えることによって他の人々と情熱を分かち合わずにはおられません。ある人は、非公式な立場で、養育の関係中でこれをします。公的な状況でそれをする人もいます。彼らはそうせずにはおられません彼らの心は燃えていて、イエスが生きておられることを他の人に伝え、また彼らの生き方でします。
 私たちがもっと有能な教師たちになれるための道を探っていくにつれて、この議論が方法よりも、原理的なものに関係することに気づいて欲しいと思います。そのため、それはあらる年代に、またあらゆる人間関係に当てはめることができます。私たちの成人した子どもたち孫たち、私の教会学校のクラスの生徒たち、教会で私がふれあう子どもたちや大人たちにもてはまります。
 第一に私たちは「わたしの生徒たちに対してわたしの目指すゴールは何か」を問わなけれなりません。その答えをパウロは示しています。「私たちは、このキリストを宣べ伝え、知を尽くして、あらゆる人を戒め、あらゆる人を教えています。それは、すべての人を、キリストにある成人として立たせるためです。このために、私もまた、自分のうちに力強く働くキストの力によって、労苦しながら奮闘しています」(コロサイ1・28~29)。
 即座に私たちは、とてつもなく大きな時間と感情のエネルギーを投入する現実に直面します「労苦」と訳された言葉はギリシャ語のコピアノという言葉で、その意味は、労苦するとか疲れるという意味です。「尽くして」と訳されている言葉はギリシャ語のテレイオスという葉で、目的地に着いたとか、完全であるとか、成熟したという意味です。私たちはキリストある成熟さより低いものに、決して良しととしてはなりません。そういうことでは、生徒たが天で栄光を受けるまでは、最後の完成に達してはいないのですから、私たちが最後まで教通したことにならないのです。それが究極のゴールです。つまり、『よくやった。良い忠実しもべだ。……主人の喜びをともに喜んでくれ。』(マタイ15・23)とキリストがいうこができる私たちの天の父に生徒を見せることです。
 第二に、私たちは内容・文脈という原理について、絶えず注意しなければなりません。聖的な真理は愛の文脈の中で教えられるべきです。パウロは若いテモテにこのことを強調しまた。「御言葉を伝えよ」(Ⅱテモテ4・2)という命令のすぐ前で、パウロはテモテに、彼が教えられたかということと、誰が彼に教えたかということを思い起こさせました。アレンカーリー博士は、パウロがテモテに教えた言葉や、彼の教師たちについて、彼に思い起こさたのだと言っています。
 
  けれどもあなたは、学んで確信したところにとどまっていなさい。あなた
  は自分が、どの人たちからそれを学んだかを知っており、また、幼いころ
     から聖書に親しんで来たことを知っているからです。聖書はあなたに知恵
  を与えてキリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることがで
     きるのです。聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と
  義の訓練とのために有益です。それは、神の人が、すべての良い働きのた
     めにふさわしい十分に整えられた者となるためです。
                                  (Ⅱテモテ3・14~17)
 
 テモテは契約の子でした。彼の教師たちは、彼の祖母ルイスと、母ユニケ、そしてパウロ身でした。これら三人がテモテに自分たち自身を投資しました。テモテは幼少から信仰の言を教えられてきました。彼は、信頼と服従を学ぶ過程をたどって来ました。彼は自分自身が何を教えられてきたか確信を抱くようになりました。彼が今や、自分で教える働きをはじめるとになったので、パウロは内容・文脈の両方を彼に思い起こさせます。彼に聖書の権威と教た人たちの信頼性の高さとを思い起こさせます。パウロはテモテや、そして私たちにも聖書生ける神の言葉であるからこそ、その神の言葉に従う責任があることを教えます。教師たち従順や不従順に関係なく、御言葉が私たちの権威であるため、それに従わなければなりませんそれが私たちの信仰と実生活のルールです。しかし、テモテには、彼の前に生きて彼を教え人たちを思い出すことができるという大きな強みを持っていました。そのためパウロはテモに他の弟子たちがする以上のことをするように求めました。
 
  神の御前で、また、生きている人と死んだ人とをさばかれるキリスト・イ
     エスの御前で、その現われとその御国を思って、私はおごそかに命じます。
     みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。
     寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。
                                         (Ⅱテモテ4・1~2) 
スーザン・ハント著
WIC委員会訳
 
 
 
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

b997b4d0.jpg
 









「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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