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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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「契約の継承」(58)
第8章 村人と村の生活
 神の契約にそって生き、教える(3)7b479cc2.jpg
村人と村の生活
 
教師というもの(2) 
 
 教師というのは、数学を嫌うこともできるし、彼の生徒たちを嫌うこともできます。それいて、彼らに数学を教えることができます。私は「生ける者と死ねる者とを裁かれる神とキストのみ前で、彼の出現とみ国とを思って」、非人格的で無関心な態度で神のみ言葉を教えることは決してできません。聖書を教えるということは、神のみ霊が私たちに教えていること分かち合い、私たち自身の生活に当てはめることです。それはきわめて個人的なものです。
 第三にテモテへ当てた手紙の全体に散りばめられていることですが、パウロは信仰深い教の特性をあげています。私たちの生活の中でこうした品性をますます積み上げるように私たちは祈りをあつくして神に求めなければなりません。
 教師の特性① 生きた信仰「私はあなたの純粋な信仰を思い起こしています。そのような仰は、最初あなたの祖母ロイスと、あなたの母ユニケのうちに宿ったものですが、それがあなたのうちにも宿っていることを、私は確信しています。」(Ⅱテモテ1・5)
 教師の特性② み言葉の勤勉な生徒であること。「あなたは熟練した者、すなわち、真理みことばをまっすぐに説き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神にささげるよう努め励みなさい。」(Ⅱテモテ2・15)
 教師の特性③ 信仰深いことの模範。「かえって、ことばにも、態度にも、愛にも、信仰にも、純潔にも信者の模範になりなさい。…聖書の朗読と勧めと教えとに専念しなさい。…老たちによる按手を受けたとき、預言によって与えられた、あなたのうちにある聖霊の賜物軽んじてはいけません。これらの務めに心を砕き、しっかりやりなさい。そうすれば、あなたの進歩はすべての人に明らかになるでしょう。自分自身にも、教える事にも、よく気をつけなさい。あくまでそれを続けなさい。そうすれば、自分自身をも、またあなたの教えを聞く人たちをも救うことになります。」(Ⅰテモテ4・12~16)
 教師の特性④ 感謝している奉仕者の精神。「私は、私を強くしてくださる私たちの主キスト・イエスに感謝をささげています。なぜなら、キリストは、私をこの務めに任命して、を忠実な者と認めてくださったからです。」  (Ⅰテモテ1・12)
 教師の特性⑤ 常に自分自身の罪深さと神の憐れみを知っていること。「私は以前は、神をけがす者、迫害する者、暴力をふるう者でした。それでも、信じていないときに知らないでしたことなので、あわれみを受けたのです。私たちの主のこの恵みは、キリスト・イエスにある信仰と愛とともに、ますます満ちあふれるようになりました。「キリスト・イエスは、罪人救うためにこの世に来られた。」ということばは、まことであり、そのまま受け入れるに値うるものです。私はその罪人のかしらです。(Ⅰテモテ1・13~15)
 教師の特性⑥ 弟子を育てること。「多くの証人の前で私から聞いたことを、他の人にもえる力のある忠実な人たちにゆだねなさい。」(Ⅱテモテ2・2) 
 教師の特性⑦ 一致をつくりあげる人。「それで、あなたは、若い時の情欲を避け、きよい心で主を呼び求める人たちとともに、義と信仰と愛と平和を追い求めなさい。愚かで、無知思弁を避けなさい。それが争いのもとであることは、あなたが知っているとおりです。主のしもべが争ってはいけません。むしろ、すべての人に優しくし、よく教え、よく忍び、反対す人たちを柔和な心で訓戒しなさい。もしかすると、神は彼らに悔い改めの心を与えて真理をさとらせてくださるでしょう。それで悪魔に捕えられて思うままにされている人々でも、目ざめてそのわなをのがれることもあるでしょう。」(Ⅱテモテ2・22~26)
 教師の特性⑧ 伝道への心。「しかし、あなたは、どのようなばあいにも慎み、困難に耐え伝道者として働き、自分の務めを十分に果たしなさい。」(Ⅱテモテ4・5)
 パウロとテモテは「十分訓練を受けた者はみな、自分の師ぐらいにはなるのです。」(ルカ・40)という積極的な例を示しています。テモテはパウロとよく似ています。その教師と弟子の関係はおそろしいものです。他の人々へ与える私たちの感化はこわいものです。それはまた素晴らしいものでもあります。「思慮深い人々は大空の輝きのように輝き、多くの者を義とした者は、世々限りなく、星のようになる。」(ダニエル12・3)
 弟子に対するパウロの強い献身の証しは、彼がイエスを手本として従ったために、パウロ模範に続くよう私たちを駆り立てます。「…それどころか、あなたがたの間で、母がその子どもたちを養い育てるように、優しくふるまいました。このようにあなたがたを思う心から、ただ神の福音だけではなく、私たち自身のいのちまでも、喜んであなたがたに与えたいと思ったのです。なぜなら、あなたがたは私たちの愛する者となったからです。」(Ⅰテサロニケ・7~8)
   わたしは、わたし自身の心から湧き上がる抗議を聞くので、あなた方のうめきも聞いていくことができます。:私はおそらくこのことができません。私たちの救い主はそのことをご存じで、キリストはそのために備えをしてくださいました。明らかに、パウロはテモテが同じような頼りなさを持っているということを知っていました。というのは、彼がテモテに挑戦をもとめたとき、備えがあることに、彼の注意を向けさせたからです。「そして、あなたにゆだねられた良いものを、私たちのうちに宿る聖霊によって、守りなさい。」(Ⅱテモテ1・14)
 私たちの導き手であり、教師であるのは聖霊です(ヨハネ14・15~26)。聖霊は私たちが自分で生み出すことのできないものを私たちに生み出してくださいます。「…御霊の実は愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。」(ガラテヤ5・22~23)。私たちの生徒たちが真理を信じることができるようにされるみ霊は、また私たちにも信じ、生き、真実を語ることができるようにして下さいます。
 
スーザン・ハント著
WIC委員会訳
 
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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